不動産投資コラム

バンコクの魅力について (移住・教育・生活)

バンコクの魅力について (移住・教育・生活)

初めまして。バンコク心友不動産の北浦 洋二です。
これから数回に分けて移住と投資の観点からバンコクをご紹介させていただきますが、
読者である皆様にとってバンコクの不動産について知る良い機会となれば幸いでございます。

さて、第1回目はバンコクの生活やその魅力にフォーカスしてお話をさせていただきます。
具体的には 1) 言葉 2) 物価水準 3) 教育 4) 滞在ビザについてお話をさせていただきます。

海外不動産をご購入頂いた後には、長くその国と付き合っていくことになるため、
私はその国や街が自分にとって快適か、自分がその国に魅力を感じているかどうかが投資や移住を成功させるための大きなポイントと考えております。

言葉

まずバンコクの魅力としてご紹介したいのは言葉についてです。
海外生活を考える際に『外国語』は不安要素の1つになるかと思います。しかし、ここバンコクでは外食、娯楽、金融、通信サービスなどはもちろんのこと、我々のような日系の不動産エージェントも数多くございますので、海外でありながらいつでも安心して様々なサービスを日本語で受けることができます。また、バンコクには日本人通訳者、日本人医師が常駐している私立医療機関も複数あり、何かあった時でも大丈夫という安心感の中での生活が可能です。実際、私自身も8年間バンコクに住んでおりますが、言葉には不自由することはなく、今現在に至るまで日本とそれほど変わらない生活ができております。

物価水準

第2に物価水準についてです。
日本と比べて物価水準の低いと思われがちなタイですが、実は輸入品や外資系のレストランなどは日本と比較して割高な傾向です。その一方、経済成長に伴い年々物価上昇しているものの、ローカルの商品及びサービスに関しては皆様のイメージ通り日本よりもはるかに安価です。
とりわけ交通費はとても安く、タクシーは初乗りで約120円、10kmで約290円と主に外国人の交通の足となっております。また、月極の運転手付きレンタカーも日本円換算で10万円弱と日本より安く抑えることが可能です。

教育

次に教育についてですが、タイではインターナショナルスクールが充実しています。
2021年7月現在、バンコク内にはインターナショナルスクールは88校あり、また学校とどの学年かによって異なりますが、授業料は日本円換算で160万円から350万円程度です。
とりわけその質の高い教育水準で評価を得ているのが、英パブリックスクールのバンコク校です。

例えば、ウィンストン・チャーチルをはじめ8名の首相を輩出したハロウはバンコク校を設置しており、毎年その卒業生の約40%が世界のトップ1%へ進学するというアウトプットの高さで人気を集めております。また、このようないわゆる進学校であれば通常入学時に激しい競争が予測されますが、日本とは対照的にタイのインターナショナルスクールは順番待ちがそれほど多くなく、また英語力も問われないケースが多いことから入学しやすい事も魅力かと言えます。

各校一定数の日本人学生が在籍しているようで、お子様をバンコクのインターナショナルスクールに通わせながら、日本とバンコクを行き来する生活をされている方々が多い印象です。
尚、こちらでは英語による教育をメインに取り上げましたが、バンコクには日本人学校や幼稚園も多数あります。

滞在ビザ

最後に滞在ビザについてお話させていただきます。
『ビザ』と言うと申請条件など何となく複雑なイメージがございますが、タイの場合は非常にシンプルです。なぜかと言うと、同国政府機関が発行するタイランドエリートカードという各種特典のついた滞在ビザを購入する事が可能であるからです。

このカードには空港での優先レーンからのスムーズな入国対応とその後の宿泊先までの無料送迎に加え、無料でゴルフやマッサージを楽しむことができる等の特典が含まれており、私自身このタイランドエリートカードの特典を利用して日々快適なバンコクでの生活を楽しんでおります。そして、バンコクへの移住者の間ではもちろんのこと、投資目的でのタイ・コンドミニアム購入をきっかけに年に何度もタイへ渡航されるような方にも人気のカードとなっております。


私のようにビジネスビザは所有しておりますが、ビザ以外の特典目的でタイランドエリートカードを所有する現地のビジネスオーナーも多数いらっしゃいます。
また、特典内容、ビザの付与年数、カードの発行時期によって値段は異なりますが、5年のビザがついたイージーアクセスと呼ばれるものは約180万円とリーズナブルな価格である一方、高いものでは一生涯のビザと年間365日の高級ホテルでのマッサージ、ゴルフが無料で楽しめる2,000万円を超えるようなカードも市場に出ております。

まとめ

このようにバンコクは外国人が居住しやすい環境が整っていることから、ASEANの中心に位置するバンコクを生活の拠点として日本や周辺国でビジネスを行う方や、教育の箇所でもご紹介したインターナショナルスクールにお子様を通わせ、日本とタイを行き来する方など、様々なスタイルの方がいます。

もちろんタイでビジネスや投資を行う日本人の方も多くいます。
タイ人はのんびりしている事も多く、最初はカルチャーショックを受けると思いますが、基本的には大変優しく日本人にも親切にしてくれます。
私もタイ人の優しさ、彼らの手助けがあって、バンコクで長くビジネスができていると自負しており、タイという国の快適さ、人に魅力を感じているからこそ、これからもバンコクで生活して行きたいと考えています。

以上、コラムではお伝えしきれない事もありますが、バンコクを知っていただくための参考にしていただけますと幸いです。

さて、今回のコラムではタイでの生活及びその魅力についてお話させていただきましたがいかがでしたでしょうか。パンデミックの影響もあり、タイへ渡航はかなり制限されているのが現状ではありますが、プーケットやサムイといった観光地ではワクチン接種済みの外国人を対象にサンドボックス計画を開始しており、タイ政府による外国人受け入れがゆっくりではあるものの着実に進んでおります。
次回はバンコクの不動産マーケットについてのお話させていただきます。
引き続きどうぞ宜しくお願い申し上げます。

北浦 洋二
北浦 洋二

北浦 洋二心友アセット・マネジメント

2002年日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)入社。
株式会社リクルートを経て、2014年心友不動産 (Shinyu Real Estate Co., Ltd.)をタイ現地に設立。タイの不動産を使った資産運用コンサルティング事業を展開。
2020年心友アセット・マネジメント (Shinyu Asset Management Co., Ltd.)を設立。日本のクライアントに向け、タイにおけるホテルや商業ビル等の収益用・事業用不動産の仲介事業を開始。
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