あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
ここから本文です
あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.08.22vol.35
相模原市は神奈川県では横浜、川崎に継いで3番目に人口の多い街です。神奈川県内とはいえ新宿駅まで35分程で行けるので、首都圏にお勤めの方にも便利です。
都心へのアクセスがよいだけでなく、住環境も魅力的です。市をつらぬくように大きな相模川が流れ、そのほとりには「相模川自然の村公園」などの大規模な公園や、「上大島キャンプ場」「望地弁天キャンプ場」などのレジャー施設が点在しています。自然のなかでのびのびと子育てができそうですね。
橋本や相模大野駅周辺はファッションビルや百貨店が建ち並び、買い物には困りません。相模大野駅の「セレオ相模原」「伊勢丹 相模原店」「相模大野ステーションスクエア」、橋本駅の「アリオ橋本」では、ファッション雑貨から、食料品までなんでも揃います。
今回は、そんな相模原市の子育て支援策をご紹介します。
自然にあふれ、お買い物にも便利な相模原市で、子育て面で注目したいのは、保育施設の数が多いことです。
相模原市は2015年、2016年と2年連続で保育園の待機児童数がゼロになったことを発表しました。保育園に入れられなくて悩むワーママが多い近年、「待機児童ゼロ」を実現している街は頼もしいですよね。
実は神奈川県の認定する「待機児童」には、認可外保育園に入園した人や、求職活動や育休を延長した人の子どもは入っていないので、実際は「認可保育園に入りたいけれど入れなかった」人が完全にゼロではありません。それでも市が待機児童解消に積極的であることは見て取れます。実際に保護者からの要望が大きい駅周辺に保育所を増やすなど、受け入れ施設を拡大してきた結果だそうです。
市には保育園以外にも、多くの子育て関連施設があります。子どもセンターなど市内27ヵ所の施設で、乳幼児や保護者を対象に気軽に交流できる「ふれあい親子サロン」を開催しているほか、児童館や放課後子ども教室なども充実しています。
子育ては長く続くものです。乳幼児から中学生まで、それぞれの年代の子どもをケアしてくれる施設があると、ママは安心して仕事や家事を頑張れますね。
室内で預かってくれる施設だけではなく、屋外で子どもたちが体を思い切り動かす場所があるのも、自然豊かな相模原市らしいところです。「冒険遊び場(プレイパーク)」は、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーに、キャンプ場や森林公園などで大人のサポートを受けながら、子どもたちが主体的に遊びを創造できる場になっています。
冒険遊び場には、「プレイリーダー」と呼ばれる野外遊びの心得のあるボランティアがいて、自然と遊ぶ方法を教えてくれたり、トンカチやのこぎりを使った本格的なDIYにチャレンジさせてくれたりします。
最近の子どもはインドアの傾向があって、外で遊ぶ機会が少なくなっていると言われますが、幼少期に自然と触れ合うことは、とても大切ですよね。自然観察は理科的な興味を育んで、将来の学習力アップにつながるそうですよ!地域の人のサポートを受けながら、子どもたちが自然に親しめる環境が整っているのは貴重ですね。
相模原市には各区のこども家庭相談課に、保育専門相談員「すくすく保育アテンダント」がいます。保育の相談にのってくれたり、保育サービスについての情報を提供してくれたりする担当者です。
特に初めてママになる人には、子どもが生まれるまで地域の子育てサービスには馴染みがないので、こういったアドバイザーの存在は助かりますよね。しかも、相模原市のすくすく保育アテンダントは仕事探しも含めた個別相談に応じてくれるそうです。「しごと・子育てワンストップ相談」として、総合就職支援センター内の相談室で曜日を決めて相談を受けています。
働くママにとっては保育と仕事は切っても切れない関係です。例えば出産を期に仕事を辞めたママにとっては、再就職が決まらないと保育園に入れないし、保育園に入れないと再就職が決まらない・・・というジレンマに悩まされることがあります。またフルタイム勤務のときに保育園に預けたけれど、育児と仕事との両立を考えるなかで働き方を変えたり、転職したりしたくなるママもいます。そんなときに、相談できるのが「しごと・子育てワンストップ相談」なのです。
子育てや仕事をよりよい環境で行いたいと考えるママにとって、相模原市の子育て環境は、仕事と育児をさまざまな面でサポートしてくれる、とても心強い場所になりそうですね。