あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
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あの街この街
「子育て環境」レポート!
ファミリーにやさしい街さがしのポイントや、子育てを支援してくれる行政のサポート情報などをママライターが紹介します。
2018.02.27vol.45
千葉県千葉市は、平成26年度・27年度と2年連続で待機児童ゼロを達成した自治体です。3年連続の達成は叶わなかったものの、現在は平成30年度の待機児童ゼロを目標に、「緊急アクションプラン」を策定、保育の受け皿を拡充するために認可外保育所の認可化、小規模保育所の整備などのアプローチを行っています。
仕事と子育てを無理なく両立するためにも、保育園への入りやすさは重要な問題です。市長自身もまたパパであるという千葉市では、どのような子育て支援を行っているのでしょうか。
千葉市では市内の認可外保育施設のうち、認可保育所と同等の基準を満たす施設に対し、独自の認定を行っています。現在、市内の3園の認可外保育所が「千葉市先取りプロジェクト認定施設」となっているほか、1年以上の運営実績を有するなどの基準を満たした施設が「千葉市保育ルーム」として市の認定を受けています。
私も保育士として働いてきた経験があるのでよくわかりますが、これらの認定保育園には自治体から補助金が助成されているため、認可保育所に近い保育の質が確保されています。
「認可外」という言葉はマイナスのイメージを持たれがちですが、認定を受けるにあたり市の立ち入り調査を行っているため、預け先として安心して選ぶことができますね。
また、各区の保健福祉センターには、子育て専門のアドバイザー「子育てコンシェルジュ」が常駐しており、市内の保育園、幼稚園についての情報提供や、保育園に入園できなかった人へのフォローを行っています。
「第一子なので入園手続きのことがよく分からない・・・」「引っ越してきたばかりだから千葉市の保育サービスについて知りたい・・・」など、各家庭のニーズに合わせて必要な情報を提供してくれる強い味方です。
▶「千葉市先取りプロジェクト認定施設」についての詳細はこちらから
京成線・千葉中央駅から徒歩5分、JR千葉駅から徒歩15分ほどの場所に、大型複合施設Qiball(きぼーる)があります。ここには、赤ちゃんから高校生まで利用できる「千葉市子ども交流館」、未就学児の家族が靴を脱いで遊ぶことができる「千葉市子育て支援館」があり、どちらも無料・時間制限なしで利用できます(一部、予約制のサービス有り)。
千葉市在住でない方も利用できるため、市外から親戚やお友達が来た時にも遊び場として活用することが可能です。
建物内には中央区の保健福祉センターがあるので、乳幼児健診の行き帰りに支援館や交流館に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。7階にはプラネタリウム(有料)もあり、小学生以上のお子さんも楽しめるスポットですよ。
千葉市では、妊娠中から生後6ヵ月の赤ちゃんを育てている方を対象に、「エンゼルヘルパー派遣事業」を行っています。妊娠中や産褥期はママも体調が不安定な時期。身の回りのサポートをしてくれる家族がいない場合、市のサービスを利用して1回あたり1,650円でヘルパーさんを呼ぶことができるのです。
1日2時間、合計20回まで、年末年始を除き土日も利用することができるのでとても便利です。初回は無料なので、お試しで気軽に使ってみるのもアリではないでしょうか。
また、赤ちゃんがいるご家庭にはWebサービス「子育てナビ」もおすすめです。おむつ替えスペースを探したい時に便利な赤ちゃんの駅一覧や、地域の人々と情報交換ができる掲示板を利用すれば、市役所にいかなくても市内の子育てに役立つ情報を入手することができます。
千葉市長である熊谷俊人氏(2018年1月現在)は自らが二児の父であり、様々なイクメンプロジェクトに取り組んでいます。その一つが、「イクメンハンドブック」というパパ向けの育児冊子の配布です。妊娠・出産・子育ての基礎知識を分かりやすくまとめた内容は、男性に限らず読んでほしい一冊になっています。
市内の子育て支援施設では、子どもとパパを対象にした親子向けのイベントも数多く開催しているので、ぜひチェックしてみてください。
いかがでしたか?
育児に関連した制度や施設が充実している千葉市は、子育てがしやすい街として人気が高まっています。市内には動物園や大きな公園もあり、子どもたちがのびのびと過ごすことができる環境が整っていますよ。