売却で得た資金を有効に使えば、その後の収入や支出の改善につなげることができます。
借入を返済することで、その後の利子負担がなくなります。
株式や外貨建て資産の購入で、ポートフォリオ全体での収益を高めることも可能です。
売却で得た資金で、「今までよりも立地のいい不動産を買う」ことも可能です。
「子供が独立したので、多少狭くなっても構わないから都心近くに住みたい」あるいは
「自己資金を加えて同じ広さの土地を都心近くに買いたい」
「立地のいい土地を買って、収益性の高い活用をしたい」
といったことが実現できます。
土地を保有していることでかかってくる税金を軽減できます。
土地を手離しますので、固定資産税や都市計画税の負担はなくなります。
売却収入により、相続が発生した場合の「納税資金」を確保することができます。
もっとも、売却収入も相続財産ですので、相続税そのものは増えますが、納税の「しやすさ」は大幅に高まります。
土地を手離しますので、当然ながら、今後その土地から得られる収益はありません。
土地が仮に1億円で売れても、1億円の現金がそのまま入るわけではありません。他の資産への組み替えを検討している場合は注意が必要です。
売却にあたっては、
・印紙税
・測量費
・仲介手数料
といった費用が発生します。
これらの合計額は、売却代金の5%程度に達することもありえます。
売却によって得られた「もうけ」の部分(譲渡益)に対して、「譲渡税」として、所得税・住民税がかかります。
計算方法や税率は、
・売却する土地の所有期間
・売却する土地の使用目的
などで変わってきます。
なお、「他の不動産に買い換える」場合は「買換え特例」によって税額が大きく下がることもあります。
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