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中古マンション最新トレンド
マンション購入後にわかった満足&がっかりポイント
2017年2月 9日
<今回のポイント>
•周辺環境のチェックしたいポイント
•共用部分のチェックしたいポイント
•管理とその費用のチェックしたいポイント
•間取りのチェックしたいポイント
•設備・仕様のチェックしたいポイント
不動産の仲介営業をしていると、住まいに関するエピソードを聞く機会は多くなります。とくに、購入前には気づかなかった、あるいは気にならなかったマイナスポイント(がっかり)や、想定外のプラスポイント(満足)というのは、住み心地に直結しているものの、お客さまの事情によって「これがベスト」という正解が違ってくるのが難しいところです。
そこで、印象的な体験談を項目別にまとめましたので、物件選びの参考にしていただければと思います。
【周辺環境】 異なる時間帯でチェック、将来の変化も見越す
×〔がっかり〕小中学校
「子供が当時小学生だったので小学校の学区を調べて買ったんですけど、中学校がすごく遠いことに、後から気づきました。通うのが大変そうです」(小中学生の子育てファミリー)
○〔満足〕児童公園
「家を買った時は、子供がまだ赤ちゃんだったので、すぐそばに公園があることをそこまで意識していませんでした。でも成長してみると、遠くの広い公園より、小さくても近くに遊ばせられる場所があるほうがありがたいと実感しています」(就学前の子育てファミリー)
×〔がっかり〕アクセス道路
「昼間に見学して、駅から近いのが気に入って買ったんです。ただ、住み始めてから、夜遅く帰ると、道が細くて街灯もほとんどないので暗くて怖い......。長くは住めないかな」(単身女性)
○〔満足〕買い物施設
「都心だと近くにスーパーがなくて不便と聞いていました。でも、このタワーマンションは1階に深夜まで営業しているスーパーがあって、とっても便利。雨の日も濡れません」(熟年夫婦)
→アドバイス
家族構成やライフスタイルによって、良し悪しの視点は違います。また、5年先、10年先の暮らしも見越してチェックしましょう。気に入った物件は、昼と夜、平日と週末など、時間帯と曜日を変えて複数回、現地を見ることをお勧めします。
【共用施設・共用部分】 見逃しがちな使い勝手と規約は要チェック
×〔がっかり〕駐車場
「機械式駐車場は、クルマのサイズが合わなくて利用できないこともあるようですが、うちは大丈夫で良かったと思っていました。でも、総戸数500戸を超えるタワーマンションなので、朝の通勤時間帯は30分以上待たないと出庫できなくて困っています」
○〔満足〕自転車置き場(駐輪場)
「自転車を、私と子供用で2台持っていたんですけど、前のアパートは駐輪場が1世帯に1台分しかなくて、仕方なく1台を狭い玄関に入れていたんです。でも、今のマンションは電動自転車をシェアできるレンタサイクル・サービスがついていて助かりました。1台は手放しました」
×〔がっかり〕玄関ポーチ
「広めの玄関ポーチが付いているので、アウトドアグッズや収納ボックスを置いていたら、管理組合から注意されました。見ばえの問題だけでなく、避難通路も兼ねていて、『共用部分なのでモノを置くのは禁止』と管理規約に書いてあったんですね......」
○〔満足〕バリアフリー
「選ぶ時に『このマンションはバリアフリーです』といわれて、うちは車イスを使う高齢者はいないので関係ないと思っていました。でも、ベビーカーを引いての買い物帰りも段差がなくて大助かりです」
→アドバイス
営業担当者に希望条件を伝えるときに、マイカーのサイズや自転車の所有台数を伝えておきましょう。マンション自体は気に入っても大型外車を停められる平置き式駐車場がなくて購入を見送ったというケース、サイズが合わないことを知らずに購入して裁判になったケースもあります。
また、共用部分や施設の使い方・禁止事項などは、マンションの管理規約や使用細則に載っています。実はポーチやバルコニーなども共用部分に当たります。その利用方法は間違えやすいので、事前にチェックすることが大切です。
【管理】管理費・修繕積立金の「変化」も確認
×〔がっかり〕修繕積立金
「買ってから1年後に急に管理費が値上げされて、2年後には外壁改修をするので、修繕積立金の一時金を何十万円も納めないといけないって聞いてびっくり。そんなの、聞いてないよ~!」
○〔満足〕電気代
「買った後に、電気代が安くなったんです。管理人さんに理由を聞いてみたら、このマンションは管理組合の理事がコスト節約に熱心で、電力の契約を『高圧一括受電方式』に換えたことで電気代を全体で5%削減できたとか!」
→アドバイス
管理組合の活動や修繕計画は、理事長や管理会社が保管している管理組合総会議事録や修繕履歴を閲覧すれば確認できます。築十数年以上経っているマンションで、大規模修繕が一度も行われていない場合、数年後に実施するために修繕積立金の見直しがある可能性が高いでしょう。
所有者の意識が高いマンションでは管理組合の活動が活発で、不要な設備やサービスをなくしてコストを削減したり、余った駐車スペースをコインパーキングにして収益化したり、管理費・修繕積立金の負担が少しでも軽くなる努力をしています。こうしたマンションを選ぶと、資産価値を守ることにもつながるでしょう。
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