第20回住宅購入に関する意識調査アンケート

調査期間:2021年1月15日(金)~1月31日(日)
調査対象:ノムコム会員(住宅購入検討者)

新型コロナウイルスによるお住まい探しへの影響について、お聞かせください。

Q1お住まいの購入検討に変化はありましたか。

新型コロナウィルスは、住まい探しをしている人たちにどのような影響を及ぼしているのか。前回調査では住まいを探している人は全体の60.0%だった。
今回調査では、「影響なし。引き続き探している」が53.2%(前回比2.1pt増)、「検討を始めるきっかけとなった」が10.0%(前回比1.1pt増)で「住まい探しをしている人」は全体の63.2%(前回比3.2pt増)となった。「検討を中止した」、「検討を一旦休止。様子見をする」人は36.8%(前回比3.2pt減)と、やや減少した。

回答理由(フリーコメント) ※一部抜粋

引き続き探している理由

・特にコロナで大きく生活が変わることがなかったため。
・家族が増えるため、住みかえが必要。
・コロナの影響が大きくなっても、家族構成の変化は待ってくれないから。

・何の問題はないと思う。ただ、購入値段が上昇しているようなので、注意が必要かもしれない。

検討をはじめるきっかけとなった理由

・コロナ禍がいつまで続くか分からない状況。落ち着いた時点で検討を再開したい。
・不動産の市場の先行きが読めないのと、家族の状況の変化も見通しにくくなったため。
・テレワークが続くかどうか先が読めないから。

・コロナの影響で、物件確認が困難となり、また物件価格も下がるかもしれないと感じたから。

検討を中止した理由

・コロナによる経済動向を見たいから。
・現在住んでいる場所から、住まいを変更しようというつもりが元よりない。
・新型コロナ問題で先の見通しがわからない。

検討を一旦休止。様子見する理由

・景気が不透明。
・コロナ禍がいつまで続くか分からない状況。落ち着いた時点で検討を再開したい。
・リモートワークが進み、会社の近くに引っ越すモチベーションが下がった

・去年の年始はモデルルームを何件も訪問して検討していたが、行けなくなり、そのうちマインドが冷えた。

Q1-1新型コロナウイルスの影響で、お住まい探しの希望条件を変更しましたか。

本設問では、「新型コロナウィルスの影響で条件に変化があったのか」を伺っている。
結果は、検討条件は「変えていない」という回答が、最多の59.9%(前回比0.8pt減)という結果となった。一方、「変更した」方は全体の11.0%(前回比0.5pt増)となった。

Q1-2上記質問で希望条件を「変更した」と回答した方へお伺いします。予算以外で最も大きく変更した条件をお聞かせください。

希望条件の変更をした方の中で、もっとも多かった回答は前回同様「エリア」の変更で、32.6%(前回比5.1pt増)となった。
次いで、「広さ」を変更したという回答が23.0%(前回比2.8pt増)となった。

Q1-3新型コロナウイルスによる経済的な影響を受け、住宅購入予算を変更されましたか。

予算の変更はほとんど見られず、83.5%(前回比1.3pt減)の方が「変更していない」と回答。
また、「予算を増やした」という回答が3.2%とわずかながら増加する結果となった。

不動産の買い時感について

Q2今、不動産は買い時だと思いますか。

今回調査全体の25.0%が「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答し、前回調査(2020年9月)と比べると1.0pt増加した。また、「買い時だと思わない」については前回比2.4pt減少。
また、前回大幅に増加した「わからない」という回答は今回も1.4pt増加。44.0%の方が買い時を決めかねており、新型コロナウィルスの影響による今後の不透明さが影響している様子。
不動産は買い時だと思う 25.0%

「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答した方(546名)に対して

Q2-1買い時だと思う理由はなんですか。(3つまで)

買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」が最も多く69.6%、続いて「今後、不動産価格が上がると思われる」が31.7%(前回比4.5pt増)。低金利な融資状況かつ、物件が割高になる前に買いたいという気持ちが、購入意欲の後押しとなっているようだ。
住宅ローンの金利が低水準 69.6%

不動産の価格について

Q3今後、不動産の価格はどうなると思いますか。

今後の不動産の価格については、「上がると思う」は13.7%となり前回比で4.3pt増加、「横ばいで推移すると思う」は31.0%で前回比3.1pt増加した。「下がると思う」は31.6%で前回比8.2ptと減少した。
不動産の価格は上がると思う 13.7%

不動産の売り時感について

現在、持家(一戸建て・マンション)にお住まいの方のうち、売却する意向がある方(1,140名)に対して

Q4今、不動産は売り時だと思いますか。

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」を合わせた55.1%が「売り時」と回答し、前回比6.1pt増加。
不動産は売り時だと思う 55.1%

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」と回答した方(628名)に対して

Q4-1売り時だと思う理由はなんですか。

売り時だと思う理由については、「今なら好条件での売却が期待できるため」が最も多く56.8%、前回比12.2ptと増加に転じた。
先の質問「買い時だと思う理由」でも、今後不動産価格が上がるからという回答が、前回比増加に転じていることから徐々に売り手に有利な市場に変化していくと予測している人が多い様子。
次いで「不動産価格が上がったため」44.1%、「今後、不動産価格が下がると思われるため」が26.0%と続く。
今なら好条件で売却が期待できるため 56.8%

住宅ローンの支払いについて

持ち家の方(1,617名)へ

Q5新型コロナウィルスによる影響で、住宅ローンの支払いが厳しくなったと感じますか。

厳しくなったと「感じる」と回答した方(163名)へ

Q5-1具体的に「実施した」、もしくは「検討している」、今後の対策について教えてください。

回答者のプロファイル

  • 年齢
  • 性別
  • 家族構成
  • 現在の居住形態

回答者の購入希望物件

  • 購入希望の物件種別
  • 新築・中古の希望

調査概要

調査時期 : 2021年1月15日(金)~1月31日(日) 有効回答数: 2,181人
調査対象 : 不動産情報サイト「ノムコム」会員 調査方法: インターネット上でのアンケート回答

※本アンケートを転載したい、複写したい等、ご利用に関するお問い合わせは、野村不動産ソリューションズ経営企画室へお願いします。