不動産投資コラム

コロナ禍を経たバンコク不動産の選び方 & 現地物件視察会のご案内

コロナ禍を経たバンコク不動産の選び方 & 現地物件視察会のご案内

こんにちは、バンコク心友不動産の北浦 洋二です。
今回のコラムでは、コロナ禍を経たバンコク不動産の状況と、バンコクでの不動産の選び方についてお伝えします。

前回のコラムは、コロナ禍全盛の2021年でした。当時の状況としては、割安物件を仕入れてマーケットの回復に備える戦略をとっている外国人が増えているとお話ししました。
それから約2年。現在のバンコクは、外国人の入国が増えてコロナ禍前の状況に戻りつつあり、弊社までお問合せいただくお客様もタイ国外からの方が戻ってきています。

物件の価格について、コロナ禍で落ち込んだ価格も回復基調にあります。前回のコラムでは、デベロッパーが「既存ユニットの在庫整理」のために割安な物件を提供し、アフターコロナを見据えて価格が落ちたこの物件を狙う人が増えているとお伝えしました。

そこから2023年現在ですが、以前よりさらに完成済みの物件に対する需要が高まっている状況にあります。
これは2020年から新規供給戸数が激減したことで購入できるお部屋が徐々に少なくなってきている事、コロナ禍の不安定な時期を経験したことで実際に実物を見て購入されたいという需要が増えてきた事、などが要因と考えています。
そこでこのコラムの最後では、野村不動産×Origin社の最新の竣工済み物件を紹介しています。現地でのお披露目視察会も計画しておりますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。

タイのコンドミニアム販売形態

タイで物件を探すにあたり、日本とは異なる点があります。知らない方も多いかもしれませんので、まずここで、コンドミニアムの販売方法の違いについてご紹介したいと思います。

タイのコンドミニアム販売形態

2021年のマーケットで割安な物件の購入が狙えたのは、1.および2.でした。前回のコラムでお話ししたように、デベロッパーから各種費用が無料等のプロモーションが行われて「割安」になっていたことが理由です。
現在は中心地の供給戸数が少なくなってきている影響から、今後は3.の売買が活発となり、リセール市場へと移っていく事が想定されます。そのために新築物件を仕込んでおく方も増えている印象です。

バンコクコンドミニアムの物件選定のポイント

バンコクで物件をご検討いただくうえで、気を付けるべきポイントがあります。今回は3点お伝えしますので、日本とは環境が違うタイの物件選定の際に、よろしければご参考にしてみてください。

物件の立地

<居住の場合>
ご自身の居住用の場合、生活スタイルに合った場所を選ぶことが将来的な住みやすさに繋がります。弊社では、居住の難易度や売却の難易度が低いという点から、以下4エリアをおすすめしています。

バンコクの主要エリア

スクンビット西側エリア(アソーク〜プラカノン)は、日本人が多く日本人向けサービスが潤沢にあるため、日本と変わらない生活ができるのが大きな魅力です。2022年から移住者が増加していることから、このエリアは新築の広めの物件が枯渇してきている状況にあります。
また近年は、プラカノン駅より東のオンヌット駅~プンナウィティ駅のエリアまで日本人の居住域が広がっています。

リバーサイドエリアは、有名なインターナショナルスクールがあり、学校にお子様を通わせたい方や、日本人エリアから離れた場所をご希望のお客様が住まれているエリアです。観光地が多いため視察の際は好印象なエリアとなりますが、日本人向けサービスがスクンビットエリアと比較して極端に少ないため、住んでみるとギャップがあります。こちらのエリアをご希望の方は、短期の賃貸で一度居住されることをおすすめしています。

また、金融街のシーロムエリアの場合、スクンビットエリアとリバーサイドエリアの真ん中に位置し、どちらの利点も得られるエリアとなっております。ただし日系スーパーやその他の日本語サービスはスクンビットに集中しているため、必要な場合はスクンビットエリアまで出向く必要があります。

<投資の場合>
投資用でご検討の場合、賃貸付けや転売のターゲット、ご予算によってもエリアが代わってきます。ただ弊社では基本的に、スクンビットエリア(東側及び西側)周辺の物件をおすすめしております。
賃料の高い外国人が多く住むエリアでアッパーミドル以上のタイ人の需要も高いため、他と比べて賃貸と売却の難易度が低いことと、日系エージェントが多く物件管理サービスが充実していることがその理由です。エージェントが少ないエリアの場合、管理のできるエージェントが見つからないリスクもありますのでご注意下さい。

また日本と異なる点として、駅近物件であっても近い将来ではまだ転売マーケットが構築されにくいと予想されるエリアがあることが挙げられます。タイ人のローカル層が多く賃料の水準が低いため、コストを含めると資金の回収が難しいエリアがそれにあたります。
また逆に中心地のトンローなどの場合、駅から離れているエリアでも栄えている事があります。現地に住んでいる方や現地にオフィスのあるエージェントに地域の特徴を確認することが重要です。

将来的な売却

投資はもちろん、居住用としてコンドミニアムのご購入をされた方でも、しばらく住まれた後に生活状況が変わり、売却ができずにご相談をいただくケースが多くあります。
そのため購入時に、売却のしやすい物件をしっかり選定することが重要になります。例えば、もし値下げされた金額やプロモーションだけを判断材料としてしまうと、売却難易度の高い物件に当たってしまう可能性も。そのような物件は、将来的に周りのマーケットが上昇した際にも、資産価値が低くて売却できないということがあります。

商習慣の違い

タイは日本と商習慣が違い、宅建業法もありません。
基本的にタイのデベロッパーやタイ人エージェントは、物件紹介や名義変更手続きの簡単なサービスのみで、その他のサポートはしない商習慣の元で動いています。そのため不動産購入前後のサポートがなく、購入したのは良いがそのあと何もしてもらえないという事態が発生します。
言葉の問題もありますし、タイに長く住んでおりタイの文化を理解されている方を除き、エージェントの選定は慎重に行うことをおすすめしています。特にフリーエージェントについては、慣れていないとトラブルが発生することも多いためご注意下さい。

野村不動産×Origin社 最新竣工済み物件ご紹介

Park Origin Thonglor(パークオリジン・トンロー)

スクンビット屈指の繁華街であるトンロー通り。そのど真ん中に、他の建物から頭ひとつ突き抜けた3棟の高層コンドミニアムがあります。それがこのPark Origin Thonglorです。

A棟(39階)、B棟(53階)、C棟(59階)という、バンコクでも屈指の高さを誇るこの物件は、その室内も天井高3.5mとひろびろ。各棟それぞれ独立している共有施設も最上級グレードで、バンコクの中心でゆとりある生活を過ごしたい方におすすめできる、スーパーラグジュアリーのコンドミニアムです。
竣工は2022年。すでにバンコクでは好立地にコンドミニアムを建設できる余地がなくなってきつつあるので、貴重な物件になっています。タイを代表するデベロッパーであるオリジンに加えて野村不動産も開発に携わっているという信頼感は、タイで不動産を買う時には大きな安心材料です。

Park Origin Thonglor(パークオリジン・トンロー)

〈販売ユニット例〉※2023年9月22日時点
〇32階・1ベッドルーム(30.54平米)⇒ 8,040,000バーツ
〇52階・2ベッドルーム(68.13平米)⇒26,110,000バーツ

この他にも、バンコクには300万バーツから~5億バーツ(約1,200万円〜約20億円)を超えるものまで幅広く物件があり、物件選定から購入・登記・内装・賃貸付け・管理・売却まで、日本語でワンストップのサービスを受けることができます。また通常タイの商習慣では行われないような詳細が記載された契約書の準備や、物件ご購入後の銀行口座の開設など不動産ご購入以外のサポートもあります。
現地を知る日本人スタッフによりお客様それぞれに最適な物件をご提案できますので、タイの不動産について気になった方は、こちらからお問い合わせください。

野村不動産×Origin社 竣工済み物件・視察ツアー日程

※現地集合・現地解散になります。下記日程とは別に個別でも受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。

・1回目:2023年10月7日(土)
・2回目:2023年11月4日(土)
・3回目:2023年12月2日(土)

〈スケジュール例〉
10:00 → Nikko Hotel Thonglor集合
10:30 → Knights Bridge Prime Onnut視察(1時間ほど)
12:00 → 昼食
13:00 → Park Origin Thonglor視察(1時間ほど)
14:00 → Nikko Hotel Thonglorにて解散
~17:00 → 個別相談会(※ご希望の方のみ承ります)

また4名様以上のグループの場合、視察会の前後の日程でプライベートゴルフもセット可能です(実費ご負担)。
視察会への参加をご希望の方は、こちらからご連絡ください。

北浦 洋二
北浦 洋二

北浦 洋二心友アセット・マネジメント

2002年日興コーディアル証券(現SMBC日興証券)入社。
株式会社リクルートを経て、2014年心友不動産 (Shinyu Real Estate Co., Ltd.)をタイ現地に設立。タイの不動産を使った資産運用コンサルティング事業を展開。
2020年心友アセット・マネジメント (Shinyu Asset Management Co., Ltd.)を設立。日本のクライアントに向け、タイにおけるホテルや商業ビル等の収益用・事業用不動産の仲介事業を開始。
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