ページ内を移動するためのリンクです

ここから本文です

片付け収納

どうしたら片付けてくれるの?ママと子どもの「お片付け」のコツ

毎日毎日散らかすわが子に悩むママ達のための、子どもと一緒に上手にすすめるお片付けのコツを紹介します。「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子さん監修のもと、マスターインストラクターがバトンをつなぎ、リレー形式でコラムを連載します。

園や学校のお便りやプリント類、どうしてる?!子どもに片付けを任せるコツ

こんにちは、橋口真樹子です。
私が理事をつとめる一般社団法人「親・子の片づけ教育研究所」のマスターインストラクター達のリレーコラム。

今回は小学4年生の娘を持つ仙台在住のマスターインストラクター、山崎真弓さんです!

プリント類を溜めこむ悪循環を断ち切ろう

子どもが持ち帰ってくるプリントには、本当に色んな種類がありますね。

ママ自身に届く郵送物やDM、書類を仕分けるだけでも手間がかかるのに、園や学校の毎月の行事のお知らせや宿題プリント、塾のテスト、習い事のお知らせ・・・

数日プリント類の仕分けや整理をサボってしまうと、ダイニングテーブルはあっという間に紙類が山積みになってしまいます。

※子どもが持ち帰ってくるプリントは様々

プリント類は溜めれば溜めるほど、整理がおっくうになってしまうもの。
子どもが自分のプリント類の整理整頓を自分でしてくれると、ママの手間が減って時間にゆとりができ、気持の面でとてもラクになります。

「仕組みづくり」と「子どもへの関わり方」の両面から、子どもが自分でプリント類を片付けるコツをお伝えします。

仕組みづくり(1)プリント類の「仕分け場所」「収納場所」は「仕分ける人」で決める

皆さんのおうちでは、誰がどこでプリント類を仕分けますか?

我が家の娘は10歳。
プリント類は自分で仕分けられる年齢です。

娘は、学校から帰ってきて、子ども部屋でランドセルをおろし、プリント類を仕分けます。
そして、自分のプリントは学習机に置いているファイルボックスに収納し、保護者宛てのプリントはリビングに持ってきます。

※子ども宛てのプリントの収納場所、学習机のファイルボックス

プリント類の「仕分け場所」と「収納場所」は、子どもの成長に合わせて変えてきました。

幼稚園時代は、ママがプリント類を仕分けていたので、プリント類の仕分け場所はダイニング、プリント類の収納場所はダイニング近くの棚でした。

子どもは、おうちに帰ったらリビングで園バッグからプリント類やお弁当を出し、空になった園バッグをリビングの棚に収納するようにしていました。

小学校に入ってからは、プリント類の仕分けは子どもがするようにしました。
なので、プリント類の仕分け場所、収納場所を子ども部屋に変更しました。

学校から帰ると、娘はランドセルを背負ったまま子ども部屋に直行し、子ども部屋でプリント類を仕分け、プリントBOXに自分のプリント類を収納します。ランドセルの収納も子ども部屋です。

私は、娘が持ってきた保護者宛てのプリント受け取り、ダイニングで仕分けてダイニング近くの棚に収納します。

<幼稚園時代>
ママがプリント類を仕分ける
⇒プリントの仕分け場所、収納場所はダイニング近くの棚。園バッグの収納場所はリビング。

<小学校時代>
子どもがプリント類を仕分ける
⇒プリントの仕分け場所、収納場所は子ども部屋。ランドセルの収納場所。
保護者宛てのプリントの収納場所はダイニング近くの棚。プリントを「仕分ける人」にとって、都合の良い便利な「仕分ける場所」「収納場所」を決めましょう。

仕組みづくり(2)「収納のルール」「収納方法」は子どもの性格・行動で決める

プリント類の整理整頓を子どもにまかせるなら、「仕分けるルール」や「収納の方法」は子どもの意見を取り入れて。
ママが上手にリードしながら、下記の点について子ども確認しましょう。

・後でまた使う?それとももう使わない?
・もう使わないプリントは全部処分する?とっておきたいものはある?
・仕分け方は「こくご」「さんすう」などの教科別?それとも「テスト」「ドリル」などの種類別?
・仕分けの手間がかかっても細かく仕分ける?それとも手早くざっくり仕分ける?
・ファイルやフォルダ―は同じ色でそろえたい?それとも色で仕分けたい?
・棚に収納する?引出しに収納する?収納ボックスを使うなら縦型がいい?それとも横型がいい?

※娘は科目別にきっちり分けたい性格。教科ごとのイメージ色まで持っているので、それに合わせてフォルダーを準備しました

大事なのは子ども自身が納得して続けられる方法にすること。
本人が、後でプリントを見返す時に見当たらなくて困ることがない状態であれば、どんなルールでも大丈夫です。

収納場所や方法を一度決めた後も、子どもの使っている様子を観察し、続ける事ができているかを確認しましょう。
収納のいいところは手軽にやり直せること。
必要に応じて見直しましょう。

毎日の子どもへの関わり方も大切なポイント

子どもでもできる仕組みづくりも大切ですが、毎日の生活で子どもにどう関わるかはもっと大切です。

まずは子どもの現状を確認。
幼稚園・保育園時代までのプリント類は基本的にママ宛てです。
整理するのはママの仕事と心得ましょう。
子どもが毎日忘れずに渡してくれたらシンプルに「いつもありがとう」と感謝を伝えましょう。

小学校に上がったばかりの頃はまだまだ頼りないかもしれませんが、「気持ちがとても張り切っている」時期。
面倒くさがらずに習慣づけるチャンスです。

例えば最初は「今日はプリント、もらった?」の声かけからスタート。
言わなくても出してくるのを期待しすぎないようにしましょう。

毎日聞いているうちに、自分から出してくれる日があるでしょう。
その時は、すかさず「よく思い出したね、ありがとう」「お母さん助かるよ」「今日は何のお便りかな?楽しみだねー」など、お子様のやる気スイッチを押すような声かけをしてみましょう。

子どもがやる気になるかならないかには個人差もありますから、気長に寄り添いながらポジティブな声かけをしていきましょう。
毎日繰り返していくうちに、少しずつ子どもの習慣になっていきますよ。

山崎真弓 プロフィール
仙台在住 親・子の片づけマスターインストラクター。 美容師時代はサロンや自宅の整理収納が好きで独自の方法で楽しむ毎日。出産後は家事と育児の両立が思うようにいかず、散らかった自宅で心が落ち着かない日々を過ごしたことがきっかけで2010年「整理収納アドバイザー」の資格を取得。現在はお子さんの片付けに悩むママに向けて幼稚園などでのセミナーや「親・子の片づけインストラクター2級認定講座」を開催中。
ブログ http://yamazakimayumi10.blog.fc2.com

山崎さん宅の子どものプリント整理の工夫、いかがでしたか?

我が子が「今できる事」を見極めながら少しずつ。
上手な関わり方で、子どもの自信も育てながら、プリント整理を手伝ってもらいましょう。

橋口 真樹子 (はしぐち まきこ)

お片づけカウンセラー/社団法人 親・子の片づけ教育研究所理事

夫のアメリカ留学を実現するため夫婦そろって退職、家財の9割を手放し2歳の娘を連れて渡米。留学中に「いつ来てもきれいな家」と評判になり、お片づけのアドバイスを求められるように。帰国後に整理収納アドバイザーの資格を取得、「家族まで片づけスイッチが入る」お片づけカウンセリングや「手軽な工夫がすぐ真似できる」自宅セミナーが好評。 

ブログ: 「幸せな毎日のための整理力」 
http://seiri-ryoku.jugem.jp/

著書:「ひと声かければ5分で片づく!子どものお片づけ」(青月社)

ここからフッター情報です

PAGE TOP