あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
ここから本文です
あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2016.06.23vol.07
渋谷は若者の街、というイメージがありますね。確かに平成2年には、20代の人口が一番多かったのですが、平成22年には1位30代2位40代と、子育て世代の割合が急増しました。
そんな渋谷区は「産みやすく、育てやすく、預けやすい まち渋谷」を基本理念とした、子育て支援事業計画を策定しており、現在は0歳~2歳児の人口が著しく増加しているとのこと。
3回目の今回は、渋谷区の特徴的な子育て支援についてご紹介します。
4歳の子どもを持つ身として私がすごくひかれたのが、渋谷区の充実した幼児向け医療サービスです。
渋谷区では、子どもの虫歯予防のため区内の歯科で利用できる幼児の無料フッ化物塗布券を配布するほか、ロタウイルスワクチン、おたふくかぜ、B型肝炎、麻しん風しん、インフルエンザという5つの予防接種を助成しています。任意予防接種をどこまで助成するかは、自治体によってかなり差がありますが、ここまで揃っているのは23区でも渋谷区のみです。
特に、インフルエンザの予防接種は中学3年生まで助成とのこと。助成制度のない板橋区のわが家も息子には1歳からインフルエンザの予防接種を受けさせていますが、毎年2回接種で5,000円近く支払っており、これがこの先15歳まで続くとなると(13歳以降は1回接種)、助成のあるなしの差は大きいです。
(渋谷区の任意予防接種助成の詳細はこちらから確認できます)
なお、渋谷区は「ハッピーマザー出産助成金」として、一人の出産につき10万円を支給しています。港区の60万円には届かなくても、出産前後の大きなお金が動く時期にこうした経済的支援は嬉しいですね。
(ハッピーマザー出産助成金の詳細はこちらから確認できます)
渋谷区「子ども・子育て支援事業計画」には色々な情報がわかりやすくまとまっているので、渋谷に住まいを検討している方はぜひ確認してみてはいかがでしょうか。
千代田区、港区、渋谷区の「子育て支援制度」について紹介してきましたが、これら超都心は、物件価格や家賃は全体的に高めではあるものの、子育てサポートは意外なほど手厚く、ファミリーの生活の場として十分に検討に値するエリアです。
次回は中央区の「子育て支援制度」を紹介します。