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ネット時代でも不動産仲介会社に頼んだ方がいい理由

2016年3月14日

ネットの普及で、物件情報は「自分で探す」時代になりました。そうしたなか、中古マンションを購入する際に仲介会社に依頼するメリットは何かを考えます。また、仲介会社が提供するサービスの動向を紹介します。

ネット時代だからこそ、安心安全な取引に仲介会社が必要な理由

インターネット黎明期には、購入希望者が自分で物件検索をできるようになると、買主側の不動産仲介会社の存在意義がなくなるのではという見方もありました。「物件情報を提供して売主との間を取り持つだけで、高額な仲介手数料を支払うのはもったいない」というユーザーが増えると考えられたからです。

しかし現実には、そうなっていません。むしろ、ネットによる物件検索が普及すればするほど、買主側に立つ仲介会社の存在意義が増しています。変化したといってもいいかもしれません。物件情報が紙でしかなかった時代は、希望に合った物件情報を探して提供することに大きな手間と時間を要しましたが、ネットがそれを解消しました。現在の不動産仲介会社は、取引を安心・安全に進める、という本来の役割が浮き彫りになっています。

たとえば、賃貸仲介を中心に行ってきた仲介会社がたまたま「売却」の依頼を受けたような場合、トラブルが起きやすいと耳にします。売買仲介に慣れていないと、賃貸の部屋探しと同じ感覚で、物件図面に出ている情報くらいしか把握していないことも珍しくありません。

そこに、購入希望者がネット検索でその物件を見つけて、直接購入申し込みをしてしまうと大変です。マンションの管理運営の状態や住宅設備など、売買仲介では不可欠な調査が不十分なまま取引を進めた結果、引き渡し後に問題が発覚し、トラブルとなるのです。訴訟につながる可能性もあります。

また、買主の手持ち資金や借入れ能力が不十分だったり、売主の事情で抵当権が外れなかったりと、さまざまな事情で取引が行き詰まることはよくあります。こうしたもつれた糸を解きほぐし、住まいを無事に購入できるようサポートするのが、買主側の仲介会社の役割といえるのです。

ときには、買主側の仲介会社が、本来は売主側の仲介会社がやるべき物件調査をやりなおしたり、売主に面談して事情を把握したり、「共同仲介責任」を果たすことも行います。売買取引に精通した仲介会社を通じて、住まいを購入するメリットはここにあります。

中古住宅の不安を解消する新サービスの開発も

仲介会社に購入の媒介を頼む意義は今後ますます強まっていくのではないでしょうか。購入者(買主)向けのサービスが充実していることも、その理由の一つです。

ここ数年、売主に対する「点検保証」など手厚いサービスを取り入れる仲介会社が増えていました。保証内容に多少の違いはありますが、大手仲介会社の多くはこの種のサービスを取り入れています。

こうした状況に対して、新たに購入(買主)に特化したサービスが2016年に入ってから登場しています。たとえば、物件の引き渡し後に、設備の故障があった場合に無料で修理・交換する「住宅設備保証」です。中古の住まいに対して多くの人が持つ、故障や不具合などの不安を解消することを目的としています。

以前は、売主が大手仲介会社に専任媒介を依頼して「点検保証」を付けた物件を選ばなければ、買主は住宅設備保証を受けられませんでした。今回の買主向けのサービスの登場によって、物件選択の幅が大きく広がったといえるでしょう。

なお、築年数の新しい中古マンションを買った場合には設備の不具合が少ないことから、設備保証の恩恵は感じにくいかもしれません。その場合は、ハウスクリーニングホームセキュリティ導入の初期費用など、別のメニューを選べるようにしています。

住まい購入において、仲介会社は、物件を選び・探すところから、契約、引き渡しまでサポートし、安心安全な取引を成立させるための存在です。仲介会社の本来の役割を知ることは、納得のいく住宅購入につながると思います。サービスの内容も進化していくので、ぜひチェックして、活用してみてください。

編集協力:AllAbout

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