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「3月末入居」のための中古マンション購入のコツ

2016年1月13日

1~3月は住み替えシーズンで、多くの人・物件が動く購入チャンスですが、それだけにスケジュール調整には注意が必要です。3月末までに、住まいを購入し新居への引越しを完了するためのコツを紹介します。

新年を迎えて「今年こそマイホームを」と決心し、できれば4月1日から新居での生活をスタートしたいと思う人も多いでしょう。通常であれば、物件探しから引き渡しまで、おおむね2~3ヵ月あれば無理なく進められます。1月初旬からスタートすれば問題はありません。

ただし、1~3月は住みかえのハイシーズンで、4月入居をターゲットにして、同じようなスケジュールで多くの人が動いています。それだけに、金融機関や関係業者の業務が重なり、いろいろな手続きが混雑するのも事実です。ちょっとした手違いで日程が大幅に遅れ、最終的な引っ越しが4月以降にズレ込んでしまうおそれもないわけではありません。

そこで今回は、「3月末入居のための」マンション購入の手続きについて、注意したいポイントや、スムーズに進めるコツを紹介しましょう。

なお、昨年(2015年)のこの時期は中古マンションの売り出し物件が少なく、時間をかけていると良い物件が市場からなくなってしまう傾向が強い年でした。しかし、2016年は売り出し物件が豊富で、購入者が集中するこの時期にあっても比較的選びやすいといってよいでしょう。このチャンスを生かせるように頑張りましょう!

物件選び・その1/希望条件10個のうち、何番まで妥協できるかを決める

たくさん物件を見すぎて迷ってしまい、なかなか購入物件を決められない人がいます。そうならないようにするには、月並みですが、やはり希望条件をきちんと整理する以外にありません。

物件選びで最初にやるべきことは、希望条件を10個挙げて、優先順位をつけることです。さらに、「譲れない条件」「妥協できる条件」に分類して、どの項目まで満たせば購入を決断するか、ボーダーラインを決めておくのもいいでしょう。物件検索サイトで探してみると、価格とエリア・広さなどでだいたいの相場が分かります。

不動産市況によって、そのボーダーラインをどのレベルに持ってくればいいかは違ってきます。売り出し物件数が少ないときは、譲れない条件が多すぎると希望物件にたどりつけませんので、5~6項目にとどめておくほうが賢明です。逆に、売り出し物件数が豊富で選択肢が多い現在のような時期は、譲れない条件を7~8項目挙げてもよいかもしれません。

価格については、物件が豊富な時期は、売主と交渉しやすい面があります。特に同じマンション内で複数の物件が売り出されている場合などは、交渉に応じてくれる確率は高いでしょう。

その際、売主がそのマンションを売る理由や動機が何かを確かめることも大切です。というのも、地域によっては価格上昇期にある現在は、「高く売れるなら売る」という意向で売り出している売主も少なくありません。その場合はたとえ競合物件があっても、一切交渉に応じないこともあります。価格交渉に入ること自体が無駄なおそれもあるのです。

これに対して、売主が買いかえで新居の決済・引き渡しの時期が決まっている場合は、価格交渉に応じてくれる可能性があります。その期限までに売却資金を確定させる必要があるからです。

このような買いかえ物件が出やすいエリアを探すのは、それほど難しくありません。中古マンションの売り物件は、新築マンションの分譲と連動する傾向が強いからです。

たとえば、タワーマンションなど大規模な新築マンションが分譲されたエリアの周辺は狙い目です。竣工・引き渡しの時期に合わせて、新築マンションの購入者が元の自宅を売りに出してくる確率が高くなるのです。特に、都心に近い高額物件では、築年数が比較的新しい優良な中古が売りに出ることが少なくありません。新築の販売担当者に買いかえの相談をする人も多いですから、こうした情報は、関連仲介会社がキャッチしていることが多いでしょう。

物件選び・その2/希望通りに引き渡しを受けられる物件を選ぶ

当然ながら、3月末までに確実に引き渡してくれる物件を選ぶこともポイントの一つです。いくら早めにスタートして自分たち買主側の手続きをスムーズに進めても、最後に売主の事情で入居できる時期が引き伸ばされてしまうこともあるからです。

「買主のスケジュールに合わせやすい物件」としてあげられるのは、まず、買取再販事業者が売主のリノベーション済物件です。契約後すぐにでも引き渡し可能な状態にあることが多いでしょう。物件を検討し始めてから最短1か月くらいでゴール(入居)を迎えることも可能です。

現況は居住中よりも空室のほうが早めに引き渡しを受けられます。築5~10年くらいの築浅物件なら、ハウスクリーニングをする程度で済み、引き渡しの1~2日後には新生活をスタートできるケースが多いでしょう。

築年数が古い物件の場合は、設備故障の修繕や壁紙張替など最低限のリフォームが必要になることが多いため、その工事期間として引き渡し後1~2週間はみておいたほうがよいでしょう。

大がかりなリフォーム、リノベーションを考えている場合は、引っ越し時期から逆算して1ヵ月から1ヵ月半くらい前までに引き渡しを受けておきたいところです。内装をすべて撤去したスケルトン(骨組)状態にしてフルリフォームをするとなると、設計図を起こしてから、管理組合にリフォームの申請・承認、工事完了まで、合わせると1ヵ月はかかるからです。

3月末入居を目指すなら、2月中旬くらいまでに引き渡しを済ませることをお勧めします。特にハイシーズンの時期は、3月に入ってからリフォーム業者を探し始めるのは危険です。賃貸・売買問わず、リフォーム工事が集中する時期のため、対応してくれる職人さんが見つからないおそれもあるからです。リフォーム前の物件は売主が個人の場合が多いと思いますので、早めにリフォーム業者と打ち合わせを始められる空室物件が望ましいでしょう。

売主が個人で居住中の場合は、売主が新居へ引っ越す時期と調整することが必要になります。たとえば、売主の住みかえ先が大規模な新築マンションだったりすると、たとえ3月末に入居可能とパンフレットなどに書かれていても、予定通りに引っ越せるとは限りません。数百世帯が一度に入居するため、住棟や階数ごとに引っ越し時期をスライドさせながら割り振りが行われていることが多く、4月にずれ込む可能性もあるからです。こういった売主の事情も踏まえておきましょう。

編集協力:AllAbout

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