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マンションを購入したいのに、契約できない理由

2014年3月 7日

「購入したい」という強い気持ちがありながら、いくら物件を見ても迷って決めきれない人がいます。なぜ踏み切れないのでしょうか。「決められない人」に共通する傾向と、一歩踏み出すためのコツを紹介します。

ニーズの強さと買うまでの期間がポイント

現在の中古マンション市場は、売買が活発に行われ、物件の動きが早くなっています。気に入った物件が見つかったら、早めに決断をしないと買いそびれてしまう状況です。

あれこれ迷っているうちにチャンスを逃してしまうという方には、共通する傾向があるようです。そこには2つの要素が関係しています。1つは「どんな住宅を購入したいか」というニーズ、2つ目は「いつまでに購入する予定か」という期間です。

この関係を示した右図をご覧ください。
「ニーズが強くて、期間が短い」Aゾーンの人は、比較的スムーズに購入できます。具体的な希望条件が整理され、3ヵ月以内とか半年以内に購入したいというように、最終的な期限を設定している場合です。

ニーズと時期の関係図

ニーズは明確なものの「購入予定が1年以上先」、「購入時期は未定」というBゾーンの人は、まだ具体的な物件探しの行動に出ていないだけかもしれません。何かのキッカケで真剣に考え始めて動き出すと、意外に早く希望に合った物件にたどりつけることもよくあります。

対して、なかなか物件が見つからない、購入を決められないのが、Cゾーンに入るタイプです。「早く買いたい」という購入意欲は旺盛なのですがニーズが曖昧な人です。購入の動機を聞くと「金利が低い今が買い時だから」「消費税増税前に買ったほうが得だから」と、たしかにその通りなのですが、自分自身が購入したい住まいを具体的にイメージできていません。一般的な住まい探しの基本項目である希望エリアを聞いても「東京都内ならどこでもいい」など、希望条件が漠然としていることもあり、候補となる物件の絞り込みすら困難です。

購入意欲の強さも大切ですが、基になるニーズが曖昧な人は、なかなかゴールにたどり着けません。ニーズが曖昧なのはマンションを購入する「本当の理由」が見えていないからです。

購入、賃貸に関わらず、新しい住まいに移りたいと考える理由は、主に2つの種類があります。1つは、結婚・出産・子どもの成長など家族構成の変化に合わせて住みかえるため。2つ目は、駅から遠い、日当たりが悪いなど、現在の住まいに対する不満を解消するためです。

どちらかの理由があれば、物件選択の軸が決まり、迷いにくくなるはずです。賃貸住宅に住んでいる方の場合には、「契約更新の時期にさしかかった」「将来のことを考えて買うことにした」という方もいると思います。それでも、現在住んでいる家に何も不満がないということはないでしょう。

人生で最も高額なものを購入するのですから、低金利などが動機・きっかけになるのは当然です。しかし、もしも迷路にはまってゴールにたどりつけないと感じたら、「住まいを移る理由はなんだったか」に立ち戻って、確認してみるといいでしょう。

住むための家で儲けようとすると、満足いく住宅は見つからない

ニーズがはっきりしていて、購入予定時期も半年以内などに決めているのに、なかなか契約できない人もいます。そのなかでも最近増えているのが、住宅購入を株や金融商品と同じような投資と考え、値上がりして売却益が出る「儲かる住宅」を買いたいと考えている場合です。

「自分が本当に住みたい住宅」と「儲かる住宅」との間にはギャップがあるものです。そのため、投資的な観点にとらわれ過ぎてしまう人は、希望条件に合った住みたい家が見つかっても、その家が一般的に値上がりするといわれる条件にマッチしていないと、決断できず買えなくなってしまうのです。

もちろん、売却したときに損をしない住まい、つまり資産価値が落ちない住宅を選ぶことは大切です。ガイドの過去の記事でも「将来の買いかえや、現金化が必要になったときに売れるかどうか」「いざというときに貸せる住宅かどうか」など、投資的な観点を併せて持つことに意義があると説明してきました。ただしその前提として、あくまでも自分が住みたい家であるということは欠かせません。快適に長く住み続けられる条件があり、その上で資産価値も考えるという意味です。

その順番が逆になると、住みたい家は見つかりにくくなります。それでも無理に購入する人はいますが、資産性を重視するあまり快適な暮らしが実現できず、購入後数ケ月ほどで売却相談にいらっしゃる、ということもあります。その際に値上がりしていればまだ救われますが、得てして値下がりしていることも多いのです。投資に徹して選択したわけではないため、結果として中途半端な物件を選んでしまっているのでしょう。

やはり、自分たちが住む家として何が一番重要か、優先順位をよく考えておくことが大切です。

編集協力:AllAbout

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