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片付け収納

どうしたら片付けてくれるの?ママと子どもの「お片付け」のコツ

毎日毎日散らかすわが子に悩むママ達のための、子どもと一緒に上手にすすめるお片付けのコツを紹介します。「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子さん監修のもと、マスターインストラクターがバトンをつなぎ、リレー形式でコラムを連載します。

「片付けて!」という前にーママが学ぶ整理収納の基本

整理 - 必要な物を見分けるコツ

整理とは「必要な物を残すこと」。それは不要な物を手放すプロセスでもあります。「うちの子、何にも捨ててくれない。」と思っているママは多いです。

ですがお片付けに伺うお宅で要らない物を仕分ける子どもに「それ本当に要らないの?」と、口をはさむのはママの方です。子どもの場合、成長と共に衣類は次々とサイズアウトし、興味を持つオモチャも変わっていきます。

ですから、子どもの物を整理する際の基本ルールは「今使っている物=必要な物」。

要不要を仕分ける声かけは、「要る・要らない」ではなく「使っている・使っていない」がおすすめです。「最近これは遊ばなくなったね。」「このシリーズ、読まなくなったね。」「これからも使うと思う?」など、「今使っている物が残す物」を意識した声がけをすれば、上手に物を卒業できるようになります。

子どもとの物の整理は、お誕生日やクリスマスなどの「お楽しみの直前」がおすすめ。「お誕生日は何が欲しいの?じゃあそれを片付ける場所を作っておかないとね。遊ばなくなったおもちゃをママと一緒に探してみようよ。」と誘ってみましょう。「物を手放すと欲しい物が入ってくる」という体験をさせてあげてください。

子どもが「要らない」と仕分けた物は上手に手放しましょう。喜んでくれるママ友に譲ったり、インターネットで寄付先を見つけたり、行動力のある方ならネットオークションに挑戦するのもいいでしょう。

一方、どうしても手放せない思い出の物や下の子用にとっておきたい物もあります。当面は保管するだけですから、家の中の「使いづらい収納スペース」に移動。押入れの天袋や納戸の奥などはどうでしょう?

捨てるしかない物は、我が家では「ごめんね。ありがとう」と言ってからゴミ袋に入れていました。時には潔く処分するのも大切な整理です。

何を残し何を手放すかは大きな決断。その経験を重ねる中で「自分で決める力」が育ちます。子どもが一生懸命考えて決めた事を、ぜひ尊重してあげてください。

収納-使いやすく配置するコツ

整理が終わって残したい物が決まったら、それらをどこにどう収めるかを考えるのが収納です。

収納の目的は「使いやすく配置する事」。そのためのコツは1.動線、2.使用頻度、3.適量、4.グルーピング、5.ラベリングです。

1.動線
使いやすい配置の最初のコツは「動線」です。動線とは「様々な行為をするときの人や物の動き」の事。これを意識して物の定位置を決めると、部屋は自然と片付けやすく散らかりにくくなります。

スムーズな動線のルールは、「[1]使う場所の、[2]使いやすい高さに、[3]少ないアクション数で」配置する、です。

[1] 使う場所の:
「ここで出して、ここで使って、ここで戻す」―使う場所で全ての作業が完結するのが一番簡単。

そのような定位置を見つけるには間取り図が便利です。間取り図を見ながら「この場所でいつも使っている物は何?」と考えると、それぞれの物を収納したい場所が見えてきます。

※ダイニングテーブル脇のチェストには、リモコンやティッシュペーパー、カトラリーや取り皿など、ここで使う物を配置。

[2] 使いやすい高さに:
一番出し入れのしやすいゴールデンゾーンは、腰から胸のあたりまでの高さ。

使う人の身長によって多少上下します。子ども部屋では、よく使う物を子どものゴールデンゾーンに収納しましょう。

[3] 少ないアクション数で:
アクション数とは物を出し入れする手間の事。扉を開けて、中の引出しを開けて取り出すのは2アクション、扉を開けて取り出すのは1アクション。一番ラクなのは、ゼロアクション=「出しっぱなし」です。

片付け嫌いな子どもならアクション数はなるべく少なくしてあげましょう。ざっくり放り込むだけ、ひょいと置くだけなどの0 ~ 1アクションを工夫してみてください。

※お財布、携帯、名刺入れや腕時計など、帰宅したらポケットから取り出す物たち。素敵なかごを選べば「出しっぱなしだけどいい感じ」が実現します。

2.使用頻度
使用頻度のコツは「よりよく使うものを、より便利な場所に配置する」です。

あまり出し入れしない雛人形や子どもの工作は押入れの天袋でも困りませんが、毎日使う文房具や登園セットはすぐに取り出せる場所に収納する、という事。

家にある物のうち、本当によく使う物なんて実は2、3割程度。片付けの最初の一歩が踏み出せない方は「毎日使う物だけでも見直してみよう」と気楽に考えてみてください。

3.適量
子どもの適量とは「自分で管理できる量」。

「おままごとはこのかごに入る分だけ」など、棚や引出し、かごの数で、「適量」をわかりやすくしてあげましょう。

また、収納スペースの中にはゆとりが必要。きっちりたたまなければ入らない引出しは子どもには続きません。ざっくりたたんだり放り込んだりしてもおさまる「8割収納」がおすすめです。

4.グルーピング
「ある作業をする時に一緒に使う物をまとめる事」がグルーピング。

例えばアイロン、霧吹き、スプレーのりなどを一つのかごにまとめた「アイロンセット」などです。

子どもの物だと、習い事のカバンはそれ自体がグルーピング。他にも帽子、園服、カバン、ハンカチやティッシュが同じ場所で出し入れできる「登園コーナー」などもそうです。

5.ラベリング
収納を開けなくても中身が分かるようにする工夫が「ラベリング」。

例えば「電池」、「工具」などと書いたラベルシールを引き出しに貼る方法です。字の読めない子どもならイラストや写真を使うなど、わかりやすくするラベリングは様々です。

整理と収納の具体的なコツ、いかがでしたか?無意識にできていた事もあったのではないでしょうか。

「ここって不便!」と思うのはズボラなのではなく、不便を見つけるセンスがあるのです。たくさんの不便を解消して、ストレスフリーな我が家にしてください。

橋口 真樹子 (はしぐち まきこ)

お片づけカウンセラー/社団法人 親・子の片づけ教育研究所理事

夫のアメリカ留学を実現するため夫婦そろって退職、家財の9割を手放し2歳の娘を連れて渡米。留学中に「いつ来てもきれいな家」と評判になり、お片づけのアドバイスを求められるように。帰国後に整理収納アドバイザーの資格を取得、「家族まで片づけスイッチが入る」お片づけカウンセリングや「手軽な工夫がすぐ真似できる」自宅セミナーが好評。 

ブログ: 「幸せな毎日のための整理力」 
http://seiri-ryoku.jugem.jp/

著書:「ひと声かければ5分で片づく!子どものお片づけ」(青月社)

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