第26回住宅購入に関する意識調査アンケート

調査期間:2024年2月9日(金)~2月25日(日)
調査対象:ノムコム会員(住宅購入検討者)

不動産の買い時感について

Q1今、不動産は買い時だと思いますか。

今回調査全体の36.3%が「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答し、前回調査(2023年7月)と比べると3.2pt増加した。また、「買い時だと思わない」については前回比4.8pt減少。「わからない」という回答は1.6pt増加。
全体的に『買い時』に対する意識については、前回調査内容から『買い時』と思っている顧客が増加し、『買い時だと思わない』顧客は減少し、不動産購入に前向きな顧客が増えている傾向と言える。
買い時だと思う 36.3%

「買い時だと思う」「どちらかと言えば買い時だと思う」と回答した方(670名)に対して

Q1-1買い時だと思う理由はなんですか。 (3つまで)

買い時だと思う理由については、「住宅ローンの金利が低水準」が最も多く56.3%(前回比4.2pt減少)、続いて「今後、不動産価格が上がると思われる」が49.3%(前回比1pt減少)と前回と同様の傾向。
低金利での融資状況かつ、物件がさらに割高になる前に買いたいという傾向は前回と変わらずだが、前回調査から「今後、住宅ローンの金利が上がると思われる」は43.7%(前回比8.8pt増加)となり、金利の上昇を懸念する傾向が増加した。
また、「景気が良くなっている」という回答は16.9%(前回比0.9pt増加)と、昨年とほぼ横ばいとなっている。
住宅ローンの金利が低水準 56.3%

不動産の価格について

Q2今後、不動産の価格はどうなると思いますか。

今後の不動産の価格については、「上がると思う」は44.4%(前回比2.4pt増加)。「横ばいで推移すると思う」は31.0%(前回比1.3pt増加)、「下がると思う」は14.9%(前回比3pt減少)という結果。
前回調査から、「上がると思う」が増加し、2020年9月以降増加が続いている。
価格高騰については2021年1月調査時より7回連続で「上がると思う」と回答するユーザーが増加している。
上がると思う 44.4%

回答理由(フリーコメント) ※一部抜粋

上がると思う理由

・国内の不動産価値は上昇傾向が続いており、特にここ1ー2年は地価公示が郊外で高い上昇率を示している中で、日銀は未だに金融緩和の姿勢を固持しており、インフレが進んでいる事から、価格高騰はしばらく続くのではないかと思われます。マンションもどんどん建築され価格も上昇していますが、建築業の2024年問題が懸念される。

・建設関係作業費、住宅資材の値上がりが、予想されている。・何でもかんでも高かなってるから安くなるわけがないと思う。

・物価上昇傾向にあり、新築物件はもとより中古物件も連動して相場観が上昇している。

・地域格差は大きくなり、建築価格の増大もあり適切・希望の広さ、地域という限定をすると価格が高くなってしまう気がする。

横ばいで推移すると思う理由

・既に供給過多にも関わらず、値段が高止まりする事なく不透明な状況が続いており、市場反応とのギャップが大きくなっているように感じている。これ以上の価格高騰は顧客が付いていけないレベルにより近づくことが考えられる。

・建設費の高騰、住宅に適した用地の不足から不動産価格が下がるとは考えにくい。

・一度上がってから安定基調が伺えたから。

・不動産価格は高くなり過ぎた感があるが、株高や賃金アップの方向性によりそのまま横ばいか、行き過ぎた価格の物は下がると思う。

さがると思う理由

・これから人口減、働き盛りの人口が減っていく中、普通のサラリーマンが買えない価格が長く続くとは思えない。

・金利の上昇による購買力の低下、人口・世帯数の構造的減少等。

・金利が上がって、売れなくなると思うから。

わからないと思う理由

・経済状況が不透明

・都心と郊外で二極化していくと思う。

不動産の売り時感について

Q3今、不動産は売り時だと思いますか。

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」を合わせた80.6%が「売り時」と回答し、前回比1.6pt減少。
次の質問でその理由を伺った。
不動産は売り時だと思う 80.6%

「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」と回答した方(805名)に対して

Q3-1売り時だと思う理由はなんですか。

売り時だと思う理由については、「不動産価格が上がったため」が前回のアンケート時と同様最も多く78.5%(前回比1.1pt増)。
次いで「今なら好条件での売却が期待できるため」50.2%(前回比2.2pt減)、「住宅ローンが低金利で買主が購入しやすい環境のため」が21.7%(前回比1pt減)と続く。
不動産価格の上昇と低金利が追い風となり、「売り時」と感じる顧客が増えているとみられる。
価格が上がったため 78.5%

回答者のプロファイル

  • 年齢
  • 家族構成
  • 現在の居住形態

回答者の購入希望物件

  • 購入希望の物件種別
  • 新築・中古の希望

調査概要

調査時期 : 2024年2月9日(金)~2月25日(日) 有効回答数: 1,846
調査対象 : 不動産情報サイト「ノムコム」会員 調査方法: インターネット上でのアンケート回答

※本アンケートを転載したい、複写したい等、ご利用に関するお問い合わせは、野村不動産ソリューションズ経営企画部へお願いします。