6月　首都圏　前月比－0.2％の3,623万円　東京23区では目立った動きなし

近畿圏では緩やかな上昇傾向が継続　中部圏でも連続上昇で高水準を維持

2018年6月の首都圏中古マンション価格は、全域的に横ばい～弱含みとなったことで、前月比－0.2％の3,623万円と僅かに弱含んだ。都県別で見ると、東京都では概ね横ばいの4,872万円で、3月以降は4,800万円台の後半で安定推移している。埼玉県（横ばい、2,274万円）や千葉県（＋0.1％、1,999万円）でもほとんど変化がなかった。一方、神奈川県では横浜市や川崎市などで弱含んだことから、－0.5％の2,871万円と引き続き下落した。

近畿圏平均は前月比＋0.3％の2,181万円で、緩やかな上昇傾向が続いている。大阪府では－0.2％の2,374万円と僅かに反落した一方で、兵庫県では＋0.7％の1,899万円と連続上昇を5ヵ月間まで伸ばしており、前年同月比の上昇率も拡大させている。

中部圏平均は前月比＋0.9％の1,823万円、愛知県では＋0.4％の1,957万円と、ともに引き続き上昇した。名古屋市をはじめ、豊田市や安城市など価格水準が比較的高い行政区では事例数が増えており、エリア平均を押し上げる形となった。

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