あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.08.08vol.34
千葉県船橋市は、都心部まで電車で30分と交通の便が良いエリアです。市内には百貨店や大型ショッピング施設があり、東京近郊から買い物に来る人も多く、一見すると都市的なイメージのある船橋市ですが、実は田んぼや畑、漁港もあり、地元産の新鮮な食べ物を手に入れやすいという魅力があるんです。
特に、小さな子どもを育てているママにとって食材は無視できないテーマ。船橋市で美味しく安全に子育てをしませんか?
62万人が暮らす船橋市は、都市と自然が調和した地域です。沿岸部には干潟で遊ぶことができる「ふなばし三番瀬海浜公園」があり、暖かい季節になると潮干狩りやバーベキューの客で賑わっています。
船橋漁港では新鮮なアジやサバ、スズキなどが水揚げされ、毎月第3土曜日には朝市が開かれています。家族連れで朝市を訪れ、「お魚さばき教室」でプロに鮮魚のさばき方を教わるのも楽しそうですね。
一方、市内では野菜や果樹のほか畜産や花卉栽培も盛んです。新鮮な野菜の多くは首都圏に出荷されるため、船橋市は「都会の台所」とも呼ばれています。もちろん市内の保育園や小学校では、地場産の食材を使った給食が子どもたちに提供されています。家庭で使う食材は、農家に併設された直産場を利用するのもおすすめです。
船橋市では小中学校における食育にも力が注がれています。市内の学校では、栄養教諭・栄養職員による食育活動のほか、児童の保護者を対象とした栄養相談と指導が行われています。
学校給食においては食材の地産地消が実践され、地元で採れた農水産物を食べることの良さを子どもたちに伝えたり、保護者を学校に呼んで給食の試食会が開かれています。
地元で採れる食材を通じて、農水産業者をはじめとする地域の人々との交流が広がり、さらに自分が住む地域への愛着が芽生えるきっかけにもなります。
船橋市では平成29年4月より「親・子世帯近居同居支援事業」が始まり、祖父母との近居・同居をする家族には最大20万円の助成金が支給されます。子世帯に18歳未満の子どもがいることなど、いくつかの条件を満たす必要がありますが、親世帯または子世帯のどちらかが1年以上船橋市に在住していれば、子育て中の家庭はほぼ利用できそうな内容です。
平成27年3月に「少子化社会対策大綱」が閣議決定されてから、「世代間の助け合いを目的とした『三世代同居・近居』の促進」のための施策が各自治体で行われていますが、船橋市では住宅購入時はもちろん、賃貸や併用住宅でも適用されます。近居・同居を検討している人にとっては活用して損はない制度なので、ぜひ一度ホームページで確認してみてください。
船橋市で子育てをしている方にぜひ活用していただきたいのが「ふなっ子メール」の配信サービスです。保育園の開園・入園手続きの方法や、市内で開催される親子向けのイベント情報、予防接種のスケジュールなど実用性の高い子育て情報がメールで送られてきます。登録するだけで自動的にメールを受信できるため、ホームページで確認してもうっかり予定を忘れてしまう!という方にはオススメのサービスです。
その他にも、感染症予防対策や、イヤイヤ期の対処方法など子育てのワンポイントアドバイスが定期的に送られてきます。バックナンバーは市のホームページで読むことができるので、育児で困った時には役立てたいですね。
市のサービスや地域ならではの環境をうまく利活用することで、より豊かな家族生活を実現することができそうですね。