●2020年末時点でマンションストック戸数が最も多い都道府県は東京都の1,928,021戸で、第2位に神奈川県、第3位に大阪府が続いているものの、その規模は東京都の半分程度に留まっている。ランキングの順位に変動があったのは、宮城県が静岡県を抜いて第12位となったことのみで、それ以外は前回と同様であった。
●全国のストック戸数のうち、「築10年以内」に限っては物件自体の経年に加えて2013年以降の価格高騰局面における供給調整も影響し、年々数を減らしつつある。今回は前年から236,382戸減少し、全体に占めるシェアも19.8%→16.3%まで縮小している。地方圏ではマンション適地から外れたエリアを中心に新築マンション供給がほとんど為されなくなってきていることもあり、同シェアの水準はさらに低く、10%を割り込むことも珍しくはない。
●行政区別でストック戸数が最も多いのは東京都江東区の124,114戸(次頁を参照)で、「築10年以内」に限っても32,806戸でトップとなっている。同シェアでは大阪市中央区と北区が35%以上でやや抜けており、昨今の大規模タワーマンション開発などによってストック戸数が急速に積み上がっている様子が築年帯別シェア構成からも窺える。
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