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今なぜ、タワーマンションが注目されているのか?

2012年2月17日

湾岸エリアの新築タワーマンションが即日完売するなど、震災後にやや需要が弱まっていた超高層に再び注目が集まっています。今、購入希望者はタワーマンションにどんな期待を寄せているのか、考えてみましょう。

こだわりの強い購入者が今も指名買い

タワーマンションは、もともと「このマンションの、高層階の、この向きの住戸を希望」といった形で、ピンポイントで指名する購入検討者が多いのが特徴です。震災後も、人気の高い物件に指名が集まる傾向に変化はありません。

また、青山・赤坂・麻布といった都心のブランド立地にある有名なタワーマンションは、自分で住むために購入するケースだけでなく、地方の富裕層海外から購入を検討する方も少なくありません。それだけ幅広く注目され、購入者のニーズも強いため、リセールバリューも高いのが一般的です。築年にもよりますが、販売時よりも高く売れている物件もあります。

このようにタワーマンションに対する人気は震災後も高い状況にあるといえます。

良いタワーマンションを見分けるコツ

ただし、単純にタワーマンションというだけで人気が集まるとは限りません。たとえば、1980年代後半から登場している古いタワーマンションのなかには、総戸数が200戸程度までの中規模で、共用施設があまり充実していないタイプもあります。個々の物件をよく見て、中身で判断する必要があるわけです。

タワーマンションのイメージ写真
良いタワーマンションに住むと、他に移りたくなくなる?

そんなタワーマンションの良し悪しを見分けるコツもあります。人気のあるタワーマンションは、棟内での買いかえが多いのです。たとえば、東向き住戸から南向き住戸へ、下層階から上層階へ、あるいはより広い間取りへ、というように同じタワー内で動きます。そのマンション自体の住み心地やサービス内容に満足しているからです。

同じマンション内なら、地震の際の揺れ具合、被害の有無なども分かっています。他のマンションに買いかえをしなかったということは、マイナス要素がなかったか、少なかったからでしょう。物件を選ぶ際に、不動産仲介会社の営業担当者に「このマンションの棟内買いかえの割合は多いですか」と訪ねてみましょう。意外な掘り出しものがあるかもしれませんよ。

編集協力:AllAbout

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