あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
ここから本文です
あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2016.08.10vol.11
杉並区、板橋区と同様に都心のベッドタウンとして人気の高い練馬区。
ベッドタウンとしての歴史も長いため、子育て支援サービスも熟成されつつあります。
練馬区の子育て支援サービスをご紹介します。
練馬区でも、板橋区の「すくすくカード」に似た支援サービスとして「子育てスタート応援券」があります。1歳未満の子どもがいる家庭に配布される8枚組の応援券で、「家事応援券」「助産師ケア券」「育児応援券」という3通りの使い方ができます。
◎家事応援券:家事などをお願いできる育児支援ヘルパーさんの派遣
◎助産師ケア券:乳房ケアや育児ケア、赤ちゃんの沐浴などをお願いできる助産師さんの派遣
◎育児応援券:ファミリーサポート事業の援助会員さん、または一時預かり施設「ぴよぴよ」への子どもの預け入れ
特に、育児応援券での子どもの預け入れは、仕事や通院などに限らず、ママ自身のリフレッシュのためにも使用できるため、育児疲れの予防として上手に利用したいところです。
(子育てスタート応援券の詳細はこちらで確認できます)
こういった育児支援ヘルパーさんの派遣やファミリーサポート事業は、練馬区に限らず多くの自治体が有料で実施していますが、周りのママ友に聞いたところ、「使ったことがない」という方も多いです。
ヘビーユーザーのわが家としてはそれが不思議で、ママ友に「なんで使わないの?」と聞くと「今まで使ったことがないから何となく」「子育てや家事にお金を払うのは気が引けて」との返答を受けたりします。
子育てスタート応援券は、その「使ったことがないから使わない」の解消をねらっているようで、練馬区のホームページ上にも事業の目的として、「育児支援ヘルパー事業、ファミリーサポート事業、乳幼児一時預かり事業をより多くの皆様に知っていただき、利用していただくこと」と明記されています。
無料のチケットによって最初の敷居が下がり、「こういうサービスを利用すると便利!」「ゆとりが持てて、子どもとの時間が楽しくなる」と実感すれば、その後も継続して使う習慣ができるでしょう。その点は、杉並区の「子育て応援券」や板橋区の「すくすくカード」も同じだと思います。
こうした草の根的な制度の充実は、行政のファミリー世帯にかける気配りの本気度を示しているようで、非常に興味深く感じます。