あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.01.10vol.20
平成25年に「待機児童ゼロ」を達成し、子育て世代からの熱い視線を集めた横浜市。このニュースをきっかけに、横浜市に転居をした世帯が多く、働きだす女性も増えました。
おしゃれなイメージがあり、都内へのアクセスが良く、通勤しやすい。さらに、自然が多く、子育てがしやすそうだという理由で、わが家も妊娠中に都内から横浜市に移り住みました。これから2回に渡り、そんな横浜市の子育て環境についてレポートします。
「ハマハグ」は、横浜市が主導している子育て家庭応援事業です。その名の通り、ヨコ"ハマ"市内でのお出かけ先で"ハグ"してもらえるかのようなあたたかなサービスが受けられる仕組みで、妊婦さんと小学生以下の子どもがいる家庭であれば、どなたでも(横浜市内に在住・在勤していない人でも)利用できます。
使い方はいたって簡単。「登録証(ハマハグカード)」を、登録証と同じアンパンマンのステッカーのある協賛店舗や施設で提示するだけ。
登録証は、パソコンや携帯電話からダウンロードできるほか、横浜アンパンマンこどもミュージアム奥などの子育て情報スポットや、地域子育て支援拠点、区役所などでも配布されています。
登録証は下記からダウンロードできます。
http://hamahug.city.yokohama.lg.jp
「ハマハグカード」で受けられるサービスの内容は、粉ミルク用のお湯を提供してくれるなどのサポートや、荷物の一時預かり、ドリンクやおもちゃなどの無料プレゼント、入場券や飲食代金が割引になるサービスなど、店舗や施設によって異なりますが、協賛店舗や施設が独自に決めたサービスであることがポイント。
このように、店舗や施設が自らサポートする姿勢を示してくれていることは、外出先での肩身が狭くなりがちな子連れ家庭にとってありがたく、歓迎されているようで嬉しくもあります。
子どもと一緒にお出かけする時は、キッズWelcomeサービスのあるお店を紹介している「ハマハグおでかけMAP」を印刷し、携帯していると、授乳やおむつ交換のできる場所や、急にサポートが必要になった時に助けてくれる店舗や施設が分かって便利です。
2016年9月現在、月2回のペースで新規協賛店がアップロードされているので、今後さらに横浜市での子連れでお出かけがしやすくなりそうです。
「ハマハグおでかけMAP」はこちらからダウンロードできます。
http://hamahug.city.yokohama.lg.jp
先日、ニッポンレンタカーで車を借りる際に「ハマハグカード」を提示したところ、基本料金が10%割引になったほか、チャイルドシートのオプション料金も無料にしていただくことができました。子どもがもっと小さい頃には、スターバックスやコンビニで粉ミルク用のお湯を提供してもらったことも。
ほかにも、ふと立ち寄ったお店にハマハグのステッカーが貼られており、「ここでも何かサービスが受けられるんだな」と思ったことが数知れずあります。
持っているだけで得をしたり、役立つことのある「ハマハグカード」、子育てママは財布や子ども用のお出かけポーチの中に入れておくことをおすすめします。
次回は、横浜市が力を入れている、パパやシニア向けの取り組みを紹介します。