子育てにおすすめのエリア特集
子育てに対する取り組みは自治体によって違ってきます。緑の多さや安全性も子どもにとって大切。さらに駅前の利便性や公共施設へのアクセスなど街の環境に合わせ、おすすめのエリアを紹介します。
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子育てにおすすめのエリア特集
子育てに対する取り組みは自治体によって違ってきます。緑の多さや安全性も子どもにとって大切。さらに駅前の利便性や公共施設へのアクセスなど街の環境に合わせ、おすすめのエリアを紹介します。
充実した交通網を活かし、都心のベッドタウンとして発展してきた埼玉県。各自治体の取り組みと環境面から、子育てに適した生活が手に入れられる埼玉県のおすすめのエリアを特集します。
埼玉県の県庁所在地であり、政令指定都市のさいたま市は、120万人余の人口を支える市だけに待機児童解消に向けた取り組みが期待されています。
その一つの施策として平成25(2013)年に「保育コンシェルジュ」を配置しました。保育を希望するママとパパの相談にのり、保育所等に入れなかった際のアフターフォローを行っています。
そのほかにも生後2~3ヵ月の赤ちゃんのママとパパに対する「育児学級」、生後4ヵ月までの赤ちゃんがいる家庭にエンゼル訪問員が子育て情報を提供し、相談にものる「ハローエンゼル訪問事業」、子育てポータルサイト「さいたま子育てWEB」なども用意されています。
教育面では、「潤いの時間」を設け、小中一貫したカリキュラムのもと、国際社会をたくましく豊かに生きる子どもの育成に努め、人間関係と英会話についてのスキルとコミュニケーション能力を向上するプログラムを実施しています。
授業以外の取り組みとしては、「放課後・土曜日チャレンジスクール」で、自主的な学習のサポートと地域の人とのスポーツ活動を推進し、何ごとにも意欲的な子どもを育てることを目的としています。
JR武蔵浦和駅は、JR埼京線とJR武蔵野線が乗り入れ、JR池袋駅まで約18分、JR新宿駅やJR渋谷駅まで1本約23分でアクセスできる都心通勤者にも便利なエリアです。
駅周辺にはタワーマンションが立ち並び、その周辺に閑静な住宅街が広がっています。また、駅と直結してス-パーや書店などがあり、買い物に便利な環境です。
西口にはサウスピアという複合施設があり、南区役所、図書館、子育て支援センターがあります。保育所や学童保育が駅から徒歩圏内にいくつかあり、駅周辺に保育施設が多いのも、共働きのママとパパにはうれしい限りです。
一方、少し駅から離れると緑も豊かで、別所沼公園に続く道は街路樹が植えられ、四季を通じて気持ちよい散歩道となっています。
川口市は、市役所に「子ども育成課」「子育て相談課」があり、子育てに関する窓口が設けられています。また、子育てに関する子育て応援ポータルサイト「ママフレ」もあり、市民にとってわかりやすい情報発信を心がけています。そのため、「どれを利用できるかわからない」ということもなく、スムーズに行政サービスが利用できるのが特徴です。
子育て相談の場が充実しているのも川口市の特徴の一つです。生後間もない赤ちゃんのいる家庭にとってうれしいのが、子育ての情報や悩み相談を行う「こんにちは赤ちゃん事業」です。
ほかにも「家庭児童相談室」「子ども家庭相談室」「子育て情報メール」などで、子育てをするママやパパをサポートしています。ベイゴマ・こま・けん玉・竹馬などで遊べたり、土曜日には工作や自然体験ができる「プレイリーダーがいる公園」も、独自の取り組みとしてユニークです。
また、行政以外にも注目したいのが、子育てサークルです。公共施設などを利用して50ほどのサークルが活動しています。
教育面では、「子どもの心や体の成長には、学校だけでなく、家庭や地域も大切な役割を担っている」として、学校・家庭・地域が一体となった教育の推進を目指しています。また、そのための施策として、学校におけるさまざまな活動についてボランティアとして協力・支援を行う保護者・地域住民による活動組織「学校応援団」の充実を図っています。
JR京浜東北線の川口駅は、埼玉県南部の玄関口として東京都と接しており、JR池袋駅へ約11分、JR上野駅へ約13分、JR新宿駅へ約16分と都心へのアクセスの良さが魅力です。
駅周辺には川口駅前行政センターや川口市立中央図書館、川口総合文化センター(リリア)などが集まっており、行政サービスが便利に利用できます。
専門店やシネコンのある「アリオ川口」や、地域に愛される老舗の百貨店「そごう川口店」、レストランが充実した「かわぐちキャスティ」など、暮らしを快適に彩る複合商業施設も充実しています。
また、駅を少し歩くと、町の産業である鋳物でつくられたモニュメントが見られる「リリアパーク」や、同じく鋳物でつくられた聖火台のレプリカが置かれている「青木町公園」など、のんびり過ごせて心に潤いを与えてくれるアートと緑のあるスポットが点在しています。
埼玉県が初めて認定した「埼玉県地域子育て応援タウン」である戸田市では、豊かな財政基盤をもとに充実した子育て支援が受けられます。
妊娠中から子どもが1歳になるまで利用できるのが、「産前産後支援ヘルプサービス」です。掃除や洗濯などの家事、おむつ交換や授乳などの育児をヘルパーが支援してくれます。
子どもがもう少し大きくなったときの支援としては、入院・出産・介護などの際に一時的に市と契約した施設で子どもを預かってくれる「子どもショートステイ」や、残業等で帰宅が遅くなるときに、市内の施設で午後9時30分まで預かってくれる「子どもトワイライトステイ」などの、一時預かりが充実しています。
ほかには、地域で子育てを支援する人と子育て家庭を結ぶ「ファミリー・サポート・センター」も利用でき、子育てを地域で応援する取り組みが進んでいます。
戸田市は、子どもの学力アップにも積極的です。小学校では二学期制を採用し、期を減らすことで期末テストや終業式の時間を授業に充てたり、エアコンを導入して夏休みを短くしています。
放課後には小中学校ともに「とだっこ学習クラブ」があり、ジャンプアップティーチャーやアクティブティーチャーと呼ばれる非常勤講師が基礎的な学習を楽しく指導することで、学習意欲の向上に一役買っています。
荒川を隔てて東京都と隣接するJR埼京線の戸田公園駅はJR池袋駅、JR大宮駅ともに約14分でアクセスできる好立地です。JR湘南新宿ラインを経由すれば、横浜方面へも便利にアクセスできます。
駅前にはスーパーなどのショッピング施設も充実しているほか、戸田公園駅前行政センターでは、各種届出や証明書の発行などの行政サービスを受けることができるなど、便利で暮らしやすいのが特徴です。子育て施設も戸田公園駅前にあり、0~3歳までの親子が自由に遊べる「子育て広場」が利用できます。
駅名にもなっている埼玉県営戸田公園は、JR埼京線戸田公園駅から20分ほど歩いた場所にあり、日本最大規模の人工静水コースを備えた戸田漕艇場を備えています。春は桜、夏は花火大会を楽しめるなど、緑とスポーツ設備の調和が豊かな環境を築いています。
※記事内容は2019年7月時点の情報をもとにしております。最新の情報は各自治体のホームページなどでご確認ください。