あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.09.21vol.37
南北に長い市街地を横断する形で阪急、JR、阪神の各路線が走り、神戸や大阪へのアクセスも抜群の西宮市。西宮神社や阪神甲子園球場などの歴史と文化のある施設のほか、ららぽーと甲子園や阪急西宮ガーデンズなどの商業施設も豊富です。都市と自然の両方を堪能できる人気エリアです。
市が「文教住宅都市」を宣言し、平成22年度から「待機児童ゼロ」を目指していち早く取り組みをスタートさせ、平成25年度・26年度はゼロの目標を達成しています。子育て環境のさらなる充実を政策課題としている、働くママ・パパにとって大変魅力的な街です。
2017年4月1日に運用が開始された、西宮市が提供する子育て公式アプリが「みやハグ」です。GooglePlayやアプリストアから無料でダウンロードでき、保育所・幼稚園の利用案内から、遊具の多い公園や雨の日もあそべる子育てひろばの紹介、親子で楽しめるイベントや保護者向けの子育て講座のお知らせなど、西宮市の子育て情報が満載です。
特に嬉しいのは、子どもの生年月日等を設定することで、年齢に応じた情報を得られるところです。
新米ママには「何を」「いつまでに」接種すればいいのかがわかりにくい予防接種も、月齢(年齢)に合わせて案内してくれ、接種が終わると「済」マークが付けられます。
また、Miyamama styleという外部サイトとの連携で「今日は何しよう」「子ども連れて行ける遊び場はないかなぁ」といった日々の悩みが解消できます。
まとまった子育て情報がほしい方は、子育て総合情報誌「にしのみや子育てガイド」が役に立ちそうです。。西宮市で妊娠した方は母子手帳交付の際にもらえますし、転入した方は市役所や子育て総合センター、地域の保健課などで入手できます。好きなところだけを選んでPCからダウンロードすることもできますので、活用したいですね。
▶にしのみや子育てガイドのダウンロードはこちら
西宮市には子育てに関することのワンストップ窓口として、「子育てコンシェルジュ」がいます。市役所1階では、母子手帳の交付や児童手当など、子育てに関する手続きを一括しておこなえます。
また、西宮市立子育て総合センターや関西学院子どもセンター「さぽさぽ」では、0歳から就学前のお子さんの親を対象に、「子どもとどうやって関わっていいかわからない」「どうやって保育園を探せばいいかわからない」などの相談にのってくれます。
乳幼児健診時には、子育てコンシェルジュが保健師の代わりに相談や情報提供をしてくれるセンターもあり、何かと心配事の多い子育てをバックアップしてくれます。母子保健のプロと子育て支援のプロが専門性を発揮して連携できる仕組みづくり、気軽に育児相談ができ、支援を受けられる体制づくりが進められています。
▶子育てコンシェルジュに関する担当者講話(内閣府ホームページ)
西宮市社会福祉協議会地域福祉課(http://n-shakyo.jp/kosodate/)による0歳から就学前までの子どもとその保護者を対象にした「子育て地域サロン」という子育て支援活動が活発です。
なんと市内に36ヵ所の実施主体があります。絵本の読み聞かせや、手遊び、歌遊び、折り紙など、スタッフやボランティアと遊ぶ中で、ママ・パパも子どもとの遊びのバリエーションを増やすことができますね。
また、西宮市立子育て総合センターのびのびあおぞら館(http://www.nishi.or.jp/homepage/nobinobi/)でも、自由に来館して遊べる親子サロンや、子育てに関する講座やイベントが実施されています。子育てサークルの情報も満載なので、気に入ったサークルをみつけて参加してみてはいかがでしょう。
西宮市には妊婦さんから未就学児童を対象としたサービスが多いように感じました。乳幼児期は人間形成の基礎となる大変重要な時期。できるだけ親子で笑って過ごせるように、上手にサポートを活用したいですね。