あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.10.30vol.38
豊島区は山手線、埼京線、湘南新宿ライン、有楽町線、有楽町線新線、丸の内線、西武池袋線、東武東上線と、8路線もが乗り入れる巨大なターミナル駅の池袋を擁す、とても便利で賑やかな区です。
高級住宅街の目白、「おばあちゃんの原宿」の愛称で有名な巣鴨などの街も豊島区にあります。
賑やかなイメージの強い豊島区ですが、子育てのしやすさはどうなのでしょうか?実は小さな子どもを持つファミリー向けの場所やサービスも、充実しているのです。
豊島区には都会のオアシスとも呼びたくなるような公園や広場が多くあります。たとえば季節ごとの草花を鑑賞できる目白庭園や、広々とした芝生で和める南池袋公園は親子の遊び場としてうってつけです。
区内には地域文化創造館や舞台芸術交流センター(あうるすぽっと)などがあり、親子向けの演目を上演することもあります。
また池袋のランドマークであるサンシャインシティでは水族館やプラネタリウムがファミリーに人気です。
子どもを連れて遊びに行く場所には事欠かないのが、豊島区なのです。また、豊島区といえば「としまえん」を思い浮かべる方もいるかもしれませんが、こちらは実は、練馬区にあります。
豊島区では女性にやさしいまちづくりのために2014年から「としま鬼子母神プロジェクト」をスタートしています。女性が子どもを産み、子育てをしたくなる街を目指して、出産前から切れ目ない支援の仕組みを作っているそうです。
たとえば「としま見る知るモバイル」は、子どもの誕生日を登録すると自動計算された予防接種の接種時期を通知したり、健診やイベント案内を知らせてくれたりする、便利なモバイルサイトです。
結婚・妊娠前、妊娠中の女性が知っておきたい情報も掲載され、掲載されている情報に関することなら、匿名のメールで相談できるとのこと。
ママだけでなく、広く女性のライフプランをサポートしようという、豊島区の意気込みがうかがえるサービスですね。
また、女性が暮らしやすい街を目指し設置された「としまF1会議」では、若い女性を中心としたメンバーが集まり、女性の視点を活かした街づくりについて話し合いました。
「としまF1会議」の内容は、実際に豊島区の政策に反映され、空き家をリノベーションして活用する「リノベーションまちづくり事業」や、育児の相談に応じる非常勤職員を庁舎に配置する「子育てナビゲーター」など、2015年には複数が事業化されたとのことです。
女性の声を聞き、区政に反映している豊島区は、これからますますお母さんに優しい街になっていきそうです。
実際に子育てする面でまず気になるのが、保育園の充実です。幼児のいる共働きの家庭にとって、一番大きな出費が保育料ではないでしょうか。
認可保育園に入ることができれば負担が軽減されますが、認証保育園や無認可の保育園は概して高額です。
その点、豊島区は待機児童の解消に力を入れていて、2017年の4月1日時点で待機児童がゼロになったと発表しています。これは東京都の行政区ではとても珍しく、千代田区についで2番目に待機児童ゼロを達成したとのことです。
豊島区は今後も子育て世代が増えることを予測して、更に認可保育所を増やしていく方針だそうです。
また、もしも今後認可保育園の設置がおいつかず、認証保育園に通うことになった場合も、利用者に対する保育料負担軽減補助の制度があります。
認可保育園に入るのとほぼ同じ金額になるように千円単位で補助をしてくれるので、認証保育園に入った人も基本的な保育料はほとんど変わらないのです。
さらに、子どもが病気になって保育園に預けられないときには、訪問型病児保育利用料助成 といって、1時間1,000円を助成してくれる制度もあります(限度額1日当たり1日12,000円、年間48,000円)。
働くママにとって、保育サービスの充実は欠かせないポイントです。その点豊島区は都内では高水準のサポート体制が整っているといえるでしょう。
▶認証保育所利用者に対する保育料負担軽減補助についての詳細はこちらから
ぜひ豊島区に住んでみたい! と感じた方はぜひ豊島区が運営する育児情報サービスガイド、「ママフレ」をチェックしてみてください。
優しい雰囲気のウェブページで、保育園、幼稚園のことや助成金のこと、救急のアドレスなど、必要な情報が分かりやすくまとまっていますよ。