第1回「挨拶回りと心づけ」
新婚1年目のリカとリョウタ。多忙な2人はとりあえず今リョウタが住んでいたアパートで同居をしていたがようやく新居が決まった。いよいよ来月に迫った引越し。引越しの中で意外に知られていないのがご近所への挨拶や心づけなどのノウハウ。リカとリョウタと一緒に勉強しましょう!
「ただいま・・・ん?ど、どうしたの?」
居間には通販カタログが山積み。その側らには放心状態のリカが。
「うーーん・・・来月の引越しのこと考えてて挨拶まわりや、その時に持っていく粗品?とか考えてたら・・・。」
「だからってこんなに・・・」
「だって・・・失礼があっちゃいけないし、妻としては考えちゃうわよ・・・。」
「その真面目なところが君のいいところなんだけどね。実は今日引越し経験豊富な会社の先輩からいろいろ教えてもらってきたんだよ。」
ポイント
これから何かとお世話になるかもしれないご近所へのご挨拶は、やはり欠かせませんね。
- 【いつ?】
- できれば当日か翌日の早めの時間に伺いたいものです。
- 【どこに?】
- 一戸建ての場合は、最低でも両隣とお向かいへ。回覧板が回ってくるような範囲のご近所にもお伺いするのが望ましいですね。アパートやマンションの場合は、音が響きやすい両隣と共に上下階のお部屋、そして管理員さんにご挨拶する人が多いようです。
- 【何を?】
- 贈る品は、タオルや石鹸、お菓子などの無難な消耗品を送る場合が多く「ご挨拶」か「粗品」というのしをつけます。
- 【ポイント?】
- お互いに理解を深める良い機会ですので、あまり難しく考え過ぎず、円滑なご近所づきあいの第一歩としてご挨拶に伺いましょう。
「へえ~。さすがね!人生経験豊富だわー。」
「そうだね。こういうのは考え出したらキリがないけど、いい加減にもできないものだからね。かと言って見栄を張りすぎてもね。これからもいろいろ悩みが出てくると思うけど一緒に解決していこうね!」
「うん!」
翌日
「ただいまー。ん?何やってるの?」
なにやらパソコンで絵を描いているリカ
「な、なんでも・・・」
リョウタが覗き込むと引っ越し挨拶ハガキが。見るとあまりにも美化したイラストの妻が・・・。
- 本日の格言
- 挨拶は感謝の気持ち。見栄をはりすぎないよう・・・。