子育て環境をエリア別にチェック!
子育てに対するサービスは、住むエリアによって少しずつ異なります。エリア別の子育て支援策を確認し、これから住む街や自分の住む街の子育てしやすさを見てみましょう。
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子育て環境をエリア別にチェック!
子育てに対するサービスは、住むエリアによって少しずつ異なります。エリア別の子育て支援策を確認し、これから住む街や自分の住む街の子育てしやすさを見てみましょう。
「海沿いで子育てしたい」「山や湖でピクニックしたい」というパパ・ママにおすすめなのが神奈川県での子育てです。横浜や川崎などの都市部が、どのようなサービスに力を入れているのかにも注目してください。
神奈川県では、平成19(2007)年10月に施行された「神奈川県子ども・子育て支援推進条例」に基づいて、さまざまな子育て支援の取り組みが行われています。
子ども・子育て支援に取り組み、地域に貢献している事業者や個人・団体の活動を表彰する「かながわ子ども・子育て支援大賞」もその一環です。また、一次審査を通過した事業者や個人・団体の活動について公開でプレゼンテーションを行うフォーラムも開催され、子ども・子育て支援活動の活性化を目指しています。
また、横浜市・川崎市・相模原市の3つの政令指定都市をはじめとして、各自治体では独自の子育て支援サービスを展開しています。
平成25(2013)年に横浜市の待機児童ゼロにつながった「保育コンシェルジュ」は、「保育・教育コンシェルジュ」と名前を変え、取り組みの幅を広げています。
さらに、川崎市に49ヵ所に設置された「子育て支援センター」、相模原市に24ヵ所ある「こどもセンター」での「ふれあい親子サロン」など、地域のパパ・ママのニーズに沿った取り組みも見られます。
自治体 | 特徴的な教育環境 | 内容 |
---|---|---|
横須賀市 | 子育てホットライン | 子育てに関する悩みや相談に、休日・夜間を問わず24 時間・365 日いつでも、相談員が電話で応じる。 |
横浜市 | 保育・教育コンシェルジュ | 就学前の子どもの預け先についての相談に応じ、認可保育所のほか、横浜保育室や一時預かり事業、幼稚園預かり保育などの保育サービス情報を提供。 |
川崎市 | 産前・産後家庭支援 ヘルパー派遣 |
母親が出産前後で体調不良等のため育児や家事を行うことが困難な家庭にヘルパーを派遣し、育児や家事の援助を行う。 |
※記事内容は2019年4月時点の情報をもとにしております。最新の情報は各自治体のホームページなどでご確認ください。
横浜市や川崎市の政令指定都市は、独自の教材やプログラムを作成し、小中学校の9年間を通した教育を展開しています。横浜市は、グローバルな視野を持った子どもを育むことを目指し、「小学校国際理解教室」や「よこはま子ども国際平和プログラム」などを通じて、国際理解教育の充実を図ります。
また、横浜市や川崎市ではキャリア教育にも力を入れており、企業等の外部機関とも連携し、子どもたちの職業観や社会参画意識を育むことを目指しています。
ほかに、大和市の全小中学校全普通教室へのタブレットPC導入や、横須賀市のICT活用授業など新たな時代に対応するための取り組みも見られます。
自治体 | 特徴的な教育環境 | 内容 |
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川崎市 | わくわくプラザ | 公立小学校の敷地内に設置。放課後・土曜・長期休業日などに児童が遊びを通じて、仲間づくりを図れる。 |
横浜市 | はまっ子未来カンパニー プロジェクト |
横浜らしいキャリア教育「自分づくり教育」をより推進していくことを目的として、学校と外部機関等が連携して社会課題を解決する取り組みを行う。 |
海老名市 | えびなっ子プラン | 「早寝・早起き・朝ごはん!テレビは止めて外遊び!」を合言葉に、生活習慣に目を向け、えびなの子どもたちを元気にする取り組み。 |
※記事内容は2019年4月時点の情報をもとにしております。最新の情報は各自治体のホームページなどでご確認ください。
都市部を中心に子どもの見守りを目的とした防犯の取り組みが強化されています。
川崎市は、子どもたちの緊急避難先を設けて地域で子どもたちを見守る事業「こども110番」を実施。海老名市や茅ケ崎市でも地域ボランティアと連携して子どもの安全を図っています。
一方、海も山もある神奈川県では、自然を活かしたイベントやサービスが充実しています。
藤沢市では、自然と触れ合える場として市内5ヵ所に「憩いの森」を提供しています。
また、平塚市の「湘南ベルマーレひらつかビーチパーク by shonanzoen」は、市から委託を受けた地元サッカーチームが管理・運営を行い、夏の海水浴はもちろん1年を通して遊べる場となっています。
自治体 | 特徴的な環境 | 内容 |
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厚木市 | 愛の目運動 | 朝は「いってらっしゃい」、下校時間には「気を付けて帰ってね」「おかえりなさい」などと声をかけ、地域ぐるみで子どもを見守る運動。 |
茅ヶ崎市 | 天サイ!まなぶくん 茅ヶ崎版 |
茅ヶ崎市が東京大学などと協働で開発したアプリ。端末のカメラ機能を介して表示される画像に、茅ヶ崎市の防災情報を重ね合わせて表示することが可能。 |
海老名市 | えびなメールサービス | あらかじめメールアドレスを登録した市民に、防災や防犯、交通安全に関連した情報や緊急連絡をメール配信するサービス。 |
※記事内容は2019年4月時点の情報をもとにしております。最新の情報は各自治体のホームページなどでご確認ください。
※記事内容は2019年4月時点の情報をもとにしております。最新の情報は各自治体のホームページなどでご確認ください。
海の近くで子育てしたいと思っていますが、どんなことに注意すればよいですか?
人の多さや潮風に注意してください。
神奈川県の湘南地区は、親子で海水浴やバーベキュー、潮干狩りなどを楽しみたい人に人気のエリア。海の表情や潮風を感じながら1 年を過ごす生活は憧れですね。
海の近くで注意したいのは、人の多さ。
夏の海水浴シーズンになるとゴミが増えたり、夜まで騒ぐ人たちへの苦情が聞かれます。道路も渋滞しますので、車やバスでの移動では時間が読めないケースもあります。
また、潮風によってお子様の自転車がさびたり、洗濯物もべたついたりもします。
湿度が高くカビが発生しやすいのでお子様がアレルギーの場合は掃除をまめに行ってください。
いろいろと注意点もありますが、総じて海の近くに住む方は満足度が高いようです。