あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2016.05.24vol.3
引き続き、子育て世代の引っ越しをサポートしてくれる行政サービスです。今回は3回連載の最終、文京区の取り組みについて紹介します。
文京区は教育熱心なファミリーに人気がある区ですが、実はひとり親世帯にやさしいサポートがあります。
シングル家庭の中にはひとり親家庭への公的な支援があることさえ知らない方も多くいるかもしれません。文京区に限らず、お住いの自治体が行っている手当や助成などを公式サイトでチェックすることをおすすめします。
母子家庭、父子家庭をしっかりサポートするのが、文京区のこの制度です。18歳未満の子どもを育てるひとり親世帯の人が、区内の民間賃貸住宅に引っ越すとき、移転にかかった費用を最高15万円まで助成してくれます。
第1回で挙げた新宿区の制度同様、こちらも転居先の賃貸契約前に申請が必要なので要注意です。
支援内容 | 礼金、仲介手数料、引越経費の合計で、限度額15万円 転費用及び今までの家賃と転居した後の家賃の差額、限度額2万、助成期間2年 |
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申請期限 | 新たな住居の賃貸借契約を締結する前 |
要件 | 18歳未満の子どものいる母子家庭・父子家庭、または、父母の死亡等により、18歳未満の子どもを祖父母などが養育している世帯 世帯の総所得が一定基準以下などの要件あり |
※2016年5月時点。詳細および最新の情報は自治体ホームページなどでご確認ください。
http://www.city.bunkyo.lg.jp/tetsuzuki/jutaku/yachin/sumikaeyatinkoureisya.html
自分たちのライフスタイルに合わせて、先々のことを考えて支援制度がある区を選んで引っ越すというのも十分アリではないでしょうか。
今回3回に分けてご紹介してきたように、各区がいろいろな支援サービスを実施していて、引っ越しという暮らしの転機を迎えたファミリーに「うちの区に長く住んでね」とのメッセージを発信しています。
まとまったお金が動くタイミングでそれを利用しない手はありません。家計への負担をできるだけ抑えつつ、新しい住まいで楽しい新生活をスタートしたいものです。