不動産投資を始めるにあたって
Q7.事前に持っておくべき知識は何ですか?
A7.人気の設備・間取りなどがあります。「不動産市況」についても知っておきましょう。
「どんな設備・性能が求められているか」を知っておくと良い
「そのエリアではどういった物件が人気があるのか」は当然知っておくべきです。そして、その条件を満たしていない物件は、賃貸需要が低く空室リスクが高いということです。
一昔前までは「トイレ一体型のユニットバス」は普通でしたが、今では「バス・トイレ別」が当たり前になりました。「TVモニター付きインターホン」「床暖房」「高速インターネット回線付き」など、住宅設備は機能が多様化する傾向にあります。どれほど顧客ニーズを満たしているかは客付けにおける競争力を判断する重要な要素です。
また、住宅の「基本性能」も重要です。コンクリートの強度、床や壁の厚さなど、耐久性やプライバシーや騒音問題などの観点から重視されるようになっています。
「長期的視点」に立った知識として、法律知識や不動産市況などがある
投資対象として望ましいのは、「長期に渡って安定した収入が得られる」物件です。周辺の環境が悪化してしまう可能性がある物件は、考え直すべきでしょう。
「周辺環境の悪化」の例としては、「近隣に深夜まで営業する商店が増え、住環境が悪くなる」「高層の建物が建ち、日当たりが悪くなる」「近くにゴミ屋敷がある」「周辺の犯罪率が上がっている」などがあります。
もっとも、出店や建物の高さなどは、「都市計画法」や「建築基準法」で一定の規制があります。これらの法律にある程度の知識があれば、将来的なリスクもわかってきます。
また、投資して得た不動産も、いずれ売るときがくるかもしれません。「そのときいくらで売れるか」は、重要なことです。売る際、一般的に建物は減価しますので、土地の価格が大きなウエイトを持ちます。周辺環境などから、「資産価値が維持できる土地かどうか」ある程度判断できると望ましいでしょう。
公的な土地の評価額として「公示地価」や「相続税路線価」があり、民間の不動産サイトでも地域ごとの価格の動向がわかります。不動産オーナの心得として、日頃から賃料相場や土地価格の推移を意識しておきましょう。
柴田 敏雄(しばた としお)宅地建物取引士、管理業務主任者
宅地建物取引士、管理業務主任者
司法書士事務所に2年、大手不動産管理会社に5年、個人顧客を中心に不動産賃貸・売買の仲介営業会社に7年間従事。
司法書士事務所に2年、大手不動産管理会社に5年、個人顧客を中心に不動産賃貸・売買の仲介営業会社に7年間従事。
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「用意するお金」「投資対象を選ぶポイント」など、物件購入時のポイントをつかんでおきましょう。
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