ページ内を移動するためのリンクです

ここから本文です

子育て環境

あの街この街
「子育て環境」レポート!

ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。

【目黒区の子育て支援】虐待やいじめを予防する子ども参加型支援「子ども総合計画」

スマートフォンやインターネットが普及し、子どもたちを取り巻く環境が目まぐるしく変化していく近年。そういった環境の中で虐待やいじめを未然に防ぎ、子どもたちを守ることは地域の大きな課題として取り上げられています。

目黒区では、子どもの人権を第一に考えた特徴的なサポートを行っています。同区は平成27年度から始まった「子ども・子育て支援新制度」に合わせて計画の改定を行い、より適切な子育て支援を目標に動き始めました。

▶目黒区子ども総合計画(平成27年度から平成31年度)

大人だけでなく、子どもも参加できる「子ども総合計画」とは?

目黒区では平成22年より、子どもの権利を大切にするまちづくりを目標とし、その指針となる「目黒区子ども総合計画」を策定しました。

虐待防止の啓発活動を積極的に行い、地域の大人たちが一人ひとりの子どもたちを見守っていけるように努めています。また、大人へのアプローチだけでなく、子ども参加型の取り組みを行っていることもこの計画の特徴です。

未成年同士が意見交換を行う「ティーンズミーティング」を開催したり、小中高生に対して意識調査を行い「家庭で自分が認められているか」「大人に大切にされていないと思う時はあるか」など質問をすることにより、子どもたちの率直な意見を施策に活かせるようにしているのです。計画の内容を易しい言葉で説明した子ども向けのパンフレットも配布されているので、ぜひ手にとってみてくださいね。

子どもが電話をかけられる悩み相談窓口の設置

「子ども・子育て支援新制度」の取り組みが始まった平成27年度以降は、学校や家庭、地域が連携していじめを防止する対策や、障害のある子どもに切れ目のない支援を行う計画を新たに取り入れ、それらの目標達成に向けて動き出しています。

また、今後は子ども会議を開催し、子ども自身がいじめについて考える機会を増やしていくことが計画されています。

目黒区には、保護者と子どもがいつでも悩み相談をすることができる「めぐろ はぁと ねっと」という悩み相談室が設けられています。子育てで悩むお母さんたちのお悩み相談はもちろん、子ども自身が悩んだ時や困った時に、相談員や子どもの権利擁護委員が相談に乗ってくれる無料のサービスです。予約の上で来所相談ができる他、電話相談も行っています。

▶「めぐろ はぁと ねっと」

子どもの笑顔が元気な地域をつくる

子育て支援政策というと、子育てをしている"大人に向けたもの"というイメージが定着しがちです。しかし、子ども自身が参加したり、利用できるサービスが増えることにより、子どもたちのイキイキとした笑顔が溢れる地域になっていくのではないでしょうか。子どもが大切にされるまちづくりによって、地域全体の雰囲気も明るいものとなるはずです。

ライター:佐藤 愛美
保育士として保育園、子育て支援センターでの勤務経験を経てフリーライターに。現在、子育て関係の記事を中心に執筆している。地域に住むママさんパパさんのリアルな声を聞き、必要な情報を発信していけるように頑張ります!

ここからフッター情報です

PAGE TOP