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失敗しない!マンション「買いかえ」の流れと注意点

2016年10月19日

「自宅の売却」と「新居の購入」の2つのプロセスが必要な住まいの「買いかえ」。購入のみと比べて2倍以上の手間がかかります。失敗せずに理想の住まいに買いかえるための手続きの流れさらに注意点を解説します。

【この記事のポイント】

・買いかえ3タイプのメリットとデメリット
目的と市況の違いで、売りと買いの順番が決まる理由
購入物件に左右される「売却」と「購入」の優先順位

家の「売買」をともなう住みかえ、3つのパターン

住みかえのうち、住宅の売買を伴うものには、次の3つのパターンがあります。
1)賃貸から持ち家へ(新規購入
2)持ち家から持ち家へ(買いかえ、買い増し)
3)持ち家から賃貸へ(売り切り)
1)は、初めてのマイホーム購入です。私たち不動産業界では、一次取得と呼んだりもします。3)は、持ち家を売却して賃貸物件へ移るケースです。

2)が、今回のテーマである「マイホームの買いかえ」です。1)の一次取得に対して、二次取得ともいいます。すでに持ち家を買った経験があるので、一次取得層よりも年代の高い人たちが多くなります。自宅を売らずに賃貸にして、新居を買い増すという人もいますが、今回は「自宅を売って新居を買う」、最も多い「買いかえ」パターンについて解説していきます。

買いかえの流れ、タイプ別メリット・デメリット

さて、「買いかえ」の中でも、売り買いどちらから進めるかで、さらに3つのタイプに分けることができます。
a)自宅を売却してから、新居を購入する「売り先行
b)新居を購入してから、自宅を売却する「買い先行
c)売却と購入を並行して進める「売り買い同時

まず、これらの買いかえタイプごとの注意点と、メリット・デメリットをまとめておきましょう。

a)売り先行
○メリット

 ・売却して手元に残る資金が確定する
  ローンの残債があれば精算し、新居の頭金など予算を決めやすくなります。
 ・売り急ぐ必要がない
  焦ることなく、売却活動ができます。

×デメリット
 ・住みながらの売却活動になる
  現地見学を受けるためのスケジュール調整などが続きます。
 ・仮住まいが必要になる
  引き渡しのため、自宅を引き払って仮住まいをする必要があるケースがほとんどです。
  買主と都合が合えば引き渡し猶予を設けられる場合もあります。
 ・仮住まい、購入した新居と、引っ越しが2度になる
 ・新居を探す期間が限られる
  新居がなかなか決まらないと、希望条件で妥協する点が増えるかもしれません。

b)買い先行
○メリット

 ・新居をじっくり探せる
 ・仮住まいの必要がない
 ・空き家の状態で自宅の売却活動ができる

×デメリット
 ・資金計画が確定しにくい
  自己資金が少なく売却代金から新居の頭金を出す場合、
  自宅が売れないと新居の予算が確定できません。
  資金繰りが難しい場合は「つなぎ融資」などが利用できるか、
  不動産仲介会社などに相談しておきましょう。
  (つなぎ融資には、ノンバンク系の高めの金利と、銀行系の低い金利の
    2つのタイプがあるので注意してください)。
 ・二重ローンの可能性
  自宅のローンが残っている場合、新居の住宅ローンの返済と二重ローンになります。
 ・売却活動に余裕がないと、条件交渉(価格交渉)で不利になるかもしれません。

c)売り買い同時
○メリット

 ・売り先行、買い先行の良いとこ取り
  最終的な引っ越しは、新居に先に移るか、自宅を空けていったん仮住まいをするかになります。
  つなぎ融資や仮住まいの費用は、売りと買いの時間差が短いほうが負担が軽くなります。
  うまくいけば、こうした出費を最低限に抑えることができます。

×デメリット
 ・売りと買いのタイミングを合わせて、スケジュールを進める必要がある
  特に、売買契約~決済・引き渡しでは調整事項が多く、買いかえに慣れた
  不動産仲介会社のサポートが必要です。

編集協力:AllAbout

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