あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2016.06.16vol.06
所得が高く、納税義務者1人当たりの課税対象所得額が常にトップの港区。しかも、住んでいる人も多く、人口は前回ご紹介した千代田区の約5倍近くにもなります。
地名にも広尾・麻布・赤坂・青山・白金など言わずと知れた高級住宅街が並びます。そんなハイソな港区の子育て支援制度について紹介します。
港区の出産支援といえばこれしかない!というインパクトあるサポートが出産費用の助成です。
その助成額は、なんと最大60万円。出産でかかった費用は、加入している健康保険から出産一時金として42万円が支給されますが、それを超えた額については各家庭からの持ち出しに。その部分を最大で60万円まで支えてくれるというから、これはすごく嬉しい制度でしょう。
出産費用は一般に30~90万円などいわれており、厚生労働省の調査によると、平成24年度の東京都の入院・分娩費用の平均は約58.6万円で全国トップ。
私も息子を出産したときには、出産一時金を引いて10万円ぐらいを病院に支払った覚えがあります。60万円の助成が受けられる港区なら、出産費用が実質負担ゼロになる可能性はかなり高そうです。
(港区の出産費用の助成の詳細はこちらから確認できます)
これだけでも十分すぎるほどなのですが、さらに港区は、妊娠中も超音波検査を2回まで公費で行えるといったサポートを行っています。都内なら、どこの自治体も1回は公費負担してくれていますが、複数回というところは少なく、こういう点にも子育て世帯への気遣いがうかがわれます。
千代田区と港区の「子育て支援制度」を紹介しましたが、次回以降は渋谷区と中央区です。これら超都心は、物件価格や家賃は全体的に高めではあるものの、子育てサポートは意外なほど手厚く、ファミリーの生活の場として十分に検討に値するエリアです。