「色育」で子どもとコミュニケーション!
毎日の生活で「色」を使って子どもとのコミュニケーションを増やす工夫を紹介します。
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「色育」で子どもとコミュニケーション!
毎日の生活で「色」を使って子どもとのコミュニケーションを増やす工夫を紹介します。
2015.01.29
みなさんは「色育(いろいく)」をご存知ですか。子育てをしていると「食育」「木育」など「○○育」という言葉が目につきますよね。私も子育て中に「色育」に出会いました。そのおかげで子どもとの時間の使い方が変わり子育てが楽しくなりました。沢山のママたちに知ってもらいたい「色育」について、テーマ別に楽しむ方法をご紹介していきたいと思います。まずは、そもそも「色育」ってどんなものなのでしょうか。
色育は色の持つチカラを活用して「集中力」「想像力」「コミュニケーション力」を育てるプログラムです。現代社会において必要とされるこの3つのチカラ、つまり「生きるチカラ」を色を使って親子で楽しく育てるのが色育の目的です。現在、日本全国にいる約1000名の(社)日本色育推進会認定の色育アドバイザーが、さまざまな場所で絵本や塗り絵などのカラーワークによる講座や体験会を開催しています。「育児は育自」をモットーに親自身も一緒に楽しみながら成長してほしい、と考えています。
スピーディーで便利になると同時に「待つ」ことが少なくなってしまった現在の私たち。「かくれんぼ」や「だるまさんが転んだ」などをして遊ぶ子どもの姿も見なくなりました。待つことがイヤで我慢ができずに、つい先に手や口が出てしまう、いわゆる「キレる子ども」が増えたら困りますよね。また、思わぬトラブルになる前に先を想像することができる子どもに育てるためにも「待つこと」や「想像すること」が楽しくなる色育の不思議な絵本は作られました。
この絵本は30秒待つと不思議な体験ができる絵本です。「待つこと」が楽しくなるような絵本を子どもが喜んで繰り返し読むようになれば、自然に集中力を育てるトレニーングになると考えられてます。楽しく「集中力」「想像力」を育てる絵本、ママも一日の中で30秒だけでいいのでお子さんを膝の上に乗せてリラックスして、一緒に数を数えながら読んでください。案外ママのほうがこの時間を必要としているかもしれませんよ。
(色育絵本「みてみて。」は一般販売はしておりません。各地の色育アドバイザーよりお買い求めいただけます)
絵本とは別に、想像力やコミュニケーション力を育てるカラーワークとして色育キャラクターの「ぎゅっとくん」の塗り絵があります。既存のキャラクターの塗り絵には決まった色を塗りますが、白くて無表情のぎゅっとくんを子どもたちはいろんな色で塗ります。顔に表情がついたり、果物や女の子になったり・・子どもの想像力にはいつも驚かされます。そして面白いことに同じぎゅっとくんは1つもありません。
みなさんのお子さんはどんな風にぎゅっとくんを塗るのでしょうか。興味ありませんか。
子どもはぎゅっとくんに無意識に今の自分を重ねて表現することがあります(自己投影)。
息子が水疱瘡になって学校を休んでいて毎日つまらないと言いながら塗ったぎゅっとくんは同じように水疱瘡になっています。
これを見て「水疱瘡くらいでいちいちメソメソしないの!」と言ったら息子はどんな気持ちになったでしょうか。私は息子の気持ちに寄り添って「つらかったね」とメッセージを書きました。いつもはガミガミと口うるさい私ですが(汗)こんなときの優しい声がけが思いやりのある子どもを育てると思います。
水疱瘡が治ったあとは明るい色で塗りました。スッキリしたようです。
色育の塗り絵は普通の塗り絵とは違い、子どもの今の状態や気持ちの変化が見事に色で表現されます。
ちなみに、塗り絵に書いてある「黄色といったら?」というような「色の連想ゲーム」も色育的な想像力を育てるゲームです。(色遊びについてはまたご紹介しますね)
このように「色育」によって子どもにいろんなチカラが育つと同時に親子のコミュニケーションがとりやすく、子育てが少しラクになると思います。そしてママ自身も色に癒されれば一石二鳥ですよね。
子どもと一緒に気軽に「色育」はじめてみませんか。全国各地の色育講座についての詳細は日本色育推進会のHP http://www.iroiku.com/ をご確認ください。
次回は「ファッションに色育(いろいく)」のテーマで、毎日の洋服や持ち物などでも色育の楽しみ方をお伝えしたいと思います。
お楽しみに!ビバ色育!