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#住宅購入

2023.10.16

各地で大規模開発が進行し、注目が集まる千葉県の未来

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再開発で魅力が高まる千葉県に集まる注目

東京都に隣接する千葉県では早くから開発が進み、「津田沼」駅や「船橋」駅、「千葉」駅周辺などは首都圏有数のショッピングタウンとして発展してきた。近年は円熟した街でも、更なる再開発が進められ、街の魅力がさらに増している。

東京国税局が発表した2023(令和5)年1月1日現在の路線価によると、千葉県内の標準宅地では前年に比べ2.4%上昇。上昇は10年連続となっており、その幅も2022(令和4)年の0.8%より大きくなっている。

更なる進化を遂げている「千葉」駅西口前の様子

特に、津田沼や船橋、「千葉」駅近辺などの、既に商業施設が集積しながら、新たな再開発が進む地域での伸びが大きくなっている。また、千葉県内の上昇幅は首都圏では東京都の3.2%に次ぐ高さとなっている。これは千葉県の持つポテンシャルに対する注目の表れと言えるだろう。

船橋市では新たなスポーツ、エンターテインメント空間が誕生

船橋市内でも複数の再開発、大規模開発が進められている。JR京葉線の「南船橋」駅前は約440店舗が集まる日本最大級の大規模ショッピングモール「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」が整備されるなど、船橋市の南の拠点として発展した。

現在も「南船橋」駅前では「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」の工事が進められている。収容1万人規模の大型多目的アリーナで、プロバスケットボールの「千葉ジェッツふなばし」のホームアリーナとして利用するほか、コンサートやスポーツなどさまざまなイベントに対応可能な施設となる。2024(令和6)年春予定のオープン後は、東京ベイエリアに新たなスポーツ、エンターテインメント空間が誕生する。

「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」外観 CG

「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」の隣接地では「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」が2023(令和5)年11月に誕生する。ここにはスーパーマーケットをはじめ、グルメ店やクリニックモールなど生活利便性の高い36店舗が入り、「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY」と併せて、幅広い買い物を楽しめるようになる。

(仮称)ふなばしメディカルタウン 整備イメージ

また、船橋市の中央からやや南、東葉高速鉄道の「東海神」駅から「飯山満」駅間では2026(令和8)年に新しい駅が開業する見込みだ。新駅周辺では土地区画整理事業も行われている。ここでは「ふなばしメディカルタウン構想」として、移転する「船橋市立医療センター」を中心に、クリニックモールやスポーツジムなど医療や健康に関係する施設を整備するまちづくり構想もある。「船橋市立医療センター」の移転は2027(令和9)年度の予定となっている。

更なる進化を遂げた「千葉」駅東口・西口

「千葉」駅周辺は「千葉県庁」や「千葉市役所」があり、千葉市のみならず千葉県の行政の中心地だ。その入口に「千葉」駅がある。「千葉」駅ではJR駅の橋上化や駅ビルの建て替えが行われ、2017(平成29)年に駅ビル「ペリエ千葉」がオープンするなど、その姿を大きく変えてきた。2020(令和2)年には「千葉」駅西口の再開発で、ショッピング施設と「三愛記念病院」、「新千葉公園」などで構成された「ウェストゲート千葉」が誕生。併せて「千葉」駅とペデストリアンデッキで結ばれ、周辺エリアからのアクセス性も向上している。

約1万3000m2の売り場面積を誇るビックカメラが入る「マインズ千葉」

「千葉駅東口地区第一種市街地再開発事業」では、「千葉」駅東口のバスロータリーに面して大規模な再開発事業が行われ、2022(令和4)年の11月には、9階建て複合施設「マインズ千葉」が誕生した。

また、「千葉」駅の西口と南口の間、旧「JR東日本千葉支社」跡地でも、千葉市の玄関口にふさわしい駅前空間の創出を目指した整備が検討されており、今後はさらなる発展も見込まれている。

新駅開発で沸く海浜幕張エリアでは新たな市立病院やシニアレジデンスも

JR京葉線の「海浜幕張」駅周辺は1970年代から幕張新都心として開発が進められ、「幕張メッセ」、「ZOZOマリンスタジアム」などイベントやレジャーの拠点としても注目を集めている。2013(平成25)年に約350店舗が集まる大規模ショッピングモール「イオンモール幕張新都心」がオープンし、ショッピングタウンとして進化。

「イオンモール幕張新都心」へアクセスしやすい「幕張豊砂」駅

この「イオンモール幕張新都心」の北東を通過していたJR京葉線には2023(令和5)年に千葉県内のJRの駅としては25年ぶりとなる新駅「幕張豊砂」駅が開設された。これにより、「イオンモール幕張新都心」などへのアクセス性が大幅に向上している。

さらに幕張新都心の一角、「千葉県立幕張総合高等学校」の東では、現在の「千葉市立海浜病院」の役割を受け継ぐ千葉市立の新病院が2026(令和8)年春に開院する予定になっている。新病院は地上5階の建物となり、349床の病床を設ける計画だ。

新病院に隣接した「幕張ベイパーク」の一角では首都圏最大級の高級シニアレジデンス「パークウェルステイト幕張計画」の建設が進む。ここは617戸と首都圏最大級を誇るシニアレジデンスで、建物内にはクリニックや介護保険事務所が設置され、看護スタッフが24時間常駐するなど、シニアでも安心して暮らせる施設になる。さまざまな世代が暮らす幕張新都心ではさらなる利便性と安心できる環境が整いつつある。

公・民・学の連携で魅力あふれる街を目指す柏の葉キャンパスエリア

柏市は千葉県北西部の拠点都市だ。その柏市西部には2005(平成17)年につくばエクスプレスが開通し、「柏の葉キャンパス」駅と「柏たなか」駅の2駅が設けられた。これら各駅周辺では大規模な開発が進められ、数多くの住宅も誕生している。

とくに「柏の葉キャンパス」駅周辺では「MOVIX柏の葉」を併設する大規模ショッピングモール「ららぽーと柏の葉」をはじめ、ホテルなども続々オープンし、柏市の西の拠点に進化した。2017(平成29)年には「KASHIWANOHA T-SITE」、2018(平成30)年に「柏の葉かけだし横丁」が開業を迎え、その魅力はさらに増している。

柏の葉キャンパスエリアには、豊かな自然が広がる「千葉県立柏の葉公園」もある

「柏の葉キャンパス」駅周辺では「柏の葉スマートシティ」として、『環境共生都市』『新産業創造都市』『健康長寿都市』の3つのテーマを掲げ、公・民・学が連携して街づくりを展開していることも特徴だ。「柏の葉スマートシティ」の中心機能を集約した施設「柏の葉ゲートスクエア」には、創造的なビジネスへと発展を促す交流空間「KOIL」、地域住民の健康サポートを行う「街のすこやかステーション」、街づくりの拠点「柏の葉アーバンデザインセンター」などが設けられている。

また、「柏の葉キャンパス」駅周辺では道路整備も進められている。2018(平成30)年3月には、「柏の葉キャンパス」駅東口と国道16号線を結ぶ「高田若柴線」の4車線化工事が完了、2018(平成20)年7月には、その北側に続く「船戸若柴線」も開通し、「柏たなか」駅方面から「柏の葉キャンパス」駅へのアクセスがスムーズになった。

現在「秋葉原」駅が起点となっているつくばエクスプレスでは、「東京」駅への延伸計画が検討されている。つくばエクスプレス延伸と東京都心部と臨海部を結ぶ地下鉄を一体的に整備し、相互に直通する構想もあり、実現すれば「柏の葉キャンパス」駅から東京ビッグサイト方面へダイレクトアクセス可能になるなど、大幅な利便性向上が実現する。

各地で再開発や大規模開発が進行中の千葉県。その発展に期待が集まっている。

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