6月の4レインズ、売物件の成約が微増
2019年07月24日
不動産流通推進センターは、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムの6月分の活用状況をまとめた。6月の成約報告件数は前年同月比1.7%減の4万8196件となり、2カ月連続で前年同月を下回った。このうち、売り物件は1.4%増の1万6722件で、2カ月ぶりの前年同月比プラス。賃貸物件は3.2%減の3万1474件で、4カ月連続のマイナス。
売り物件の成約件数のうち、マンションが6853件(前月比27.9%増)、一戸建てが5678件(20.1%増)など。賃貸物件は、マンションが2万7270件(14.8%増)、一戸建てが1305件(12.3%増)など。新規登録件数の合計は前月比0.6%増の37万8808件と、3カ月ぶりに前月を上回った。
このうち、売り物件数は前月比5.3%減の13万7645件で、2カ月連続の前月比マイナス、賃貸物件数は前月比4.2%増の24万1163件で、前月比では3カ月ぶりにプラスに転じた。売り物件の新規登録件数を地域別にみると、中国、九州地域が前月比で減少し、九州は37.7%減。首都圏は5万3423件(前月比9.2%増)、近畿圏は2万2501件(7.9%増)。売り物件の種類別では、マンションが4万1956件(3.7%増)、一戸建てが4万4424件(7.4%減)など。
6月末時の総登録件数は前年同月比6.0%減の79万3750件で39カ月連続のマイナス、前月比では1.3%増とプラスに転じた。このうち、売り物件は前年同月比9.7%増の36万6476件、賃貸物件は16.3%減の42万7274件だった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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