あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2016.12.13vol.18
厚生労働省により今年発表された統計によると、2015年の合計特殊出生率は1.46と、21年前の1.50以来の高い水準となりました。
各自治体ではさまざまな少子化対策がなされているため、地域の中で子育てを応援してもらえてるな、と感じている女性も少しずつ増えているのではないでしょうか。
東京都台東区でも、子どもを育てている家族が"ちょっと嬉しくなる"ような、ユニークな子育て支援が行われています。
台東区の昨年の出生率は1.22。23区内の中では10位というまずまずな順位です。全国平均値は下回るものの、子育てがしやすい街を目指して成長中の、期待度が高い地域です。
台東区の特徴的な子育て支援の1つに「にぎやか家庭応援プラン」があります。22歳までの子どもを3人以上養育している家庭を対象に、第3子以降が生まれると成長の節目ごとにプレゼントを貰えるというものです。
出生児には紙おむつパック6袋(おしりふき付。テープまたはパンツタイプを各サイズから選ぶことができます)、こども商品券1万円分、図書カード1万円分が贈呈され、その後も小・中学校へ入学するタイミングで商品券や図書カードが自宅に送られてきます。
出生児にお祝い品を贈呈する地域はよくありますが、子どもが大きくなってからもお祝いをしてもらえると、地域と一体となって子育てをしているような心強さを感じることができるのではないでしょうか。
対象の家庭には申請書が送られてくるので、申請をして、プレゼントを受け取ってくださいね。
子どもが生まれると、家の中の環境をより安全で安心なものに変えていく必要があります。家の中を子育て仕様に整えることは、お母さんの育児ストレスを軽減することにも繋がります。出産を予定している方は、子どもが生まれる前に準備をしておきたいですね。
台東区では、世帯の総所得が800万円以下で小学生以上の子どもを扶養、もしくはこれから出産を控えている女性がいる家庭を対象に、「子育て世帯住宅リフォーム支援制度」を実施しています。
段差解消工事やコンセント位置の移動、指はさみ防止のための折戸取り替え等、20万円を上限に工事費の3分の1を区が負担してくれます。
工事着手後には受付ができないため、リフォームを検討している方は、あらかじめ台東区の住宅課窓口に相談してみましょう。
▶ 「子育て世帯住宅リフォーム支援制度」についての詳細はこちらから
ご紹介したような子育て家庭向けのサービスは、申請した方のみ使えるものです。そのため、サービスの存在を知らずに申請期間が過ぎてしまうと、受けられるはずだった助成を逃してしまうことになります。
年度ごとに支援の内容が変更されたり、新しい支援制度が発表されることもあるので、役所のインターネットや情報コーナーを活用し、積極的にリサーチを行うことをおすすめします。