全国の世帯数に占める分譲マンション戸数の割合を示す「マンション化率」は、2018年から0.11ポイント拡大して12.64%となった。
新築マンションの供給戸数は8%への消費増税による反動から 2014年には9万戸程度まで縮小し、直近にかけても価格高騰の下で供給調整が続いている。
最もマンション化率が高いのは東京都の27.60%で、第2位に神奈川県(22.82%)、第3位に大阪府(19.65%)が続いている。なお、地方圏で10%以上を示しているのは、福岡県(15.62%)と広島県(10.20%)のみである。
最も伸びが大きかったのは沖縄県の0.48ポイントで、2018年にトップだった大阪府は0.26ポイントで2番手に後退した。沖縄県ではゆいレール延伸に伴う沿線エリアの再開発やリゾート開発を追い風に新築マンション供給も盛んに行われている。
そのため、2019年におけるストック戸数の増加分は直近10年間で最多の3,568戸を数えたが、これらにはリゾートマンションも含まれており、定住する世帯数の増加が伴っていないことも影響している。
データについては無断で転載、利用することを禁じます。
物件を買う
物件を売る
エリア情報