2015/07/09Vol.288
野村不動産アーバンネット実勢調査による2015.7.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向
当社が3ヶ月ごとに実施している「住宅地価格調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。
本報告は、「野村の仲介+」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。
調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。
中古マンション・住宅地価格ともに9四半期連続でプラス、エリア別平均は全エリアでプラスに(四半期ごとの比較)
4-6月期の「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均では0.5%(前回0.5%)
四半期比較で「値上がり」を示した地点が27.8%(前回25.2%)、「横ばい」が69.5%(前回74.2%)、「値下がり」が2.6%(前回0.7%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少しています。エリア別の平均変動率では2四半期連続で全エリアがプラスとなりました。
4-6月期の「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で0.8%(前回1.0%)
四半期比較で「値上がり」を示した地点が31.7%(前回36.2%)、「横ばい」が63.0%(前回61.5%)、「値下がり」が5.2%(前回2.3%)となり、横ばい地点と値下がり地点が増加し、値上がり地点が減少しています。エリア別の平均変動率では全エリアでプラスとなりました。
年間ベースの変動率は7四半期連続でプラス、増加率は2014年1月以降で最大
年間ベースの「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均で2.4%(前回2.2%)
1年前との比較では、「値上がり」を示した地点が59.6%(前回56.3%)、「横ばい」が32.5%(前回36.4%)、「値下がり」が7.9%(前回7.3%)となり、値上がり地点と値下がり地点が増加し、横ばい地点が減少しました。エリア別の平均変動率では千葉を除いてプラスとなりました。
年間ベースの「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で2.9%(前回2.2%)
1年前との比較では、「値上がり」を示した地点が57.4%(前回55.0%)、「横ばい」が29.6%(前回28.0%)、「値下がり」が13.0%(前回17.0%)となり、値上がり地点と横ばい地点が増加し、値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率は全てのエリアでプラスとなりました。
企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課
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