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中古マンション最新トレンド

高級住宅地から庶民派エリアまで多彩な小田急線エリア

2013年10月18日

巨大ターミナル・新宿から、高級住宅地や庶民派の街、海や山の行楽地まで、多様なエリアを結ぶ小田急線。同沿線の魅力と中古マンション市場の特徴を紹介します。

2000年以降に新しく生まれ変わった「新百合ヶ丘」に注目

世田谷区内では予算が合わないという人が、次に注目するのが「新百合ヶ丘」です。新百合ヶ丘は、多摩ニュータウン方面に向かう支線の開通に合わせて1974年に開業した、小田急線の中では新しい駅です。最近では、昭和音楽大学や日本映画大学が進出したことを受けて、芸術拠点の川崎アートセンターを整備したり、イベントを開催したりするなど、川崎市が「しんゆり・芸術のまち」を掲げて活性化に力を入れています。


新百合ヶ丘駅北口の再開発エリア「新百合山手」。左が川崎アートセンター、右手奥にマンションが見える

1990年代後半から駅周辺でマンション供給が活発化していますが、なかでも大きなインパクトを与えているのが、駅の北口に広がる37ヘクタールに及ぶエリアで2001年にスタートした土地区画整理事業でしょう。一戸建て、マンション、商業施設、公共機関を一体的に開発する大プロジェクトで、常駐警備員による定期巡回の実施や防犯カメラを要所に設置して地域をまるごと安全にする「タウンセキュリティ」など、先進の体制を採り入れています。

この「新百合山手」と命名された新しい街の中で、2000年代後半から大手デベロッパーが競うようにマンションを次々に分譲しています。開発プロジェクトが進み、地域が大きく変貌した現在、ここを訪れた人は「こんなに良い街が川崎市内にあったのか」と驚くほど。比較的新しい中古マンションが豊富ですから、一見の価値ありです。

便利で暮らしやすく、物件が手頃な「町田」の人気が上昇


町田駅周辺の商業ビルは歩行者専用のペデストリアンデッキで結ばれ、駅徒歩5分程度のエリアにもマンションが点在

小田急線の中では、ターミナル駅の「新宿」に次ぐ規模で商業施設が集積しているといわれるのが「町田」です。小田急百貨店をはじめ、東急ハンズ、109、マルイ、ルミネなどの大型店が立ち並び、若者で賑わっているために「西の渋谷」とも称されるそうです。「わざわざ新宿や渋谷に出なくても、地元で間に合う」という声も少なくありません。

町田は、「住んでみたい街」や「憧れの街」の上位ではありません。しかし、リクルートのSUUMOが調査した「住んでみて良かった街2012年版総合ランキング」で第4位、テーマ別の「買い物・生活に便利な街ランキング」では横浜、吉祥寺に次いで第3位に入るなど、住み心地の良さが話題となっています。

このエリアでは、駅に近い中古マンションも豊富です。ネットで検索するだけでも、徒歩3分前後、2000年前後の築年で、70m2台の中古マンションが4,000万円以下で複数ヒットします。少し駅から離れれば3,000万円代前半、バス便なら2,000万円台でも購入可能です。

一般的な評価やイメージにとらわれず、こうした選択肢もあることを知っておきましょう。

編集協力:AllAbout

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