どうしたら片付けてくれるの?ママと子どもの「お片付け」のコツ
毎日毎日散らかすわが子に悩むママ達のための、子どもと一緒に上手にすすめるお片付けのコツを紹介します。「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子さん監修のもと、マスターインストラクターがバトンをつなぎ、リレー形式でコラムを連載します。
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どうしたら片付けてくれるの?ママと子どもの「お片付け」のコツ
毎日毎日散らかすわが子に悩むママ達のための、子どもと一緒に上手にすすめるお片付けのコツを紹介します。「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子さん監修のもと、マスターインストラクターがバトンをつなぎ、リレー形式でコラムを連載します。
2017.02.09
こんにちは、一般社団法人「親・子の片づけ教育研究所」理事の橋口真樹子です。
片付けにおけるママの悩みベスト3に入るのが「子どもの作品」。
今回は当研究所のマスターインストラクター川村あゆみが、子どもの作品を片付けるコツをお伝えします!
子どもが一生懸命作った「作品」を捨てられずに困っているママは多いですね。
保育園・幼稚園から小学校時代はどんどん増えて、あっという間に溜まってしまいます。
でも「捨てられない・・・」とダンボールに詰めて、納戸や押入れの奥に押し込めることは、本当に我が子の作品を大切に扱っていることになるでしょうか。
思い出は生かしてこそ輝くもの!はじめて書いたお母さんの似顔絵、小さい手で一生懸命作った折り紙工作など、手に取ると当時を鮮やかに思い出せる大切な作品と上手に付き合う方法をお伝えします!
保育園・幼稚園から持ってかえってきた作品や工作は、飾って楽しむ方法があります。
飾る場所をリビングの一角などの1か所にすれば、作品で溢れてしまう心配はありません。
見慣れた風景にならないように時々交換をしたり、ホコリがかぶっていたり、季節外れの作品がないかチェックしてください。
子どもの作品は季節の行事作品も多いので、「四季」で入れ替えるのもおすすめです。
飾ることは子どもがいちばん喜ぶと同時に、作品を話題にして褒めてあげることで子どもの自信に繋がります。
お正月など来客が増える時期には「おうち作品展覧会」を開催してみるのもいいですね。
「ずっと飾っておきたいといわれたらどうしよう」という悩みは不要です。
展覧会には最終日があるので、子どもに最終日を決めてもらいましょう。
作品は出来上がった日がいちばん新鮮です。
作品に使うクレヨンやのりは、時が経つにつれて劣化してしまいます。
子どもが持ち帰った作品は、キレイなうちに写真に残しておきましょう。
手に取れる形で残したい場合は、ネットで簡単に作れるフォトブックがおすすめです。
年少・年中・年長など年代別に並べたり、母の日・七夕・おひなまつりなど行事別に並べたりと、好きなルールを選んでレイアウトしましょう。
作品を本人に持たせて一緒に写ってもらう方法は、子ども自身の成長記録にもなります。
作ったフォトブックの収納場所は、いつでも見られるように、リビングなど家族の集まる場所がおすすめです。
飾って写真に撮ったとしても、作品そのものを手元に残しておきたい場合もあると思います。
そんなときは「思い出ボックス」を作りましょう。
箱を用意して「入るだけ持つ」という簡単なルールです。
ボックスが溢れてきたら見直し時です。
作品を選ぶポイントは「量より質」。
捨てられないからといって全部取っておくと、膨大な量になり管理も大変です。
「はじめてのお母さんの似顔絵を、照れながらバッグから出してくれたな」「何度も失敗してやっと出来た花の折り紙だったな」など、作品を手に取って当時の事が思いだせる作品を優先的に残しましょう。
全てのステップにおいて大切なのは、「子どもと一緒に行う」ことです。
私たちにとっては、「いらないかな」と思うものでも、子どもにとっては宝物かもしれません。
「どれがいちばんお気に入り?」など、優先順位を決めてもらうような声がけをしてみてください。
お母さんが選んだナンバー1、子どもが選んだナンバー1の違いを発表したり、作品を作った時の感想を分かち合ったりしても楽しいですね。
親子でコミュニケーションを取りながら作品整理を進めていきましょう。
「今」の子どもとの関わりの時間をもっと大切に、「思い出の価値」を生かせる暮らしを目指してみませんか。
作品整理は「本当に大切な物を見極める力」をつける練習にもなります。
子どもと楽しみながらぜひはじめてみましょう!