あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2018.02.23vol.44
JR、阪急、大阪市営地下鉄のほか、北大阪急行、モノレールと多くの鉄道会社が乗り入れ、大阪市内、京都、神戸へのアクセスが抜群の吹田市は、飛行機や新幹線の利用にも便利なロケーションです。
一方、緑も多く治安のよい、落ち着いたベッドタウンという印象で、広大で自然豊かな万博記念公園や、日本最大級のショッピングモール・エキスポシティ、市立吹田サッカースタジアムなど、親子で楽しめるスポットも多くあります。
今回はそんな吹田市の子育て支援策についてご紹介します。
育児を応援する行政サービスガイド「すくすく」は、行政の育児支援が「目的別」と「年齢別」で探せる子育てサイトです。特に生まれたては手続きや予防接種、健康診断など、こなさないといけないことが多くて大変です。そんな時に「なにを、いつ」すればいいのかが一覧で紹介されており、妊娠中から小学校入学までの心強い味方です。
「マップで探そう!教育・保育の施設!」ではお子さんの年齢や探したい地域にチェックを入れると、非常にスムーズに検索ができます。また、文字情報だけでなくYou Tubeを活用した「新米パパの育児法」動画もあります。さらに、病院情報も救急のときでも知りたいことがすぐにわかるようにまとまっていて、行政の子育てサイトの中でも見やすく情報が充実している印象を受けます。
▶育児を応援する行政サービスガイド「すくすく」についての詳細はこちらから
義務教育を計画的におこない、「中1ギャップ」を乗り越えて学力と学習意欲が向上するようにと、小中学校一貫教育の取り組みを始めています。小中の9年間を5年(小1~5年の基礎教育期)・2年(小6・中1の連携期)・2年(中2・3の進路決定期)という3つのブロックに分けることで、15歳時点での学力確かなものにする目的があります。
吹田市立竹見中学校と吹田市立桃山台小学校、千里たけみ小学校を合わせて、リーディングスクール「千里みらい夢学園」として運営しています。
具体的には小学校1年から英語学習を取り入れたり、6年生が金曜日だけ中学に通ったり、放課後は中学校の部活動に参加したりします。公立・私立の高校と連携し、授業やクラブ、行事などを体験したり、高校から教師を派遣し出前授業をしたりもしています。
豊中高校、千里高校、北野高校や茨木高校など通学可能エリアに学力の高い進学校がたくさんあるのもいい目標となっているようです。
▶吹田市小中一貫教育校「千里みらい夢学園」の詳細についてはこちらから
子育て青少年拠点夢つながり未来館「ゆいぴあ」(未来館のびのび子育てプラザ)は、平成23年に「子どもたちの居場所づくり」のためにつくられました。阪急山田駅の目の前という好立地で、青少年・青少年団体の活動を支援する「青少年活動サポートプラザ」には、なんと、自習室、会議室ほか、バンド活動などに使えるスタジオやリハーサル室、多目的ホール、工作室まであります。
さらに、ゆいぴあの中にある子育て時の交流や学び場になる「のびのび子育てプラザ」では、乳幼児のための部屋が充実していて、育児負担の軽減や保護者のリフレッシュのため一時保育をしてくれる「たんぽぽルーム」があります。
▶子育て青少年拠点 夢つながり未来館(ゆいぴあ)の詳細についてはこちらから
いくらかわいい子どもたちでも、時にはお母さんにも休息が必要です。「お姑さんには預けにくいし、実家は遠い・・・」という方や「自分が病気になってしまって病院に行きたいけど、子連れだと行きづらい・・・」という場合など「ちょっと子どもをみていてほしい」というときには、「すいたファミリー・サポート・センター」が強い味方になります。
子育てについて協力がほしい人と応援したい人のマッチングをおこなっており、会員登録しておくと1時間あたり700~800円で子どもを預けられます。保育中の事故がないよう、援助会員(子育てを応援する人)は所定の研修を受けた人で構成されていますので安心です。
▶すいたファミリー・サポート・センターの詳細についてはこちらから
旧西尾住宅(吹田文化創造交流館) は、2009年に重要文化財に指定された和洋和折衷の瀟洒な建物です。主屋のほか茶室や温室、離れなどから構成されており、皇室に米を納める仙洞御料庄屋の歴史と伝統を感じる佇まいがあります。
吹田駅または阪急吹田駅から徒歩約10分のところにあり、入館料は無料なので、おしゃれな散歩先として訪れてみたい場所です。
また、家具や調度品とともに寄贈された旧中西家住宅(吹田吉志部文人墨客迎賓館)も、江戸時代の学者、廣瀬旭荘に賞賛された立派な邸宅です。JR岸辺駅から徒歩10分、阪急正雀駅から徒歩15分ほどのところにあり、入場は無料です。「歴史」の教育をあえて強く意識しなくても、日常の中にうまく取り込んで子どもと話をできるのは魅力的ですね。
その他、吹田市立博物館は毎週土曜に市内の小・中学生に無料で開放されています。(通常は、大人200円、小・中学生は50円) また、市内には図書館が10ヵ所もあり、絵本から学術書まで、蔵書の充実したあらゆる世代が利用できる施設となっています。
▶旧西尾住宅(吹田文化創造交流館)の詳細についてはこちらから
▶旧中西家住宅(吹田吉志部文人墨客迎賓館)の詳細についてはこちらから
いかがでしたか?
都心部に近いにもかかわらず、畑作業をしているおばさんが気軽に声をかけてくれるようなアットホームな吹田市は、子育て支援策にもかなり注力している印象で、地域で見守りながら子どもを育てるには、とてもいい場所だと思いました。