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#住宅購入

2018.11.19

マンション購入後の満足&がっかりポイント体験談

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マンションを購入し、住み始めてから予想外に思うことは少なくありません。周辺環境や駐車場、間取りなど、購入前にはわからなかったがっかりした点や、想定外にうれしかったポイントはどんなことでしょうか。

マンション購入後の「予想外」について、印象的な体験談を項目別にまとめました。物件選びの参考にしていただければと思います。

【周辺環境】異なる時間帯でチェック、将来の変化も見越す

×〔がっかり〕小中学校
「子供が当時小学生だったので気にしていなかったのですが、後から中学校がすごく遠いことに気づきました。通うのが大変です」(小中学生の子育てファミリー)

○〔満足〕児童公園
「子供がまだ赤ちゃんだったので、そばに公園があることをあまり意識していませんでしたが、成長してみると、近くに遊ばせられる場所があるありがたみを実感しています」(就学前の子育てファミリー)

×〔がっかり〕アクセス道路
「昼間の環境だけを見て買ったのですが、住み始めてから、夜は道に街灯もほとんどなく暗くて怖い......。長くは住めません」(単身女性)

○〔満足〕買い物施設
「マンションの1階に深夜まで営業しているスーパーがあって、とっても便利。雨の日も濡れません」(熟年夫婦)

→アドバイス
5年先、10年先の暮らし方も見越してチェックしましょう。気に入った物件は、昼と夜、平日と週末など、時間帯と曜日を変えて複数回、現地を見ることをお勧めします。

【共用施設・共用部分】見逃しがちな使い勝手と規約は要チェック

×〔がっかり〕駐車場
「総戸数500戸以上のマンションなので、朝の通勤時間帯は30分以上待たないと出庫できません」

○〔満足〕自転車置き場(駐輪場)
「自転車を、私と子供用で2台持っていましたが、今のマンションは電動自転車をシェアできるレンタサイクル・サービスがついていて便利。1台は手放しました」

×〔がっかり〕玄関ポーチ
「広めの玄関ポーチに私物を置いていたら、管理組合から注意されました。『共用部分なのでモノを置くのは禁止』と管理規約に書いてあったんですね・・・」

○〔満足〕バリアフリー
「うちは車イスを使う高齢者はいないのでバリアフリーは関係ないと思っていました。でも、ベビーカーを引いての買い物帰りも段差がなくて大助かりです」

→アドバイス
営業担当者に希望条件を伝えるときに、マイカーのサイズや自転車の所有台数を伝えておきましょう。マンション自体は気に入っても大型外車を停められる平置き式駐車場がなくて購入を見送ったというケース、サイズが合わないことを知らずに購入して裁判になったケースもあります。

また、共用部分や施設の使い方・禁止事項などは、マンションの管理規約や使用細則に載っています。事前にチェックすることが大切です。

【管理】管理費・修繕積立金の「変化」も確認

×〔がっかり〕修繕積立金
「買って1年後に管理費が値上げされて、2年後には外壁改修のため、修繕積立金の一時金を何十万円も納めろなんて・・・。そんなの、聞いてないよ!」

○〔満足〕電気代
「管理組合の理事がコスト節約に熱心で、電力の契約を『高圧一括受電方式』に換えたことで電気代が安くなりました!」

→アドバイス
管理組合の活動や修繕計画は、理事長や管理会社が保管している管理組合総会議事録や修繕履歴を閲覧すれば確認できます。築十数年以上のマンションで、大規模修繕が一度も行われていない場合、修繕積立金の見直しがある可能性が高いでしょう。

所有者の意識が高いマンションでは管理組合の活動が活発で、管理費・修繕積立金の負担が少しでも軽くなる努力をしています。こうしたマンションを選ぶと、資産価値を守ることにつながります。

【間取り】家具や家電のサイズ・暮らし方をイメージする

×〔がっかり〕部屋の広さ
「当時中学1年のお姉ちゃんに6畳の部屋を与え、小学4年の弟は4.5畳の部屋にしたら、3~4年で身長が逆転。弟の方から『部屋が狭い』と文句を言われて困ります」

○〔満足〕洗面所
「うちは共働きの夫婦2人住まい。洗面化粧台が2ボウル・タイプなのは、ぜいたくかなと思っていましたが、出勤前の身支度の時間が重なっても快適で大正解でした!」

×〔がっかり〕部屋のカタチ
「台形のリビングルームと広い斜めのガラス窓が、明るいし奥行があって面白いと思ったのですが、実際に家具を置こうと思ったらうまく収まらなくて、無駄なスペースができる。広すぎる窓も、夏は暑いし、カーテンは特注で高くつきました」

○〔満足〕アンテナ端子
「今のマンションは、アンテナ端子がリビングとキッチン、主寝室にも1ヵ所ずつ適度な場所についているので、使い勝手がいいですね」

×〔がっかり〕リフォーム
「中古マンションを買って、リノベーションのプランを練っていたら、コンクリートで取り外せない壁があるのを知って愕然。キッチンの配管の場所にも制限があるらしくて・・・」

→アドバイス
間取りを選ぶ時には、手持ちの家具や家電のサイズを踏まえ、実際の生活をイメージしながらチェックしましょう。

また、建物の構造によってはリフォームの内容に制限があります。間取り変更など大がかりなリノベーションができるかどうかは、管理室などにある青図(あおず。建築時の設計図面のことで、青図面ともいいます)を確認するとわかるため、営業担当者に頼んで確認するといいでしょう。

【設備・仕様】故障がないか、修理の負担はどうなるかも要チェック

×〔がっかり〕電気容量
「いずれIHクッキングヒーターに変えようと計画していたんですけど、200Vに対応してないから無理だと言われてしまってがっかりです」

○×〔満足〕〔がっかり〕(賛否が分かれる)床暖房
〔満足派〕「床暖房は欠かせないですね。ガス式で、床暖房と高効率給湯器の契約で料金が割引になるので、光熱費の負担もそれほど気になりません」

〔がっかり派〕「うちはオール電化なんですけど、古いタイプなのか、けっこう電気代がかかるので、妻から"床暖房は、もったいないから使わないで"と言われています」

×〔がっかり〕設備故障
「マンションを買って半年で給湯器が壊れて交換しました。換気扇の調子もおかしいし・・・。けっこうお金がかかります。もっと、ちゃんと設備の状態をチェックしておけば良かったですね」

→アドバイス
最近の新しいマンションは電気容量に余裕があるケースが多いのですが、築年数の古いマンションでは容量が少ないこともあるので注意してください。

マンションは、全体で電気容量の上限が決まっているので、各住戸での容量アップは難しいケースが多いでしょう。電気代を節約するために容量を落として基本料金を下げる人もいますが、一度落とすと再度上げることはできないことがほとんどです。

また、中古マンションの設備の故障については、個人が売主の場合、引き渡し後7日以内に発見したときは売主に補修を請求できますが、それを過ぎると購入者の負担となるのが一般的です。

大手不動産仲介会社が実施している「検査保証サービス」を利用すれば、設備が故障しても、引き渡し後1年から5年程度は保険を活用して無料補修してくれます(保証の範囲、金額の制限はあり)。仲介を依頼する会社に、どのようなサービスがあるかもチェックしておきましょう。

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