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子育て環境

あの街この街
「子育て環境」レポート!

ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。

【横浜市の子育て支援】(後編)「パパ講座」と「孫育て講座」で、みんなが子育てに参加する街

横浜市で暮らす筆者が感じるのは、身近に子育てに協力的なパパが多いということ。また、市のサポートサービスを使って子どもを預けた先では、子育てを終えたシニア世代の方々が多く活躍されていること。

調べてみると、横浜市はパパとシニアに向けた子育て事業に力を入れていることが分かりました。

横浜市について第2回目となる今回は、そんな横浜市の「パパ」と「シニア向けの取り組み」についてご紹介します。

"イクメン"が多いのは、パパ向けの「子育て講座」のおかげ?!

横浜市内を歩いていると、ベビーカーを押したり、抱っこ紐をしているパパをよく見かけます。息子が通う保育園の説明会やイベントには、毎回ほぼすべての子どものパパとママが揃って参加しています。このことは、身近な地域で開催されている「パパ講座」も一役買っているのかもしれません。

横浜市では、夫婦のパートナーシップや子育てのノウハウなどを学ぶ、乳幼児の父親やプレパパを対象とした講座が、地域子育て支援拠点や地域ケアプラザ、親と子のつどいの広場などの身近な施設で開催されています。

父親の役割や、子どもやパートナーとの関わり方、地域の子育て情報などの学びを持ち帰ってもらうと同時に、"パパ友"を作ってもらうことも目的にしているようです。

スクールでできたパパ友と家族ぐるみの付き合いを始める人も多く、地域の中でのあたたかな交流が生まれているようです。

「ヨコハマダディ」でパパ向けの子育て情報を発信

パパが育児について学ぶ場は、パパ講座だけではありません。"パパ育児をおもしろ楽しくする"をコンセプトにしたパパ応援ウェブサイト「ヨコハマダディ」にアクセスすれば、地域のパパ向けの講座やイベントの開催情報、地域にある親子の居場所などが紹介されています。

育児に参加したいけれど、何から始めればいいのか分からないパパも、パパへの育児協力を願うママも、このサイトから得られるヒントは多そうです。

▶「ヨコハマダディ」についての詳細はこちら

子育てに手を差し伸べてくれるシニア世代がたくさんいる

「日本一高齢者人口の多い街」でもある横浜市では、シニア世代に向けた「孫育て講座」が、地域子育て支援拠点で実施されています。共働き家庭が増えている今、おじいちゃんおばあちゃんが育児に関わっている家庭も多いですよね。

講座では、そんな"孫育て"に関する悩みやトラブルの解決方や、今どきの育児スタイル、子どもたちの遊び事情などを学んでいるそうです。

講座は、自分の孫だけでなく、地域の子どもたちに対して見守りの目を向けられる内容になっているそうですが、実際に横浜市に住んでいると、子育てに手を差し伸べてくれるシニアの方がたくさんいます。

横浜市の一時保育事業等でも、シニア世代の方が保育士として多く活躍されていますし、全国初の乳幼児一時預かり「ぽっぽ・さんぽ」に登録に行った際に、シニア世代の女性たちが、「自分たちが子育て中に助けてもらった分を、今の若い世代に還元したいと思っている」とおっしゃっており、心がジーンと熱くなりました。

街も、パパも、おじいちゃんおばあちゃんも、ママを助けてくれる

ひとりで育児のすべてを抱えることほど大変なことはありません。横浜市の子育てサポート事業には、"ママの助けになりたい"という人たちの声から生まれたものが形になり、運営されているものがたくさんあります。

上手に周囲の助けを借りながら、子育てを楽しいものにしていけたらいいですよね。そして、子育てが終わったら、今度はサポートに回る側になりたいな、と私も思っています。

ライター:はしもとゆふこ
女性向けの雑誌やWEBサイトで編集の経験を積んだ後、出産を期にフリーランスに。「キャリア」「子育て」「中古住宅&リノベ」を主なテーマにエディター・ライターとして活動。「二枚目の名刺WEBマガジン」副編集長も務める。

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