不動産投資の基本
Q3.ほかの投資手段とくらべ、不動産投資にはどんな特徴がありますか?
A3.自ら「収益向上」「リスク軽減」を図れる特徴があります。
「いい投資対象」の判断がつきやすい
株式投資をする場合、「その会社の株価が上がるかどうか」を、業界のポジション・決算報告・役員人事・資本や技術の提携企業などから総合的に判断します。しかし、この判断を一般の方が正しく行うのは簡単ではありません。
現在の業績が好調でも、将来的には維持できないかもしれません。経営判断のミスから、思わぬ業績不振に陥るリスクや大きな不祥事の発覚などもありえます。
また、株価は国内の事情だけでなく海外の企業や政治および紛争などの情勢をはじめ外貨のレートや外国の金利などとも密接に関わっています。つまり、さまざまな知識を駆使して企業や株価の将来を慎重に予測しても、損失を被る可能性があるのです。
一方、不動産投資では、「いい物件かどうか」の判断基準は、それほど難しくありません。誰もが住宅に住んだことがあり、快適な住環境を潜在的に理解しています。備えられている設備、駅からの距離、周辺環境、外観、管理状態など、「自分も住んでみたいと思えるかどうか」を感じられれば、ある程度の判断ができるでしょう。
自分で「経営改善」ができる
株式投資をしていて、その企業に対して「何か経営改善策を講じてほしい」「リスク回避を図ってほしい」と思っても、なかなかその声は届きません。
一方、不動産投資では、「このままでは空室が埋まらない」と感じた際は、建物の修繕や設備改善もしくは敷金や賃料などの賃貸条件の緩和、不動産仲介会社への報酬増額などといった対策を自ら考え、実行することができます。
ローリスク商品よりも高いリターンが望める
「不動産投資の基本 Q1 .不動産投資ってどんな投資ですか?」にある通り、不動産投資の目的は「インカムゲイン」です。「キャピタルゲイン」狙いである株式投資よりも、ローリスクの「定期預金」や「公社債」といった商品のほうが分類としては近いかもしれません。ただ、それらローリスク商品よりも、不動産投資のほうがリターン(利回り)は高くなることが一般的です。
柴田 敏雄(しばた としお)宅地建物取引士、管理業務主任者
宅地建物取引士、管理業務主任者
司法書士事務所に2年、大手不動産管理会社に5年、個人顧客を中心に不動産賃貸・売買の仲介営業会社に7年間従事。
司法書士事務所に2年、大手不動産管理会社に5年、個人顧客を中心に不動産賃貸・売買の仲介営業会社に7年間従事。
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「不動産投資とは?」「株などとの違いは?」など、不動産投資の基礎知識を学びましょう。
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