あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.05.11vol.30
東京都23区の北部に位置する北区。近年、再開発により賑わいを見せる赤羽をはじめとするエリアが、さまざまなメディアでも取り上げられ、注目度が高まっています。
区内には、環七通り、環八通り、明治通りと複数の幹線道路が通っており、JRの駅数は東京都の中で最も多く、都内はもちろん、埼玉県や神奈川県へのアクセスも良好。住宅や商業施設が充実し、通勤・通学がしやすいです。
また、区内には飛鳥山公園や浮間さくら草圃場、赤羽桜並木通りなど花の見所が多いのも特徴で、区のシンボルマークに桜の花びらが使われているのも納得がいきます。家族で出掛けて、季節の花を楽しむことができそうですね。
今回は、子どもからお年寄りまで、さまざまなライフステージの人々が暮らしやすそうな北区の子育て支援情報にスポットを当ててご紹介します!
わが子の進学や、両親の介護のタイミングに合わせ、転居や住居の購入を考えるファミリーは多いのではないでしょうか。転居・購入には、引っ越し費用、不動産登記費用といった出費が発生します。
北区には「親元近居助成」と「ファミリー世帯転居費用助成」という、家族の転居に関連する助成制度があります。
「親元近居助成」は、住宅を購入して北区内に住む親世帯と近居をする場合、司法書士などに払う不動産登記費用を対象に、最大で20万円の助成を受けることができます。助成金を受け取るためには、18歳未満の子どもを養育していることや、住戸の面積が55平方メートル以上であることなど、いくつかの要件を満たしている必要があります。
また、「ファミリー世帯転居費用助成」は、18歳未満の子どもを2人以上養育している家族が、北区内で引っ越しをする際に、最大で30万円の助成金を受け取ることができます。ただし、民間賃貸住宅から民間賃貸住宅への引っ越しが対象となりますので注意しましょう。
詳細な条件や手続きの方法について知りたい場合は、窓口である住宅課で教えてもらうことができます。
急な仕事や冠婚葬祭、通院・入院などが発生した時、一時的に子どもを預かってくれる場所があるとありがたいですね。北区では、子育て中の先輩ママや子育てを終えた地域の高齢者がサポート会員として子どもを預かってくれるファミリーサポートのサービスがあり、土日祝日や年末年始も相談可能です。
また、午後1時から夜の10時まで保育を行うトワイライトステイ、全日または宿泊で保育を行うショートステイも事前に登録しておくことをおすすめします。トワイライトステイは年間30日まで1回800円、ショートステイは年間7日まで1日(1泊)2,800円で利用することができ、食事も準備してもらえます。
ファミリーサポート、トワイライトステイ、ショートステイのいずれも小学6年生までの児童が対象です。状況に応じて活用したいですね。
▶「子どもトワイライトステイ事業」についての詳細はこちらから
赤ちゃんが生まれたら、「はぴママひよこ面接」を受けに行きましょう。区の児童館や子育て支援センターの職員に、無料で育児相談をすることができます。離乳食や遊び方など新米ママの悩みごとから、発達が気になる子や多胎児についての相談など幅広く相談に乗ってもらうことができます。さらに、面接終了時にはカタログギフトのおみやげがつくところも嬉しいポイントです。
相談場所も児童館や子育て支援センターであることが多いようなので、今後の子どもの遊び場を見学することも兼ねて、ぜひ出掛けてみてはいかがでしょうか。北区に引っ越してきたばかりというママも、子育て支援施設に足を運ぶことによって、同じくらいの月齢の赤ちゃんのママと知り合えるかもしれません。
昔ながらのアーケード街や再開発された駅周辺でショッピングを楽しむもよし、自然豊かな公園で過ごすもよし、子育て支援施設に足を運ぶもよし。北区では、親世代と近居をしたり、さまざまな子育てサポートサービスを利用しながら、自分と子どもにぴったりな過ごし方を見つけられそうです。