あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2017.12.15vol.41
柴又や亀有など、下町情緒が溢れる葛飾区。昔ながらの商店街も多く、東京23区内でありながら、ノスタルジックな雰囲気を感じる街です。
金町駅から20分ほど歩いたところにある、都内で唯一水郷の景観を持つ「水元公園」は、紅葉の季節には多くの人が散歩に訪れる自然豊かなスポットです。
環境面での魅力が多い葛飾区ですが、保育園の入園率は79%と、新宿区に次いで都内で2番目に保育園に入りやすい地域でもあります。
区長自らが区内の全ての保育園を見てまわるなど、行政も子育て支援に積極的のようです。
東京都23区内では待機児童問題が注目されていますが、葛飾区は比較的保育園に入りやすい地域です。子ども子育て支援新制度制定以降、区内全体において認可保育園の定員数が増え、入園希望が通りやすくなっています。
これから共働きで子育てをしたいと考えている方にはおすすめのエリアと言えます。
妊娠届を提出した後に助産師に直接悩みを相談することができる「葛飾区ゆりかごプラン」も、第一子を出産するお母さんにとってはありがたいサービスです。わからないことがあれば、助産師さんに何でも聞いてみましょう。
また、歴史のある保育園、幼稚園が多いのも葛飾区の特徴です。区内の全ての公立保育園では、未就学の親子が参加できる「ふれあい保育体験」が開催され、希望園の様子を事前にチェックすることもできます。
また、近年は園舎の老朽化に対処するため、大規模改修を行っている園もあります。
改修工事のスケジュールはホームページでチェックできるので、入園を検討中の方はチェックしてみてください。
▶妊娠・出産・子育てに関する不安をサポート!「葛飾区ゆりかごプラン」についての詳細はこちらから
「わくチャレ」という愛称で親しまれている「わくわくチャレンジ広場」は、葛飾区内の小学校に通う児童が放課後に利用することができる、安全な遊びの場です。現在、区内のすべての小学校が実施しています。
ここでは地域の児童指導サポーターの見守りのもと、自由遊びや自主学習、スポーツや茶道などのプログラムに参加するなど、年齢を超えてさまざまな人と関わることができる新たなコミュニティとなっています。
児童指導サポーターは安全対応などの研修を受けているので、万が一怪我をした際には応急手当を受けることもできます。
児童を取り巻く環境がめまぐるしく変化する現代、子どもたちが安心して遊ぶことができる場所は減り続けていますが、葛飾区では、地域の大人たちが協力して子どもたちを育てるという、昔ながらの子育ての風景が再生しつつあるようです。
葛飾区では、3~4カ月健診のときに一人ひとりの赤ちゃんに対して地域ボランティアの方が絵本を手渡し、読み聞かせをする「ブックスタート事業」、3歳児を対象に人気の絵本をプレゼントする「セカンドブック事業」、小学1年生・中学1年生の入学のタイミングで教育長のメッセージとともに届けられる「かつしかっ子ブック事業」と多彩なブック事業を展開しています。
子どもの成長のタイミングに応じて区から本がもらえるのは、ママ・パパにとっても喜ばしい、素敵なプレゼントですね。
たとえば、セカンドブック事業では、「はらぺこあおむし」「ぐりとぐら」「三びきのやぎのがらがらどん」など、人気の5種類の中から1冊を選ぶことができます。子どもだけでなく大人にも根強い人気を誇る作品なので、手に取って思わず懐かしくなってしまう方もいるのではないでしょうか?
絵本の引換券は、3歳児検診のお知らせとともに送付されます。
区が運営する子育て情報サイト「かつしか子育てマップ」では、区内の6つのエリアごとに公園や児童館、歯科医、保育園といったスポット情報が紹介されています。自分の家の近くの子育て情報を探す時にとても便利です。
また、Facebookには専用ページが設けられており、親子で参加できるイベントや、パパ・ママ向けの講座など様々な催しが紹介されています。
SNSを活用することで、リアルタイムの子育て情報をキャッチすることができます。役所や子育て支援施設に足を運ぶ必要なく、家にいながら気軽に情報収集ができるのが魅力ですね。
▶「かつしか子育てマップ」Facebookページはこちらから
いかがでしたか?妊娠した時から手厚いフォローをしてくれる取り組みなどの子育てに対する本気度が感じられる葛飾区の子育て支援策をフル活用して、子どもの成長を楽しみたいですね。