この記事では、不動産投資を始めたい初心者の方に向けて、具体的な方法や必要な知識を解説します。投資目標の設定から賃貸経営までの9ステップを詳しく紹介し、初めての投資に不安を感じている方の参考になる情報を提供します。ぜひ最後までお読みください。
なお、不動産投資を成功させるには十分な情報収集が欠かせません。ノムコム・プロでは、会員の方限定で不動産投資に役立つ情報を配信しています。会員になると無料で「4つの特典」を受け取れますので、有益な情報をいち早く確認したい方は下記からお気軽にご登録ください。
目次
不動産投資の始め方9ステップ
不動産投資の始め方を、下記9つのステップに沿って紹介します。
1. 投資目標と戦略を設定する
2. 不動産投資の基礎知識を学ぶ
3. 資金計画と融資の準備をおこなう
4. 不動産市場をリサーチする
5. 信頼できる不動産会社に相談する
6. 物件の選定と現地調査をおこなう
7. 物件の購入と契約手続きをおこなう
8. 物件のリフォームや修繕をおこなう
9. 賃貸経営とリスク管理をおこなう
不動産投資の基本的な手順を理解し、自信を持って投資を始めましょう。
ステップ1.投資目標と戦略を設定する
まず、なぜ不動産投資を始めたいのか、具体的な目標を設定しましょう。
● 老後の資金準備
● 資産形成
● 収入アップ
など、目的によって必要な資金や投資方法は異なります。
また、自分のリスク許容度を把握することも重要です。
【例】
● リスク許容度が高い人：利回りを重視、リターンの最大化を図る（一棟収益物件を選択）
● リスク許容度が低い人：安定性を重視、リスクとリターンのバランスを考える（区分収益物件を選択）
リスク許容度が高い人は、より高利回りの物件やハイリスクな物件に投資できます。一方で、リスク許容度が低い人は、安定性を重視した戦略を選択し、空室リスクや金利上昇リスクへの対策を講じる必要があります。
また、自身のリスク許容度は「手元流動資金」や「自身のライフスタイル」から導き出すべきです。言い換えると「投資への希望リターン」からリスクの許容範囲を逆算してしまうと、どうしても無理な設計になりがちなので注意が必要です。
ステップ2.不動産投資の基礎知識を学ぶ
不動産投資の成功には、基本的な知識が不可欠です。まずは、不動産投資とは何か、どのようなメリットとデメリットがあるかを学びましょう。
ノムコム・プロでも、基礎知識を学ぶためのコラムを多数公開しておりますので、気になる記事からチェックしてみてください。
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また、不動産投資の種類についても理解しておく必要があります。代表的なものとしては、一棟マンション・一棟アパート投資、戸建て投資、区分マンション投資などが挙げられます。事務所ビルや商業店舗、ホテルなどの宿泊施設もありますが、投資の難易度が高いため、まずは居住系の不動産からはじめることをおすすめします。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| マンション・アパート 一棟投資 | ・複数の部屋を貸すため、安定した収入を期待できる ・初期投資が大きくなりやすい |
| 戸建て投資 | ・ファミリーを対象とする場合が多く、長期的な入居が望める ・入居がない場合は収益を得られない |
| 区分マンション投資 | ・初期費用が比較的少なく、投資を始めやすい ・一棟貸しに比べ収益の割合（利回り）が小さい |
それぞれのメリット・デメリットやリスクを理解したうえで、自分に合った投資方法を選びましょう。
下記の記事では、不動産投資の代表的な10種類をメリット・デメリット付きで網羅的に紹介し、選び方のポイントまで解説しています。あわせてチェックしてみてください。
不動産投資の代表的な10種類！自分にあった選び方も解説｜ノムコム・プロ
さらに、不動産投資に関する書籍を購入したり、セミナーに参加したりするのもおすすめです。専門家の話を聞くことで、より深い知識が身に付きます。
ステップ3.資金計画と融資の準備をおこなう
次に、投資に必要な自己資金を把握し、銀行や金融機関からの融資を検討しましょう。自己資金が不足している場合は、融資を利用することで資金を調達できます。具体的な手順としては、まず信用情報を確認し、融資条件を比較検討してください。適切な融資を選ぶことで、投資のリスクを抑えながら効果的に資金を活用できます。
なお不動産投資には、物件購入資金以外にも諸経費や修繕費用などの初期費用がかかります。
【初期費用の例】
● 物件の頭金
● 仲介手数料
● 不動産登記費用
● 火災保険料・地震保険料など
ステップ4.不動産市場をリサーチする
投資エリアの市場動向を調査し、将来の価値やリスクを評価します。具体的には、地域の人口動態・経済状況・インフラ整備計画などを調査しましょう。これにより、投資先の地域が将来的に成長するかどうかを判断できます。
【調査の例】
● 自分が投資したいエリアの調査：利便性・人口動態・経済状況など
● 対象エリアの相場の把握：家賃相場・物件価格など
● 対象物件の調査：賃料履歴・物件価格の推移など
過去の不動産価格の推移や賃貸需要なども漏れなく確認することで、リスクを低減し、利益を最大化するための情報を取得できます。
ステップ5.信頼できる不動産会社に相談する
不動産投資を成功させるためには、信頼できる不動産会社や専門家の協力が欠かせません。専門的なアドバイスを受けることで、より適切な物件選びや契約手続きを進められます。不動産会社選びのポイントは、次の通りです。
● 経験豊富な担当者がいる
● 投資目標に合った物件を紹介してくれる
● サポート体制が充実している
● 戸建て、区分、一棟など、何かに「特化」している会社を選ぶ場合は複数社に相談する
「特化型」の会社は、もちろんその領域における見識が深い面もありますが、その他の選択肢への見識が充分でないことがあります。よって特化型の会社をパートナーに選択する際は、複数社から話を聞き、自身に合った会社を選ぶことをおすすめします。
また、不動産会社の評判や実績を確認し、過去の取引事例や顧客の声を参考にすることも大切です。下記の記事では、信頼できる相談先を探している方に向けて、おすすめの相談先を6つ紹介しています。あわせてチェックしてみてください。
不動産投資のおすすめ相談先6選！選び方や相談時に押さえるべきポイントを紹介｜ノムコム・プロ
ステップ6.物件の選定と現地調査をおこなう
投資に適した物件を選び、現地調査を実施して詳細を確認しましょう。具体的には、物件の管理状態や周辺環境・賃貸需要を確認します。また近隣の賃貸市場を調査し、需要が高いかどうかを確認することも大切です。これにより、安定した収益を見込める物件を選びやすくなります。
なお、ノムコム・プロを運営する野村不動産ソリューションズでは、会員向けにご希望条件に合った「新着物件」や「メール配信限定物件」をメールでお届けしています。不動産マーケット、セミナー情報などの「不動産投資に役立つ情報」も配信しているので、情報収集に便利です。
不動産投資を始めたばかりの頃は特に、情報収集が欠かせません。不動産投資の有益な情報を確認したい方は、下記からお気軽にご登録ください。
ステップ7.物件の購入と契約手続きをおこなう
続いて、選定した物件の購入手続きを進めます。まず、物件購入のための交渉をおこない、売買契約書の内容を確認します。契約手続きには、必要書類の準備や契約書の詳細な確認が含まれます。昨今、「サブリース」でのトラブルが相次いでいますが、特に契約書の条項や条件については、専門家のアドバイスを受けながら慎重に確認することが重要です。これにより、後々のトラブルを防ぎ、安全に投資を進めることができます。契約書の内容でわからないことがあれば、必ず質問しましょう。
ステップ8.物件のリフォームや修繕をおこなう
購入した物件の価値を高めるために、必要に応じてリフォームや修繕をおこないます。内装の改装や設備の更新などをおこなうことで、賃貸物件としての魅力を向上させることができます。例えば、古いキッチンやバスルームを最新の設備に交換すると、空室対策や入居者の満足度向上につながります。また、物件のメンテナンスを定期的におこなうことで、長期的な資産価値を維持することが可能です。リフォームや修繕をおこなう場合は、信頼できる業者へ依頼するのも一つの手ですが、必ず相見積もりを取るようにしましょう。
ステップ9.賃貸経営とリスク管理をおこなう
賃貸経営には、入居者の募集・家賃の設定・契約の締結・トラブル対応などが含まれます。物件を自主管理する場合（オーナー自身で管理する場合）においては、入居者とのコミュニケーションを大切にし、良好な関係を築くことで、安定した収益を期待できます。
対して、物件の管理を管理会社へ依頼する場合は、その管理会社との関係性が非常に重要です。空室時のアプローチ方法や、入居者退去後の募集までのタイムスケジュール感など、しっかりと話し合える関係性を築くことを意識しましょう。
またリスク管理として、不動産保険の加入や緊急時の対応策を準備することも大切です。これにより、リスクを最小限に抑え、安心して賃貸経営をおこなうことができます。不動産投資にともなうリスクとその回避術については、下記の記事で紹介していますのでご覧ください。
不動産投資でよくある2つのQ&A
最後に、不動産投資でよくある2つの質問に回答します。
1. 初心者が不動産投資での失敗を避けるには？
2. 「不動産投資はやめとけ」と言われる理由は？
気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
Q1.初心者が不動産投資での失敗を避けるには？
初心者が不動産投資での失敗を避けるには、正しい知識を身に付け、事前の準備を徹底することが重要です。
【具体的なアクションの例】
● 徹底的な市場調査をおこない、投資対象のエリアや物件の将来性を評価する
● 信頼できる不動産会社を選定し、専門家からのアドバイスを受ける
● 資金計画を適切に立て、自己資金の把握と融資の準備を怠らないようにする
● 長期的な視点で取り組む
● 常に新しい情報や知識を習得する
なおノムコム・プロでは、不動産投資の失敗にまつわる記事を公開しています。あわせてご覧ください。
Q2.「不動産投資はやめとけ」と言われる理由は？
「不動産投資はやめとけ」と言われる主な理由として、次の5つが挙げられます。
1. 高い初期投資と維持コスト
2. 市場の変動性と不確実性
3. 賃貸収入の不安定性
4. 物件管理の手間とコスト
5. 税金、法律、規制など、ルールの複雑さ
不動産投資のリスクを正しく理解し、自身の状況に合った投資戦略を立てることが大切です。詳しくは、下記の記事をご覧ください。
「不動産投資はやめとけ」と言われる5つの理由・成功への道を解説｜ノムコム・プロ
まとめ：不動産投資への第一歩を踏み出す準備を進めよう
不動産投資は、時間と労力をかけて取り組むことで、安定的な収入を得られる可能性がある投資方法です。しかし、リスクもともなうため、始める前に十分な知識と準備が必要です。本記事でお伝えした情報を参考に、自分に合った不動産投資方法を見つけて実践してみてください。
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