子どもの命を守る!子育て世代の防災対策
子どもと安心して暮らすために考えておくべき防災対策とは?ママライターが、防犯・防災の専門家、セコム株式会社の広報・寺本さんにお話を聞きました!
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子どもの命を守る!子育て世代の防災対策
子どもと安心して暮らすために考えておくべき防災対策とは?ママライターが、防犯・防災の専門家、セコム株式会社の広報・寺本さんにお話を聞きました!
2017.07.27
もしもの時に困らないために、普段からチェックしておくといいWebサイトや災害時に役立つSNSやアプリはあるのでしょうか?
危機管理対策の専門家・合同会社グローバルリンクの市居嗣之さんにお話を伺いました。
TwitterやLINE、ブログなどのSNSや、各種事業会社が運営するWebサイトなどから防災に関する情報に触れ、その情報をもとに防災対策をしている方もいるのではないでしょうか。
しかし、市居さんによると、これらの情報は、住んでいる地域には該当しないものもあるのだとか。まず目を通し、フォローしておきたいのは、地域環境に応じた情報に特化している「自治体発信の情報」だといいます。
確かに、交通手段も人口密度も支援物資が届くルートやタイミングも、地域によってさまざまです。地域の特性に合った情報が、一番その家族に有用な情報であるとも言えるでしょう。
筆者の住まいがある横浜市の防災ページを開いてみたところ、防災情報がメールやTwitterで配信されていました。また、市の「防災計画」を見てみると、備蓄品の内容や保管場所のほか、災害時に行政が行う対応についても事細かに記されていました。
住んでいる街の災害計画を知ることで、災害時に取るべき具体的な行動について家族で話し合うことができるほか、有事の際の判断もスムーズに行うことができます。自治体のホームページを開く機会は多くありませんが、一度防災関連情報をチェックしておくことをおすすめします。
では、実際に災害に遭ってしまった時、私たちはどのような情報を信用し、どのようなことに気をつけて情報収集を行えばよいのでしょうか。市居さんは、「情報に一切触れないのも一つの手だ」という考えを示してくれました。
「実際に起こっていることと、世の中に出る情報が違うこともある。そういった情報に惑わされないために、有事の際は、自分の目で実際に見た情報で判断するという割り切りも必要だと思います。」
ただ、これから起こり得ることや基本的な対応の仕方を知っていないと、混乱の中で慌てて情報収集をしなくてはなりません。日頃から災害時の対応等、基本的な情報に目を通しておけるよう、子育て世帯におすすめしたいSNSとアプリをご紹介します。
・NHK生活・防災(@nhk_seikatsu?)―Twitter
NHKの公式アカウント。災害情報や防災減災につながる情報、子育てに関する情報など、暮らしに関する情報が発信されています。
・セコムあんしんアプリ (iTunes) (Android)
防災・防犯のプロが集まるセコムの社員が、安全な生活に欠かせない情報を発信しています。中でも「子どもの安全ブログ」はママ必読です。
・子どもの安全ブログ
・Yahoo!防災速報アプリ
自宅や勤務先など、登録地域の地震情報や津波予報、避難情報のほか、自治体からの緊急情報が配信されます。災害状況を迅速に知ることができ、便利です。
災害対策本部での研修も行っている市居さんによると、自治体が発信する情報に目を通しておくことや知識や物資を備えておくことに加え、被災した際にSNSなどで「情報を発信する」環境を整えておくことも重要だといいます。
「物資が来ないというのは、情報が本部に届いていないということなんです。本部は情報が届いたところから対応していきますので、まずは声を上げることが重要になります」と市居さんが言うように、状況がわからないことには対応のしようがないのでしょう。万一の時には、待っているだけではなく、被災している状況を伝え、自らのヘルプの声を上げる必要があることを心に留めておきましょう。
また、状況を知らせる以外にも、「こんな情報が欲しい」「これはどうなっているのか」といった自分が求める情報を、SNS等を使って入手するのも賢い手かもしれません。災害に備え、しっかりと情報を届けられる方法も用意しておきたいものです。
取材協力:セコム株式会社
・子どもの安全ブログ http://www.secom.co.jp/kodomo/
・女性のためのあんしんライフnavi http://www.secom.co.jp/anshinnavi/