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住宅ローンコラム 高田先生に聞く!住宅購入マネー事情

住宅ローンの返済が厳しくなったら

2009年12月14日

早めの相談が必要

借り換えで改善できればよいのですが、借り換えの際は金融機関の審査があります。年収が下がっているなどの場合には、借り換えができないこともあるでしょう。また、借り換えには諸費用がかかりますので、預貯金から諸費用分を支払うのが厳しいかもしれません。その場合には、残念ながら今借り入れしている金融機関で対応してもらうほか手だてはありません。
ギリギリまで頑張っても、万一支払いが滞ってしまっては、大切なマイホームを手放すことになりかねません。それよりも、早め早めに相談に行き、返済計画の見直しをしてもらうようにしましょう。

借り入れ当初に気を付けたいこと

住宅ローンの返済は、20年、30年と続くものです。借り入れ当初は返済に余裕があったとしても、長期間にわたる住宅ローン返済中は家計の状態も一定ではありません。
住宅ローンの返済が厳しくなる理由としては、
  • 教育費などが増え、家計支出が多くなる
  • ボーナス返済に頼っていたが、会社の業績が落ち、ボーナスが減ってしまう
  • 残業が多い時期をベースに返済計画を立てたが、残業が減ってしまう
  • 当初は共働きだったが、出産等で妻が仕事を辞める
などが考えられます。また、今後は金利の上昇による返済額の増加で支払いが厳しくなることも十分に考えられます。
これらは、ある程度予測がつくリスクとして考えられることです。
返済が厳しくなることをなるべく避けるためには
  • 将来、家計支出が多くなるときをベースに返済額を検討する
  • ボーナス返済は極力避ける、または返済額を少なくしておく
  • 将来、妻(または夫)が仕事を辞めるまたは収入が下がる可能性があるのであれば、借入額は少なめにしておく
  • 固定金利型を中心に借り入れする
という対策をあらかじめ取っておくことが必要です。
せっかく手にしたマイホームも、返済で苦労することがあると重荷になってしまいます。完済まで安全に返済できるよう、プランニングすることが大切です。

執筆者:高田 晶子(たかだ あきこ)

株式会社マネーライフナビ取締役。
ファイナンシャルプランナー(一級FP技能士)、宅地建物取引主任者、信託銀行不動産部勤務、 不動産コンサルティング会社を経て、1996年にFPとして独立、2010年より現職。 家計全般、保険の見直し、住宅購入など個人向け相談を中心に、 執筆、マネーセミナー、マネーコンテンツの制作等を行う。

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