第21回住宅購入に関する意識調査アンケート

調査期間:2021年7月20日(火)~8月1日(日)
調査対象:ノムコム会員(住宅購入検討者)

新型コロナウイルスによるお住まい探しへの影響について、お聞かせください。

Q1お住まいの購入検討に変化はありましたか。

今回調査では、新型コロナウィルスが長期化傾向にある中、住まい探しをしている人たちの行動にはどのような影響を及ぼしているのかを伺った。
その結果、「影響なし。引き続き探している」が53.6%、「一旦休止したが、長期化により検討再開した」が9.3%。合わせて62.9%が検討中であることが分かった。
マーケットの全体感としては、購入ニーズが根強いことが分かる。

回答理由(フリーコメント) ※一部抜粋

引き続き探している理由

・コロナでテレワークとなり、家に求めるニーズの変化が変わったため、引き続き探し続けている。

・家が欲しい願望はコロナによって減退するものではない。 相変わらず終の棲家は欲しい。
・社会情勢にかかわらず良い物件との出会いがあれば検討する。

一旦休止したが、再検討をはじめたきっかけとなった理由

・コロナが流行し始めた頃は、人との接触を極力減らしたかったので、不動産業者との接触や内見をストップした。
その後はコロナによる収入減が考えられたため様子見。一向に収まる気配もないので、検討を再開することにした。

・あまりに長すぎていい物件が売れてしまう可能性と、出来れば早く転居したいため。
・待っていても埒が明かない状況になってきたので、前へ進むことにした。

継続検討していたが、長期化で検討を休止した理由

・コロナが今後どのような形で住宅事情に影響するかの見通しが立たないため。

・コロナの拡大で、経済が大きな影響を受けている。今の状況が 長引くようなので一時中断している。

検討を中止し、そのまま休止中の理由

・子供の成長に合わせて場所を変えようかと思っていたが、収入が不安定なので一旦休止。

Q1-1新型コロナウイルスの影響で、お住まい探しの希望条件を変更しましたか。

本設問では、新型コロナウィルスの影響で条件に変化があったのか?を伺っている。
結果は、検討条件は「変えていない」という回答が、最多の63.8%(前回比3.9pt増)という結果となった。一方、「変更した」方は全体の10.6%(前回比0.4pt減)となった。

Q1-2上記質問で希望条件を「変更した」と回答した方へお伺いします。予算以外で最も大きく変更した条件をお聞かせください。

希望条件の変更をした方の中で、もっとも多かった回答は前回同様「エリア」の変更で、31.7%(前回比0.9pt減)となった。
次いで、「間取り」を変更したが25.1%(前回比6.7pt増)と大幅に伸長している。テレワークがより浸透し、間取りの改善を望む方が多くなったと思われる。
前回2番目に回答が多かった「広さ」を変更したという回答は23.0%(前回比±0pt)となった。

Q1-3新型コロナウイルスによる経済的な影響を受け、住宅購入予算を変更されましたか。

予算の変更はほとんど見られず、83.8%(前回比0.3pt増)の方が「変更していない」と回答。
また、「予算を増やした」という回答が5.2%(前回比2.0pt増)とわずかながら増加する結果となった。

不動産の買い時感について

Q2今、不動産は買い時だと思いますか。

今回調査全体の24.2%が「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答し、前回調査(2021年1月)と比べると0.8t減少した。また、「買い時だと思わない」については前回比5.2pt増加。「わからない」という回答は4.3pt減少。
先の質問では購入検討している人の動向はほぼ変わらないが、買い時だと思っている人は減少しているという結果となった。
不動産は買い時だと思う 24.2%

「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答した方(418名)に対して

Q2-1買い時だと思う理由はなんですか。(3つまで)

買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」が最も多く72.0%(前回比2.4pt増)、続いて「今後、不動産価格が上がると思われる」が32.3%(前回比pt0.6増)。
低金利な融資状況かつ、物件が割高になる前に買いたいという傾向は前回と変化は見られなかった。
一方、前回までと変化がみられた点は、ライフステージを見据えた上での購入判断が増えたこと(前回比2.0pt増)、税制メリットの恩恵を受けたいという要望が増えたこと(前回比13.5pt増)であった。
住宅ローンの金利が低水準 72.0%

不動産の価格について

Q3今後、不動産の価格はどうなると思いますか。

今後の不動産の価格については、「上がると思う」は21.4%となり前回比で7.7pt増加。
「横ばいで推移すると思う」は31.4%で横ばい(前回比0.4pt増加)。「下がると思う」は24.5%で前回比7.1pt減少した。
不動産の価格は上がると思う 21.4%

不動産の売り時感について

現在、持家(一戸建て・マンション)にお住まいの方のうち、売却する意向がある方(917名)に対して

Q4今、不動産は売り時だと思いますか。

「「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」を合わせた70.6%が「売り時」と回答し、前回比15.5ptと大幅に増加。
不動産は売り時だと思う 70.6%

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」と回答した方(648名)に対して

Q4-1売り時だと思う理由はなんですか。

売り時だと思う理由については、「不動産価格が上がったため」が最も多く71.1%、前回比14.3ptと一気に増加した。
根強い購入ニーズに牽引されるかたちで好条件での売買が増加したことが要因と考えられ、それが売却検討者にも周知され始めていると言える。
次いで「今なら好条件での売却が期待できるため」50.3%、「住宅ローンが低金利で買主が購入しやすい環境のため」が26.2%と続く。
今なら好条件で売却が期待できるため 56.8%

回答者のプロファイル

  • 年齢
  • 家族構成
  • 現在の居住形態

回答者の購入希望物件

  • 購入希望の物件種別
  • 新築・中古の希望

調査概要

調査時期 : 2021年7月20日(火)~8月1日(日) 有効回答数: 1,725人
調査対象 : 不動産情報サイト「ノムコム」会員 調査方法: インターネット上でのアンケート回答

※本アンケートを転載したい、複写したい等、ご利用に関するお問い合わせは、野村不動産ソリューションズ経営企画部へお願いします。