おかたづけ育®、はじめませんか?
子どもの“やりたい気持ち”と“できる力”を育む「おかたづけ育®」について、整理収納アドバイザーEmiがお伝えします。
ここから本文です
おかたづけ育®、はじめませんか?
子どもの“やりたい気持ち”と“できる力”を育む「おかたづけ育®」について、整理収納アドバイザーEmiがお伝えします。
2016.08.25
「家族のシアワセは、暮らしの基本となる『家』から。」をコンセプトに、家事をラクにする動線や仕組みを考えた収納をお伝えしている、「OURHOME」主宰、整理収納アドバイザーのEmiと申します。
夫と7歳の男女の双子の4人家族で、3LDKのマンションに暮らしています。
私は整理収納アドバイザーという仕事をしていますが、どちらかというと、きっちり収納するのは苦手な方です。
そんな私がお伝えしている「おかたづけ育®」とはお片づけの上手な子どもに育てよう!ということではありません。
著書「おかたづけ育、はじめました。」(大和書房)でも書かせていただきましたが、「おかたづけ育®」とは、お片づけを通して、自分のことを自分で決める心を育むこと。
たとえば、おもちゃの収納について言えば、
――――
おもちゃ箱がいっぱいになったら、
自分でいちど全部出して、これから使いたいものを選ぶ。
それらを使いやすいように収める。
――――
このようなお片づけの一連の流れは、自分で物事をきめていく力が身につくのだと思います。
この力はきっと人生にも繋がっているはず。
モノや情報があふれている今、自分で自分の軸を決めることができたら、きっと豊かな人生が送れると思うのです。
わが双子たちが5歳の頃、玄関先でくつを揃えることがなかなかできずにいました。
どうしたものかなと考えていたある日、「くつの形を描いたシートを玄関に置けば、子どもも自然とくつをそろえたくなるかも!?」と、ふと思いつきました。そして、くつの形を手書きした紙をクリアファイルにはさみ、玄関に置いてみました。
すると帰宅した子どもたちは何これ?!と目をキラキラ輝かせ、おもむろに、自分のくつをシートの上にそろえたのです。
そんなアイデアからうまれたのが、教育ブランドGakkenとコラボして作った、玄関に貼るだけで子どもが自分でくつを揃えたくなる「くつおきマーク」です。
子どもがやりたいと思える環境さえ用意してあげれば、子どもは自分でできる力を持っているはず!「自分でできた!」がたくさん感じられる環境づくりをしていきたいものですね。
おもちゃは、子どもが遊びやすく、そして片づけやすい、その両立ができる収納が大切です。
わが家では1種類のおもちゃを1つの箱に入れる、「1ジャンル1ボックス収納」にしています。
箱の前面には中身の写真をつけて、誰もがわかる目印に。
この「めじるし」をつけることがポイントです。
そこでGakkenとコラボして、簡単に写真を入れられる、シールタイプの「めじるしポケット」を作りました。
写真を撮って印刷するのが面倒なら、おもちゃのチラシを切り抜いて入れるだけでも構いません。また、お子さんにイラストを手書きしてもらうのもおすすめです。
子どもは親が思っている以上に、「自分でやりたい気持ち」と「自分でやれる力」を持っているものです。
子どもの力を信じて「いつのまにか自分のことを自分でできる」仕組みや仕掛けをたくさんの家の中にちりばめられたら最高ですよね。
そんなきっかけ作りの1つとして、おかたづけ育ツールがお役に立てればうれしく思います。
(協賛:学研ステイフル)