不動産投資コラム

サラリーマンは不動産投資でカモにされる?悪徳業者を見抜く4つのポイント

サラリーマンは不動産投資でカモにされる?悪徳業者を見抜く4つのポイント

この記事では、不動産投資に興味はあるが悪徳業者に利用されるのを恐れるサラリーマンへ向けて、悪徳業者はどうしてサラリーマンを狙うのか、またそれを避けるための具体的な手段について解説します。知識と正しい戦略を身につけ、安全な投資活動を行うための参考として、ぜひ最後までお読みください。

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サラリーマンが不動産投資でカモにされやすい主な理由2選

サラリーマンが悪徳業者から狙われやすいのは、特定の状況が彼らをターゲットにしやすくしているためです。下記2つの主な理由を詳細に解説します。

1. ローン(融資)が通りやすい
2. 本業が忙しくて不動産の勉強ができていない

理由1.ローン(融資)が通りやすい

サラリーマンは安定した収入があるため、金融機関からの信用度が高いことが多く、高額なローンを比較的容易に組むことが可能です。悪徳業者はこの特性を悪用し、サラリーマンに対して資産性に見合わない高額な物件を売りつけることがあります。このような状況は、サラリーマンを経済的に困窮させるリスクを高め、将来的に重大な問題を引き起こすおそれがあります。したがって、ローン契約を結ぶ際には、物件価格の妥当性を専門家に評価してもらうことが重要です。

理由2.本業が忙しくて不動産の勉強ができていない

日々の業務に追われているサラリーマンは、不動産投資に関する十分な知識を身につける時間がありません。この知識不足を悪用して、悪徳業者は不利な契約を進めたり、市場価格より高い価格で物件を売りつけたりすることがあります。不動産投資にかかわる情報の収集投資を行う前に市場の動向を理解し、信頼できる専門家からアドバイスを受けることが大切です。

サラリーマンが不動産投資でカモにされる3つの事例

サラリーマンが不動産投資でカモにされる事例は多岐にわたりますが、ここでは特に一般的な3つの事例を挙げて、その背景を説明します。

1. 高額なローンを押し付けられる
2. 相場以下の家賃保証で契約させられる
3. 大規模修繕が必要な古い物件を購入させられる

事例1.高額なローンを押し付けられる

サラリーマンが不動産投資でカモにされる典型的な例の一つが、不当に高額なローンを押し付けられるケースです。前述のとおり、多くのサラリーマンは安定した収入があるため、銀行からの信用が高く大きな額のローンが比較的容易に承認されることが多いです。悪徳業者はこの点を悪用し、市場価値以上の価格で物件を売りつけ、サラリーマンに重い負担を強いることがあります。

事例2.相場以下の家賃保証で契約させられる

次に紹介するのは、悪徳なサブリース会社との契約において実際の相場賃料よりも低い家賃で契約を結ばされるケースです。初心者投資家を対象に、表面的には魅力的に見える家賃保証(高い保証率)を提示し、実際は相場賃料よりも低い条件で契約させる手法が見られます。この場合、投資収益が期待ほどには上がらず、経済的損失を被ることになります。

事例3.大規模修繕が必要な古い物件を購入させられる

古い物件を安価で購入することは一見するとお得に思えますが、将来的に必要となる大規模な修繕やメンテナンス費用を考慮に入れないと、後で高額な出費を強いられることになります。悪徳業者は、この点を隠して物件を売りつけることがあります。

これらの事例から学ぶべきは、不動産投資は表面的な情報だけで判断せず、しっかりとした下調べと専門的な意見を参考にすることの重要性です。詳しくは、後ほど「サラリーマンが不動産投資でカモにされないための5つの対策」で解説します。

不動産投資でカモにされてしまうサラリーマンの特徴3選

不動産投資は多くのサラリーマンにとって魅力的な収益源ですが、不十分な知識や経験の欠如が原因で、悪徳業者から利用されてしまうリスクも伴います。ここでは、そのような状況に陥りやすいサラリーマンの3つの特徴を解説します。

1. 不動産の知識が不足している
2. 高収益を求めて無理な投資をする
3. 詳細な市場調査を行わない

特徴1.不動産の知識が不足している

不動産投資においては、市場動向・法規制・税制・投資戦略など様々な知識が必要です。サラリーマンはこれらの基本的な知識が不足しているケースがあり、その結果、悪徳業者の甘い言葉に乗せられやすくなってしまいます。例えば、過大な利回りを謳う物件に飛びついた結果、予期せぬコストで利益が減少する事態に陥ることがあります。

特徴2.高収益を求めて無理な投資をする

一部のサラリーマンは、高いリターンを求めて、適切なリスク評価を行わずに投資を行う傾向があります。特に、短期間での大きなリターンを望む心理が働くことが原因で、現実離れした投資に手を出してしまいます。例えば、実際の市場価格よりも高価な物件に投資し、将来的に価値が下落するリスクを無視することがあります。投資には冷静な判断が必要であり、過剰な期待は避けるべきです。

特徴3.詳細な市場調査を行わない

多忙を極めるサラリーマンが、綿密な市場調査を行わずに投資を進めるケースは珍しくありません。十分な情報収集なしに行う投資は、失敗のリスクを高めます。例えば、地域の市場価格が長期にわたり下降傾向にあるにもかかわらず、その情報を知らずに投資すると、資産価値の減少に直面することになります。

悪徳業者を見抜く4つのポイント

不動産投資をする際、信頼できる業者を見極めることは非常に重要です。ここでは、悪徳業者を見抜くための4つのチェックポイントを紹介します。

1. 行政処分歴がないか
2. おとり広告を利用していないか
3. 投資リスクを隠蔽していないか
4. 購入を急かす圧力をかけてこないか

ポイント1.行政処分歴がないか

ネガティブ情報等検索サイト

出典:ネガティブ情報等検索サイト|国土交通省

不動産業者を選ぶ際には、その業者が過去に行政処分を受けた履歴がないかを確認することが重要です。行政処分歴の有無は、業者の信頼性や法令遵守の姿勢を示す指標となります。具体的には、国土交通省のウェブサイトや地方自治体の公式記録をチェックし、過去の不正行為や違反が記録されていないかを調べましょう。

ポイント2.おとり広告を利用していないか

おとり広告は、存在しない物件や実際よりも条件が良いかのように偽って広告する不正な手法です。このような広告を用いる業者は、他の不正行為にも手を染めている可能性が高いため、注意が必要です。実際に物件を訪問し、広告されていた条件と実際の条件が一致するかを確認し、不一致があればその業者との取引は避けたほうが賢明です。

ポイント3.投資リスクを隠蔽していないか

不動産投資には常にリスクが伴いますが、良心的な業者はこれを隠さずにありのまま伝えることを心掛けています。投資リスクが説明されていない、あるいは実態よりも過小に提示される場合、その業者は信用できない可能性があります。投資前には、リスクに関する詳細な説明を求め、書面で確認することをお勧めします。

下記の記事では、不動産投資にともなう7つのリスクと7つの回避術をまとめていますので、併せてご覧ください。
不動産投資の7つのリスクと7つの回避術 |ノムコム・プロ

ポイント4.購入を急かす圧力をかけてこないか

優れた不動産業者は、顧客が納得するまで適切な時間を提供し、無理な圧力をかけることはありません。購入を急かすような業者は、潜在的な問題から顧客の目を逸らさせ、早期に契約を結ばせようとすることがあります。このような圧力に屈せず、十分な検討と市場調査を行うことが大切です。

【悪徳業者を見抜く4つのポイント】
1. 行政処分歴がないか
2. おとり広告を利用していないか
3. 投資リスクを隠蔽していないか
4. 購入を急かす圧力をかけてこないか

これらのポイントを押さえることで、悪徳業者から自身を守り、安全に不動産投資を進めることができます。常に慎重な姿勢を保ち、適切な判断を心掛けましょう。

サラリーマンが不動産投資でカモにされないための5つの対策

不動産投資において、悪徳業者に利用されるリスクを最小限に抑えるためには、知識の習得から適切なネットワークの構築まで、具体的な対策が必要です。本章では、成功を収めるための重要なステップを説明します。

1. 基本的な不動産投資の知識を学ぶ
2. 市場分析と物件調査を徹底する
3. 契約条件を詳細に検討する
4. 明確な投資目的を持つ
5. 成功者や信頼できる専門家の意見を参考にする

対策1.基本的な不動産投資の知識を学ぶ

不動産投資の基礎知識は、投資家としての成功の土台となります。市場の動向、財務分析、法的要件の理解は、不利な取引から身を守るために不可欠です。オンラインコース、専門書籍、またはセミナーに参加して、これらの知識をしっかりと学びましょう。知識があれば、提案される取引の真価を判断することができ、悪徳業者に利用されるリスクを減らせます。

対策2.市場分析と物件調査を徹底する

正確な市場分析と物件評価は、不動産投資の成功に不可欠です。地域の経済状態、物件の立地、将来の成長見込みを分析することが、価値のある投資を行うための鍵となります。物件の現地調査や、専門家による評価を行い、その結果を市場データと照らし合わせてみてください。これにより、市場価格との比較を行い、適正価格での取引が可能になります。

対策3.契約条件を詳細に検討する

売買契約を結ぶ際には、すべての条項を丁寧に読み解くことが求められます。潜在的な費用、責任範囲、さらには出口戦略まで、契約内容を完全に理解することが重要です。不明瞭な点は法的アドバイスを求め、しっかり理解したうえで合意に至るよう努めましょう。

対策4.明確な投資目的を持つ

投資目的の明確化は、適切な戦略を立てるうえで基本となります。ご自身の財務状態や人生設計に合わせて、投資の目標を設定しましょう。リスクの許容度や投資期間、収益目標を明確にし、それに基づいた投資判断を下すことが成功のポイントです。

対策5.成功者や信頼できる専門家の意見を参考にする

経験豊かな投資家や専門家からのアドバイスは、見落としがちな落とし穴を避ける手助けとなります。不動産投資関連のネットワークイベントや業界団体への参加を通じて、実績のあるプロフェッショナルとの関係を築くことが推奨されます。これにより、信頼性の高い情報源から学び、より賢明な投資判断を下すことが可能になります。

まとめ:安全に不動産投資を進めよう

不動産投資は、知識不足や不適切な業者によるリスクが伴いますが、適切な対策を講じることで成功は十分可能です。サラリーマンが知るべきリスクを理解し、確かな情報と専門家のアドバイスを活用して、賢明な投資判断を下しましょう。

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古谷 太陽宅地建物取引士、中小企業診断士登録予定

2016年防衛大学校国際関係学科卒業。在学中に米国陸軍士官学校WestPointへの長期留学を経験するも、交通事故で負った怪我の影響で自衛官への道を断念。その後、老舗M&Aコンサルティング企業にてクロスボーダーM&Aのオリジネーション業務に従事し、大手上場企業による海外進出案件を複数担当。現在は「IT×不動産」を掲げるテックベンチャーにおいて、経営企画やマーケティング業務に従事している。

 

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